瀘沽湖 その2、モソ人 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

ロココその2です。
ロココとはなんぞや?という方は
その1から読んでくださいませ。

きれいなきれいな、ロココ。
でも、魅力はそれだけではありません。

そこには、モソ人と呼ばれる民族が住んでいます。








モソ人。

人口は2万人ほど。
とても少ないので、中国からは
「民族」と認められていない。

なので、「モソ族」とは呼べない。
そこで仕方なく「モソ人」と呼ばれている。


見た目はチベット族に似ている。
男の人の民族衣装もチベット族と同じ。
そしてチベット仏教を信仰している。

群れるモソ人



チベット仏教の「マニ車」を回しながら歩くモソ人




ただ、モソ語はチベット語とは全く違う。

モソ語には文字がないので、記録がなく
モソ人自身、自分たちが一体どこから来たのか、よくわかっていない。


そんなモソ人、最大の特徴は
完全な母系社会ということ。

モソ人は結婚しない。
結婚ではなく、「走婚」という
いわば、通い婚。


夜、男の人はお目当ての女の人の家に行く。
そして朝になると帰る。

子供ができたら、女の人が、お母さんや兄弟と一緒に育てる。
旦那さんとは一緒に暮らさない。
つまり、一家に「父」という人は存在しない。

稼ぎ頭も女性。
モソ人の女性はよく働く。


では、男性は何をしているのか。

ふらふらしたり、工事の仕事を手伝ってみたり
観光の仕事を手伝ってみたり
ふらふらしたりしている。

姉や妹がいれば、その子供の世話をする。

自分の子供ができても、一緒には暮らさない。
たまに様子を見に行くぐらい。


私はロココでモソ人の友達ができたので
お酒を飲みながら、色々な質問をしてみた。

まとめるのが難しいので、Q&A形式にて失礼。


Q:中国語は話せるの?
A:学校はずっと中国語だったからできる。
  お年寄りはできない人もいる。

Q:学校はどこにあるの?
A:小・中学校は近くにある。
  高校以上は、違うところで寮生活。
  でも行かない人も多い。

Q:何歳ぐらいから通い婚するもんなの?
A:10代後半ぐらいからかな。

Q:パートナーと一緒に暮らしたいとは思わない?
A:思わない。
  毎日会うより、時々会う方が、いつまでも新鮮な気持ちでいられる。
  嫁・姑なんかの問題もない。
  
Q:経済的には、どうなってるの?
A:お金がある方が助ける。男、女は関係ない。

Q:親の反対とかはない?
A:親は何も反対しない。

Q:通い婚の相手は一人?
A:一人とは限らない。男女とも、気に入った相手がいれば自由。

Q:じゃあ、兄弟で父親が違うっていうことは?
A:基本的にない。
  子供ができたら、男の人は奥さん以外のところには行かない。

Q:浮気とか、ないの?
A:君たちは?浮気、絶対にない?

Q:“昨日、あの人、あの子のとこに通い婚したらしいよ”とか
  そういう噂はたたないの?
A:夜、こっそり行くのに、誰が知ることができるの?

Q:普段、何してんの?
A:酒飲んでる。



などなど。
腑に落ちる答えも、腑に落ちない答えも
色々あった。

でも、全体的に
「とてもシンプルだな」と思った。

女の人から見ても
子供ができて、その子供をずっと
自分の母、兄弟と一緒に育てていくというのは
気持ち的に、とっても楽なことなんだと思う。

父親が必要というのは、いわば複雑になった社会の象徴で
生物的に見れば、本当に必要なのは母親だ。

子供を産むのは女性、育てるのも女性。
だから、母系社会。


山奥の、きれいな湖のほとりで
モソ人は今も、母系社会を築きながら
楽しく暮らしている。












世界は広く、異なる文化は山ほどあります。
一つでも多くの文化に触れていきたいところです。

さて、モソ人の紹介をしてきましたが
そこで、気がついたことがあります。

ロココ観光には、一つのカラクリがあるようです。
次回は、ロココのカラクリについて書こうと思います。