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何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

不精な私が
せっせと書いています、雲南旅行記。

ロココシリーズ、4ですので
1~3をまだ読んでいない方は
そちらを先に読むことをお薦めします。









さて、1~3で、ロココの
あんな話やこんな話をしてきました。

では、どうやってモソ人とお友達になり
あんな話やこんな話を聞きだすのか。

私のパターンを書いておきますので
モソ人に興味のあるレディは、いないと思いますが、もしいたら
ご参考くださいませ。


まず、ロココで宿泊できる村は
大体、洛水村と里格村の二つに限られます。

里格村は、ほぼ観光者向けの村です。
あまり地元民は見られません。

私が泊まったのは、洛水村です。
こちらの方が、地元民が多いです。


そして、たまたま泊まった、「古樹人家」という宿には
二人のモソ人男性が、うろうろしています。
二人は兄弟。

どうやら、その宿の土地の持ち主らしいです。
土地を貸して、遊んで暮らしています。

遊んで暮らしているので、毎日、暇です。
話しかければ、応じてくれます。

そして、モソ人はお酒が好きなので
きっと、夜、お酒を飲もうと誘われるでしょう。


彼らと、その宿でお酒を飲んでいると
どこからともなく、他のモソ人が現れます。
その宿は、どうも溜まり場のようです。

そうやってお酒を飲みながら
モソ人文化を、根ほり葉ほり聞きましょう。


さて、問題はここからです。

あなたが素敵なレディであれば、誰かしら、モソ人が
何かしらアピールしてくることでしょう。
先に手を打つことが大切です。

まず、自分には彼氏がいる、という話を
さり気なくします。

または、デジカメで写真を見せているときや
手帳を開いたときなんかに
彼氏の写真を、わざと見せましょう。

彼氏がいないって?

