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何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

今、旅に出ています。
雲南省の僻地の湖のほとりにいます。

旅行記は帰ってからまた書こうと思います。
少数民族に会おうの旅です。



さて、大晦日です。
全然そんな感じがしません。

中国では旧暦のお正月が大事なので
普通の1月1日は、まぁめでたいかな、ぐらいです。


今日、ゲストハウスで
ゲストハウスを経営してる人達とお昼を食べました。

ふらりと、地元民がやってきて
経営者達とおしゃべりを始めました。

「今日は、新年だろう」

「違うよ、新年は明日だよ。」

「そうか…じゃあ、今日は何日だ?」

「12月31日」


なんていう会話だろうと思いました。


今年は台湾から北京に移り
色々な変化があった年でした。
でも楽しかったです。

ブログを読んでくださっている方、どうもありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。

ではでは、よいお年を。

先日、留学生の友達数人で
スキーに行ってきました。

北京市内から、バスで一時間半ほどのところに
南山というスキー場があります。

日本だと、スキーに行くには泊まりがけ、というイメージだったので
便利なものです。

私は、何回か滑ったことがある程度。

それでも、その友達の中では
「一番よくできる人」でした。










私と、韓国人の女の子と
インドネシア人が三人。

インドネシアの子は、スキーが初めてどころか
北京に来て初めて雪を見た、とのこと。

北京ではまだ雪は積もっていないので
「雪を踏む」という感覚にも、目を輝かせる。


韓国人と、一人のインドネシア人は
一回スノーボードをしたことがある、ということで
彼らとは最初、別行動。

私は、初スキーの二人
フィオナとアルフレッドのお世話。

まず、スキー靴の履き方から教える。
そしてスキー板にどうやって靴をはめるか。

スキー板がはまったら、嬉しくなっちゃったらしく
滑っていってしまったフィオナとアルフレッド。

すごいスピードで落ちていき、転ぶ。
そして起き上がれない。
二人を起こすのに一苦労。


「ねぇ、どうやって止まるの!?」

止まるときはね、板を八の字にして…

「ねぇねぇ、みんな、曲がってるけど
 どうやって曲がるの!?」

右に曲がりたいときは、こっち側に力を入れて…

「力を入れる?」


アルフレッドは、中国語初級クラス。
通じない言葉が多い。

「力を入れるんだよ。力、力、パワー!」

必死に説明する。


次第に二人は
私を「先生」と呼び始める。

「アルフレッド、そんなに速いと危ないから」

「危ない?」

「そう、危ない。デンジャラス!
 最初はもっとゆっくり滑ろう。」

アルフレッドは特に、減速ということができない。

「でも先生、ゆっくりは、難しい」


やはり、すごいスピードで滑るアルフレッド。

「ゆっくり!ゆっくり!」

「せんせー!ゆっくりなんて…できないよー!」

そう言いながら滑り落ちていくインドネシア人を見ながら
私は一体、北京で何をしてるんだろう、と思った。



二人は、それなりに滑れるようになった。

「ありがとう先生!」

今まで、日本語教師としてたくさん生徒をもってきたけど
まさかスキーの生徒ができるとは思わなかった。









スキーへ行ったのは一昨日。
昨日は筋肉痛でした。

どういうわけか今日、更に筋肉痛がひどくなっている気がします。

トシでしょうか…

週一回、チベット族の学生さん五人に
日本語を教えています。

平仮名から始まる、基礎からのスタート。

元日本語教師、それぐらいはお手の物…と思いきや
苦戦しています。








元々、その五人には
私の友達が教えていた。

しかし、数回教えてみたけれど
いまいち教え方がわからない、と相談され
私が教えることに。

そこで発覚したのが
教科書問題。

既に五人は、教科書を持っていた。
厄介な教科書を。


まず、解説は全てチベット語。
意味不明。

チベット人の母語は、チベット語。
中国語も上手で、私との会話は中国語だけど
チベット人同士の会話は、やはりチベット語。


もちろん、私はチベット語なんてわからない。
日本語の部分を見て

「ここは、この文法を教える課なんだな」

ということはわかる。
しかし、どう解説されているのかはわからない。


そして、この教科書
明らかに古い。

例えば単語では、最初の課に「万年筆」が出てくる。

「万年筆って何?ボールペンのこと?」

と質問され、私自信

「万年筆って、何をもって万年筆とするんだろう…」

と悩む。

万年筆なんて最近使わないし
発音も難しい。

一人は何故か、どうしても
「まんねんひつ」という発音が「はなみず」になってしまい

「これは私の鼻水です」

と言うので困る。

「万年筆のことは、もう忘れてください」

と言ってみたけれど、最初の課に出てきた単語というのは
絶対忘れないものだ。



次の課の新出単語の欄には

「くださる」

というのがある。

くださるって、どういうことだ?と思っても
訳はチベット語なので、どういう意味で出てきているのか、わからない。

中国語で、皆に

「この“くださる”って、どう訳されてる?」

と聞いてみると

「“給我”(私にください)って書いてある」

と言う。


どういうことだろう。
「ください」のミスプリントだろうか。

若い外国人が、突然

「このりんご、くださる?」

なんて言ったら、なんかちょっと嫌だな。


などなど考え

「これ、ミスプリントです。
 “ください”に直してください。」

と言った。



自己紹介の課を教えていたとき。

“幸太”という日本語名の学生さんが
突然、こんなことを言った。

「私は幸太でございます。」

私は驚き、「えっ!?」と言って彼を見る。
彼は、きょとんとして

「前、そう習ったことがあるんだけど」

と言った。
一体、どんな貴婦人から習ったのか。



いざ、練習問題。

「以下のチベット語を日本語にしなさい」

私には原文がわからない。
学生さん達は必死に、書いてあるチベット語を日本語にしようとする。

「これ…この…田中!」

「このえんぴつは…田中!」

「このえんぴつは…田中です!」

皆、どうか落ち着いて。









大変なことは多いですが
毎回、なんだかとても楽しく教えています。

チベットの子達は皆、純朴で、きらきらしています。

きらきらとした目で、「あ」と「お」を間違い

「おれはえんぴつです」

なんて言われると、もう、たまりません。