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何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

タイトルを見て
おや、とうとうおかしくなってしまったか
と思った方もいるかもしれません。

そう、日本語の「愛してる」は
それぐらい、力のある一言です。

今日は、この
「愛してる」について書こうと思います。













おちゃらけた外国人に、よく聞かれる。
特に「スタン」系の国の人。

「我爱你って、日本語で何て言うの?」

「あいしている、だよ」

「アイシテル?うん。ははは。アイシテル」

楽しそうに、愛してる、と連呼する
しょうもない人達。

外国語だから、その発音と、そこに含まれる意味とが
しっかりマッチしていないので
軽々しく、連呼できるんだろうと思う。

私としては、愛してる、と連呼している彼らを見るのは
どうも忍びない。



発音と意味とがマッチしていない、というのもあるけれど
それだけではなく、他の外国語に比べて
日本語の「愛してる」は、少し意味が重いような気がする。

欧米の人は時々、電話を切るときに

「I love you」

と言って切る。

そのことを聞いてみたら
家族や恋人、とても親しい人には、よく言うらしい。
あとは、それぞれの性格による。

それを聞いて、日本語で考えてみた。

家族と電話をして、切り際に一言

「愛してるよ」

うーん…。

私は言う。

「日本人で、それをやったら
 どうしたんだ?明日、死ぬのか?って思われるかも」

と言ったら、欧米系の人達は爆笑。

「何?じゃあ、いつ言うの?」

「うーん…たぶん、ここぞっていうときに…。
 愛してるってしょっちゅう言う人は、信用できない感じがする」

「えぇーそうなんだーっ」



愛してる、を言う場面として、私の印象に残っているのは
漫画「タッチ」で、たっちゃんが南ちゃんに告白するシーン。

双子の弟が亡くなって、複雑な関係での告白

「上杉達也は浅倉南を愛しています
 世界中の誰よりも」

そして南ちゃんが言う。

「もう一度言って」

たっちゃんは言う。

「また50年後に」

そう、愛してる、という言葉には
50年ほどの重みがあるといっても過言ではない。

決して、電話を切る際に言う言葉ではないし
ましてや、意味もわからず、あははと笑って言う言葉でもない。

なんとも重い言葉、「愛してる」












よく、各国の言葉で「愛してる」を言う人がいます。
その際は、くれぐれも気をつけましょう。

その「愛してる」、重さはどれぐらいですか?

雲南省の省都、昆明には一泊しました。

これといった印象はありませんが
有名な石林というところへ行きました。

石が林のように生えているところです。

これといった印象はないので
さっき見た映画の話も交えて、書きたいと思います。











昆明の中心地から、車で一時間半ほど。
そこには、たくさんの石が生えている。



昔々、ここは海の中だったらしい。

地上にあっても、海の中にあっても
異様な光景。



落ちてきそう。





この石林を舞台にした映画がある。
阿詩瑪という、サニ族の女性が主人公のミュージカル映画。

1960年代の映画で
今日、DVDを見てみたら、すごく面白かった。

内容は、こんな感じ。



阿詩瑪という美しい娘には
阿黒というボーイフレンドがいる。

でも、阿黒が遠くへ羊の放牧をしに行くことになった。
悲しい阿詩瑪。

その間、村の金持ちが、阿詩瑪をかっさらい
結婚の準備を始める。

めちゃくちゃ怒る阿詩瑪。
茶碗は割るし、贈り物は捨てるし、相手をビンタするしで
なかなか激しい。

山の上にいる阿黒に、このことを伝えたい阿詩瑪。
川へ行き

「水よ水~♪あなたはどうして下に流れるの~♪」

と歌うと、水が川下から川上に向かって逆流し始める。
阿詩瑪は喜び、その水に一輪の花を浮かべた。

その花は逆流した水にのって、山の上にいる阿黒のもとに届き
阿黒は、阿詩瑪のピンチだ、と何故か理解し
馬に乗り、ものすごい勢いで帰ってくる。

岩に囲まれて、行き止まりになったときには
矢を放つと、岩が割れて道ができ
森で迷えば、矢を放つと、木が移動して道ができる。

今頃、放牧していた羊達は
すっかり野生に戻っていることだろう。


そして、なんとか帰りついた阿黒。
阿詩瑪をさらった金持ちの家へ行き、勝負を申し込む。

すると、二人は、どういうわけか
歌で討論大会を始めた。

第三者の歌が入る。

「二人は~♪三日三晩~歌い続けた~♪」

そして阿黒が勝利し、阿詩瑪を取り戻し
二人は、馬に乗って帰る。

しかし、金持ちは悔しかったらしく
復讐しようと、ついて来る。

金持ちが、岩に何かをしたら
突然、どこからともなく、水があふれてきた。

水に流され、離れてしまった阿詩瑪と阿黒。

次第に水がひき、石林が現れる。
阿黒は阿詩瑪を探す。

すると、阿詩瑪の歌が聞こえてくる。
歌声をたよりに、阿詩瑪を探す。

しかし、そこには
阿詩瑪のような形をした、岩が立っていた。
岩が歌う。

「あなたとは~一緒になれないけれど~♪
 私はいつまでもここにいるわ~♪」

                  完


内容もさることながら
映像効果も、「オモチャ!?」というような感じで
なかなか面白かった。

石林観光は、迫力があって面白かったけれど
阿詩瑪を見てから行けば、もっと面白かったかもしれない。

でも、石林に行かなかったら
阿詩瑪を見ることはなかっただろう。












一泊した昆明
結局、ほとんど阿詩瑪の話をしてしまいました。

昆明の後、私は更に南下し
シーサンパンナという所へ行きました。

次回は、シーサンパンナの
ジノ―族について書こうと思います。

日中情勢最悪な昨今
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

たまには、現地にいる人らしく
現地の状況を綴ってみたいと思います。













大使館や日系スーパーが襲撃にあったりと
物騒な中国。

「29都市でデモ発生」

そんなニュースが流れる中国。


中国に四つだけの直轄市、天津は
なぜか、その29都市に入らない。


田舎に思われがちな天津だけど
北京市、上海市、重慶市に肩を並べる、「直轄市」。
ちなみに他は「省」。

日本企業もたくさん進出していて
繁華街には伊勢丹やヤマダ電機が並ぶ。


そんな天津は
やはりなぜか、あの29都市には入らない。


ただ、そんな天津でも

「伊勢丹のあたりで游行があったらしい」

という情報を耳にし、その写真を見せてもらった。

白い横断幕みたいなものを、学生五人ぐらいが持ち
歩行者天国のところを、てくてく歩いている。

その学生達が、なんとも
楽しそう。

周りのおっちゃん達も、笑いながら眺めている。


「游行」

この中国語には、二つの意味がある。

1、デモ行進
2、パレード


「伊勢丹のあたりで游行があったらしい」

その「游行」は
デモ行進なのか、パレードなのかは
見た人の判断に委ねるしかない。



まぁ、そうは言っても、注意が必要。

私の仕事は、イベントのお手伝いをすることが多いんだけれど
日本関係のイベントは、次々と中止。

残るは、イベントの為に集めた景品

「買い取るか…」

ため息まじりに、有志でお買い上げ。


どこぞの島の為に、手元に残るは
お食事券やマッサージ券。

日中関係が回復することを祈るばかり。













イベント中止の為、私の仕事はてんやわんや

そんな時は、いつでも
あのウサギ達に癒されに行くのです。

日中関係が悪かろうと
どういうわけか、ウサギはいつも可愛いのです。