ロココその2です。
ロココとはなんぞや?という方は
その1から読んでくださいませ。
きれいなきれいな、ロココ。
でも、魅力はそれだけではありません。
そこには、モソ人と呼ばれる民族が住んでいます。
モソ人。
人口は2万人ほど。
とても少ないので、中国からは
「民族」と認められていない。
なので、「モソ族」とは呼べない。
そこで仕方なく「モソ人」と呼ばれている。
見た目はチベット族に似ている。
男の人の民族衣装もチベット族と同じ。
そしてチベット仏教を信仰している。
群れるモソ人
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チベット仏教の「マニ車」を回しながら歩くモソ人
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ただ、モソ語はチベット語とは全く違う。
モソ語には文字がないので、記録がなく
モソ人自身、自分たちが一体どこから来たのか、よくわかっていない。
そんなモソ人、最大の特徴は
完全な母系社会ということ。
モソ人は結婚しない。
結婚ではなく、「走婚」という
いわば、通い婚。
夜、男の人はお目当ての女の人の家に行く。
そして朝になると帰る。
子供ができたら、女の人が、お母さんや兄弟と一緒に育てる。
旦那さんとは一緒に暮らさない。
つまり、一家に「父」という人は存在しない。
稼ぎ頭も女性。
モソ人の女性はよく働く。
では、男性は何をしているのか。
ふらふらしたり、工事の仕事を手伝ってみたり
観光の仕事を手伝ってみたり
ふらふらしたりしている。
姉や妹がいれば、その子供の世話をする。
自分の子供ができても、一緒には暮らさない。
たまに様子を見に行くぐらい。
私はロココでモソ人の友達ができたので
お酒を飲みながら、色々な質問をしてみた。
まとめるのが難しいので、Q&A形式にて失礼。
Q:中国語は話せるの?
A:学校はずっと中国語だったからできる。
お年寄りはできない人もいる。
Q:学校はどこにあるの?
A:小・中学校は近くにある。
高校以上は、違うところで寮生活。
でも行かない人も多い。
Q:何歳ぐらいから通い婚するもんなの?
A:10代後半ぐらいからかな。
Q:パートナーと一緒に暮らしたいとは思わない?
A:思わない。
毎日会うより、時々会う方が、いつまでも新鮮な気持ちでいられる。
嫁・姑なんかの問題もない。
Q:経済的には、どうなってるの?
A:お金がある方が助ける。男、女は関係ない。
Q:親の反対とかはない?
A:親は何も反対しない。
Q:通い婚の相手は一人?
A:一人とは限らない。男女とも、気に入った相手がいれば自由。
Q:じゃあ、兄弟で父親が違うっていうことは?
A:基本的にない。
子供ができたら、男の人は奥さん以外のところには行かない。
Q:浮気とか、ないの?
A:君たちは?浮気、絶対にない?
Q:“昨日、あの人、あの子のとこに通い婚したらしいよ”とか
そういう噂はたたないの?
A:夜、こっそり行くのに、誰が知ることができるの?
Q:普段、何してんの?
A:酒飲んでる。
などなど。
腑に落ちる答えも、腑に落ちない答えも
色々あった。
でも、全体的に
「とてもシンプルだな」と思った。
女の人から見ても
子供ができて、その子供をずっと
自分の母、兄弟と一緒に育てていくというのは
気持ち的に、とっても楽なことなんだと思う。
父親が必要というのは、いわば複雑になった社会の象徴で
生物的に見れば、本当に必要なのは母親だ。
子供を産むのは女性、育てるのも女性。
だから、母系社会。
山奥の、きれいな湖のほとりで
モソ人は今も、母系社会を築きながら
楽しく暮らしている。
世界は広く、異なる文化は山ほどあります。
一つでも多くの文化に触れていきたいところです。
さて、モソ人の紹介をしてきましたが
そこで、気がついたことがあります。
ロココ観光には、一つのカラクリがあるようです。
次回は、ロココのカラクリについて書こうと思います。