そういうときは、友達にお願いして
適当に、ツーショットの写真を撮っておくのです。
なるべく、男前な友達にお願いしましょう。

そして、彼氏(偽彼氏)のノロケ話を
一つ二つ、しておきます。
そうすると、よっぽどのことがない限り
モソ人は諦めてくれます。


なぜなら、ロココには、一年中たくさんの観光客が来るので
彼らにとって、チャンスはいくらでもあります。
一人ぐらい、別になんてことないのです。

そして、通い婚の可能性がなくなったからといって
冷たくなるような、悪い人達ではありません。

彼らは、自分達の文化に誇りを持っているので
興味を持って質問すれば、なんでも答えてくれます。



どうして、男性ばかりなのでしょうか。

それは、女性は一生懸命働いているから。
男性の方が暇をしているので、友達になりやすいです。

私は少し、泊まった宿で働いているモソ人女性と話しました。

「えっ、25歳なのに、まだ結婚してないの?」

と、驚かれました。



以上が、私の
モソ人との交流方法です。
参考になったでしょうか。

一番の問題は、モソ人より何より
自分が、ロココの雰囲気に流されないかどうか、ということです。

少し落ち着いて
お金と時間を費やして、毎年ロココに訪れる女の子のことを考えれば
冷静になれるのではないかと思います。

別に、通い婚が絶対に悪いことだとは言いません。
言ってみれば、一種の文化体験です。

ただ、責任は負いかねますので、悪しからず。
 

ロココその2です。
ロココとはなんぞや?という方は
その1から読んでくださいませ。

きれいなきれいな、ロココ。
でも、魅力はそれだけではありません。

そこには、モソ人と呼ばれる民族が住んでいます。








モソ人。

人口は2万人ほど。
とても少ないので、中国からは
「民族」と認められていない。

なので、「モソ族」とは呼べない。
そこで仕方なく「モソ人」と呼ばれている。


見た目はチベット族に似ている。
男の人の民族衣装もチベット族と同じ。
そしてチベット仏教を信仰している。

群れるモソ人



チベット仏教の「マニ車」を回しながら歩くモソ人




ただ、モソ語はチベット語とは全く違う。

モソ語には文字がないので、記録がなく
モソ人自身、自分たちが一体どこから来たのか、よくわかっていない。


そんなモソ人、最大の特徴は
完全な母系社会ということ。

モソ人は結婚しない。
結婚ではなく、「走婚」という
いわば、通い婚。


夜、男の人はお目当ての女の人の家に行く。
そして朝になると帰る。

子供ができたら、女の人が、お母さんや兄弟と一緒に育てる。
旦那さんとは一緒に暮らさない。
つまり、一家に「父」という人は存在しない。

稼ぎ頭も女性。
モソ人の女性はよく働く。


では、男性は何をしているのか。

ふらふらしたり、工事の仕事を手伝ってみたり
観光の仕事を手伝ってみたり
ふらふらしたりしている。

姉や妹がいれば、その子供の世話をする。

自分の子供ができても、一緒には暮らさない。
たまに様子を見に行くぐらい。


私はロココでモソ人の友達ができたので
お酒を飲みながら、色々な質問をしてみた。

まとめるのが難しいので、Q&A形式にて失礼。


Q:中国語は話せるの?
A:学校はずっと中国語だったからできる。
  お年寄りはできない人もいる。

Q:学校はどこにあるの?
A:小・中学校は近くにある。
  高校以上は、違うところで寮生活。
  でも行かない人も多い。

Q:何歳ぐらいから通い婚するもんなの?
A:10代後半ぐらいからかな。

Q:パートナーと一緒に暮らしたいとは思わない?
A:思わない。
  毎日会うより、時々会う方が、いつまでも新鮮な気持ちでいられる。
  嫁・姑なんかの問題もない。
  
Q:経済的には、どうなってるの?
A:お金がある方が助ける。男、女は関係ない。

Q:親の反対とかはない?
A:親は何も反対しない。

Q:通い婚の相手は一人?
A:一人とは限らない。男女とも、気に入った相手がいれば自由。

Q:じゃあ、兄弟で父親が違うっていうことは?
A:基本的にない。
  子供ができたら、男の人は奥さん以外のところには行かない。

Q:浮気とか、ないの?
A:君たちは?浮気、絶対にない?

Q:“昨日、あの人、あの子のとこに通い婚したらしいよ”とか
  そういう噂はたたないの?
A:夜、こっそり行くのに、誰が知ることができるの?

Q:普段、何してんの?
A:酒飲んでる。



などなど。
腑に落ちる答えも、腑に落ちない答えも
色々あった。

でも、全体的に
「とてもシンプルだな」と思った。

女の人から見ても
子供ができて、その子供をずっと
自分の母、兄弟と一緒に育てていくというのは
気持ち的に、とっても楽なことなんだと思う。

父親が必要というのは、いわば複雑になった社会の象徴で
生物的に見れば、本当に必要なのは母親だ。

子供を産むのは女性、育てるのも女性。
だから、母系社会。


山奥の、きれいな湖のほとりで
モソ人は今も、母系社会を築きながら
楽しく暮らしている。












世界は広く、異なる文化は山ほどあります。
一つでも多くの文化に触れていきたいところです。

さて、モソ人の紹介をしてきましたが
そこで、気がついたことがあります。

ロココ観光には、一つのカラクリがあるようです。
次回は、ロココのカラクリについて書こうと思います。

昨日、旅行から帰ってきました。
二週間弱の旅でした。

色んな色んなことがありました。

面白くしようと思えば
人生は、いくらでも面白くなるんじゃないかと思いました。

ではでは、数日かけて
急ピッチで書いていきたいと思います。










北京から出発し、雲南省の省都、昆明で飛行機を乗り換え
雲南省の北部にある、麗江というところに着。
もう夜なので、そこで一泊。

その麗江から、更にバスで5~6時間
山を越えると、そこには
瀘沽湖(ろここ)という湖がある。


悪路を越え、山道を越え、疲れたなぁと思っていると
見えてくる、湖。ロココ。



青い。


ロココ周辺には、いくつかの村があり
宿泊施設もたくさんある。






ここでは、湖一周サイクリングをしたり
ボートに乗ったり
湖を眺めてぼけーっとしたりする。

とにかく、水がきれい。






北京の喧騒を離れ、ロココでぼけーっとした。
そのまま年も越した。
ぼけー。


このロココ、今はとても静かだけれど
政府の手が伸び、もうすぐ空港ができるんだとか。

今も、既に観光化がだいぶ進んで
ここ数年で、色んなことがガラリと変わったらしい。

現地の人と話しながら歩いているとき、こんなことを聞いた。

「今歩いてる、この石畳の道も、昔は全部、砂だったんだよ。
 観光のために、工事したんだ。」

砂は中国語で「砂子」(シャーズ)
エビは中国語で「蝦子」(シアーズ)

(エビの…養殖してたのかな。ここで。)

しばらく誤解をしていた私。


どんどん観光化が進んでいく、ロココ。
良いのか悪いのかは、私にはわからない。

でも、今行けて良かったと思った。
きれいなきれいな、ロココ。









しかし
きれいな湖なんて、日本にもあります。
湖がきれいなだけじゃ私は行きません。

この、ロココの周辺には
モソ人という人達が住んでいます。

今回の旅のテーマは、「少数民族に会おう」です。

次は、ロココ周辺に住む
モソ人についてです。