何故か、台湾にて -30ページ目

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

台湾は色々と、オープンです。


かっこいいけど、明らかに女の人っていう人と

かわいらしい女の子が、手を繋いで歩いていたり

妙に距離の近い男の人が二人、楽しそうに歩いていたりします。


最近、私の勤め先の塾に

なんだか、とてもかわいい男性が

受付さんとして、新しく入ってきました。







私の塾の受付さんは、全員、女性。

そこに突如現れた、スラリと背の高い男性。


最初、少しびっくりして、遠くから見ていたけど

向こうはいつでも、誰でも、受け入れてくれるらしく

私を見るたび、かわいく手を振ってくれる。

両手で。


あまりにかわいくて、思わず笑顔になる。


かわいらしい物腰の

彼の名は、エルヴィス。

強そう。



受付さんは、英語部、日本語部と分かれていて

エルヴィスは、英語部の受付さん。

なので、基本的に、関わりは全くない。


しかしエルヴィスは、いつでも

かわいく手を振ってくれる。



昨日、廊下で学生さんと話していたら

突然、エルヴィスが現れた。


どうやら、私達の横に置いてある

ゴミ箱に用があったらしい。


用があったのはゴミ箱だが

そこに人がいれば、とりあえず話しかけるエルヴィス。


「これはね、トマトでーす」


日本語で話す私達の横から

何のためらいもなく、中国語で入ってくるエルヴィス。


「でもね、捨てちゃうのー」


「えっ、どうして?」


「見て、見える?これ

 ちょっと悪くなってるでしょ?色も悪いし。

 食べる?」


「ううん、いいや。」


「そっかー、うーん、残念。

 捨てちゃおーっと。

 じゃ、二人はそのまま、日本語でおしゃべりしててね

 じゃあねー」


トマトをゴミ箱に捨てたエルヴィスは

軽い足取りで、去って行った。



不思議と、距離を感じさせないエルヴィス。


後ろ姿を見ながら

そういえば、彼と話したのは初めてだったな、と思う。


学生さんは、きょとんとしながら

「あの人は、誰ですか?」と聞いてきた。







台湾は、色々、オープンです。

だからこそ、色んな人の魅力が発揮されるのだと思います。


私は今,

かわいいエルヴィスと

仲良くなりたいなぁとムラムラしています。

今、幼稚園生を教えていますが

「これ、意味あんのか?」と、よく思います。


そして、ぱーっとしている子供達を見ながら

思い出すことがあります。


私も、幼稚園~小学校低学年

イギリス人の家庭教師の先生がいたのです。







5歳から9歳まで、香港に住んでいた。

当時は変換前だったので、イギリス領だった。


うちは三兄弟で

母が三人まとめて、英語の家庭教師をつけた。


イギリス人の、ベレル先生。

よく覚えてないけど、優しい人だった。



私は、「英語を勉強する」と言われて、何を思ったんだろうか。

きっと、何とも思っていなかったんだろう。

なんとなく、30分間、座っているだけだった。


アヒルの絵カードを見せられたら、「だっく」

熊の絵カードを見せられたら、「べあー」


他に何をやっていたか、全く覚えていない。

絵本を読み聞かせてくれたような気はする。


あとは、絵カードの絵を覚えている。

全くもって、どうでもいい。



今ならわかる。


ベレル先生、私を教えていて

つまらなかっただろうなぁ。


手ごたえがない。

単語は何回か教えたら覚えるけど

それ以上は見込めない。


きっと、こう思っただろう。

「これ、意味あんのか?」




それから、私は大きくなって

中学校で、ほぼ一から、英語を勉強した。


途中で挫折し、英語が嫌いになった。

大学では一切、勉強しなかった。


台湾に来て、同僚に誘われ、なんとなく英会話を始めた。

中学英語でさえ、見事に忘れていた。



私も思う。

「あれ、意味あったのか?」


だから今、子供を教えていても、思う。


「この子ら、将来、日本語なんて使わず

 全部、忘れてしまうんだろうよ。

 わたしゃ何やってるんだろうか」








子供の頃の記憶は、ひどく曖昧です。

せめて、いつか、子供達が大きくなって

私のことを思い出してくれるといいなと思います。


「若くて、可愛くて、優しい日本語の先生がいたなぁ」


ベレル先生のことは、よく覚えてないけれど

今、私の中でのベレル先生は

若くてきれいなイギリス人の先生なのです。

さて、北京行きが決まったところで

留学のことを考えなくてはいけません。


一旦、仕事は諦めて

留学生として、北京入りするつもりです。


ただ、それはそれで

手続きが色々と面倒くさいものです。



最初、少し中国語も話せるし

手続きは自分でできるかな、と考えましたが

やはりお相手は中国大陸、何が起こるかわからないなと思い

エージェントを通すことにしました。


まず、エージェントを選ぶだけでも面倒くさい。

エージェントは山ほどある。

なんであんなにあるんだろう。


私は「毎日留学ナビ」というところにお願いすることにしました。


なぜかというと

エージェントは普通、問い合わせ先がフリーダイヤルなんです。


外国からとなると、フリーダイヤルは使えません。


困ったなぁと思いながら、適当に資料請求をしてみたら

毎日留学ナビさんが、すぐにメールを送ってくれました。


「申し訳ありませんが、海外に資料をお届けすることはできません。」


というような、謝りのメールでしたが

色々と手を考えてくれて、とても親切な感じがしました。

結局、なんとなく、そこに決めました。



エージェントが決まったら、次は

留学先の学校を決めなくてはいけません。

これまた、面倒くさい。


最初、無難に、「北京語言大学」という

留学生受け入れで一番有名な大学でいいかなと思いましたが

「中央民族大学」という、面白そうな大学が目に入り

そこにしました。


そこは、中国の50以上の少数民族が通う大学で

学生の六割以上が少数民族だそうです。


学食には、それぞれの民族料理のお店があり

学園祭では、それぞれが民族の衣装を着て、踊ったりするそうです。


肝心の、中国語教育については、定かではありません。

ただ、「面白そう」という、その精神で決めました。


吉と出るか、凶と出るかは、わかりません。




このように、決めることが色々あるように見えますが

私の場合、勉強する言葉も国も地域も、住む家まで決まっています。


漠然と、何のツテもなく

「留学したいなぁ」と思って、留学する人は

相当なエネルギーが必要なんだなと思いました。

世の留学生を尊敬します。



まだまだ、手続きは済んでいないので

頑張ります。


今はメールで色々済ませられる

便利な時代のようです。