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何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

どうもこんにちは。


私は今、親とともに台湾にいて

のうのうと過ごしていますが

親が転勤することになりました。


親が転勤するというのなら

寄生虫の私も、ついて行かなくてはなりません。



ということで

おそらく、台湾にいるのは九月半ばまでとなりました。

次は北京に行きます。


親は六月半ばで、台湾を離れるのですが

私は今の職場との契約が、九月半ばまでなので

それまでは台湾で働こうと思います。


七月、八月は

学生は夏休みで、塾としては一番忙しいときです。

さすがにそれを放り出すほど、私の気は強くありません。



ただ、困ったことに

家がありません。


二か月ちょっとなので、家を借りるには敷金・礼金が無駄。

マンスリーホテルは高い。

ゲストハウスはドミトリー。二か月ドミトリーは辛い。


などなど、今、頭を悩ませております。

まぁいざとなれば、なんとでもなります。



北京では、仕事が見つかれば一番いいのですが

北京での日本語教師の就職口が少ないので

とりあえず最初は、留学生として行きます。


もうちょっとちゃんと中国語を勉強したいなとも思っていたので

これを機に、せっせと勉強したいと思います。たぶん。


留学中に、きょろきょろしてみて

仕事があったらいいなぁと思っています。




私が今、一番恐れていることは

北京で仕事が見つからず、中国語も中途半端

そんな状態で途方に暮れることです。


まだまだ、暗闇を手探りで進む私です。


できれば、ここもまた

ところてんのように、スルリといけばいいなぁなんて

思っているのです。

先日、日本から友達が遊びに来ました。


「蛇とスッポンが食べたい」


と言うので

蛇とすっぽんを食べに行きました。







「蛇スープがある」というのは

ちょこちょこ、耳にしていた。


以前、中国語クラスのクラスメイトが飲んだと言っていて

「あれは男の人にいい」とかなんとか

ごにょごにょ言っていた。



友達の要望を叶えるべく、調べてみると

龍山寺というお寺の近くに、昔ながらの夜市があり

そこにあるとのこと。


名前は、華西夜市。

職場の先生に聞いたところ、ここは以前、赤線が引かれ

その中では、売春が認められていたとか。


だから、殿方はそこへ行く前に、蛇やスッポンを食べ

張り切って出陣していたとのこと。

合理的なんだか、なんなんだか。



いざ、華西夜市へ行ってみると、これがまた

うさんくさい。


夜市っていうと、きらびやかなイメージがあったけど

ここは、日本の昔ながらの商店街に

毒々しい色のライトをぶら下げたような感じで

道ゆく人の年齢層も高い。


歩いていたら間違えて、裏道に入ってしまい

そこにある一見普通のアパートに、やたら男女が出入りしていて

今でも残っているんだなと思った。


ただ、その女の人達は

日本みたいに、濃いお化粧をしたり、着飾ったりせず

普通にしていて、なんか面白かった。



蛇とスッポンの店は、いくつかあった。


お店の前に、生きている、めちゃくちゃでかい蛇や

ネズミを展示している。


とあるお店の名前は、「毒蛇研究所」

研究しているだけであって、料理に出すわけではない。と思う。



いざ、注文。

蛇のお肉の炒め物と、スッポンのスープ。


蛇のお肉は、すごくおいしかった。

歯ごたえがあって、味つけもピリ辛で

ビールによく合う。


スッポンのスープは、やたらと健康そう。

スッポンのプルプルお肉、恐らくコラーゲンたっぷり。


しかし、あまりおいしくはない。

どうやら、漢方の何かが入っているらしく

漢方の匂いがキツかった。



そして、そこについてきた

小さな小さな、三つのグラス。


中には赤い液体、緑の液体、乳白色の液体。

そして赤いのには、ピンク色のカプセルが入っている。


怪しい。怪しすぎる。


お店の人に聞くと

「赤いのはスッポンの血、緑はスッポンの肝、乳白色はスッポンの卵」

と言われた。


ただ、赤い液体の中にあったカプセルについては

何も触れられなかった。


試しに、その液体をちょこっと飲んでみると

お酒の味がした。

お酒と割ってあるらしい。


お店の人が、カプセルには何も触れなかったので

私達も、触れないでおいた。








これからも、あの夜市では

毒々しい光と

毒々しいけどやたら健康で、逆に毒々しい気がする料理を

絶えず提供していくのでしょう。


きっと今でも、誰かが必要としているのです。

台湾のママは怖いです。

なんか、恐いというより、怖い、という感じがします。


塾に勤めていると

そこら中で、怒られている子供と

怒っているお母さんを目にします。







私の受け持っている、幼稚園生クラス。

5歳ぐらいの、まだまだ小さい子供達なので

親同伴でもいいことになっている。


先日、集中力がなく、ぼけーっとしていた生徒が

休憩中、お母さんに怒られていた。


そのお母さん、中国語でこんなことを言っていた。


「あなたの目はどこにあるの?

 耳はどこにあるの?

 じゃあなんで先生を見ないの?

 なんで先生の話を聞かないの?」


子供に首を振らせない

理詰めの叱り方。


もし、あのお母さんに

ああいう言い方で、クレームをつけられたら

私は登塾拒否になるかもしれない。




また、ある日

コピーを取りに行ったとき。


コピー室は、子供やお母さん達がご飯を食べられるような

ちょっとした、憩いスペースになっている。


そこでまた、男の子がお母さんに怒られていた。


怒られている理由はわからなかったが

そのお母さんは、こんなことを言っていた。


「あなたのご飯は、私が食べさせてあげているし

 お金も、私が稼いできてあげてるでしょう?

 そのことについて、どう思ってるの?」


どう思うも何もなぁ…と思うが

その男の子は、うつむきながら、一言

こう答えた。


「………感謝。」


母の怖さを知っている少年。

今後とも、母に逆らえる日は来ないだろう。




こういう子供達を見ていると、大変そうだなぁと思うけれど

不服に思っていることもある。


子供達は、本能的に

「ナメてはいけない大人」と、「ナメてもいい大人」を嗅ぎわける。


そして、ほとんどの子供が

私のことを、「ナメてもいい大人」だと判断する。


悔しいが、その判断は間違っていない。

なぜなら、私は

彼らのお母さんが怖いから。








保護者同伴の子供クラスは、毎回、緊張します。


お母さんに怒られている子供を見ながら

私も怒られたら嫌だなぁと思っています。