…と思って、サイト検索をしていたら面白いサイトを見つけました。
『台風前線』
非常に面白いです。
具体的には、ユーザー参加型・台風情報ポータルサイト。
と、言えば良いでしょうか?
具体的には、
1)自分のブログに台風情報を載せる。
2)その記事を『台風前線』にTBする。以上!。
そうすると、『台風前線』サイトのMAP上にTBされた記事情報がマークされて、リアルタイムの台風情報が集約されて行くのです。
百聞は一見にしかず。
先ずはクリックして、『台風前線』TOP画面のENTREボタンを叩いてみて下さい。
▼台風前線
http://front.eye.tc/index.html
例えるなら、世界公開する『台風情報』の井戸端会議の様なもの。
素晴らしいわ!
なんて、理想的なWEB2.0!!
こちらのサイトの凄い所は、『情報をユーザと共有する』事を目的に、WEB特性(TB)を活用してサイトを作っている事です。
しかも、サイトの作りも随所に解り易い工夫がされています。
斬新で良いサイトです。こういうサイトは中々ありません。
現状では、2.0という思想だけが先行していて、『双方的』なWEBサービスはまだまだ少なく、2.0にしてもマーケティング用語の意味合いが強いのです。
その中で、こちらのサイトは理屈抜きに、便利で上手に『双方向』を使っています。
画期的なのですね。
いや、小難しい理屈は良いのです。
言いたい事は以下のみです!。
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折角7月には珍しい『大型台風』が来ています。
『ウチの地域は、こんな感じなんですよー!!』
と、親切心で他所様へお知らせしてあげる感じで参加してはいかがでしょうか?
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□サイト名:台風前線
□URL:http://front.eye.tc/index.html
□運営元:総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻
北本 朝展 研究室
HP:http://agora.ex.nii.ac.jp/~kitamoto/
★以下、サイトコンセプトより抜粋
「台風前線」とは、利用者が発信する参加型メディアで作り出してい く、ライブ感溢れる台風情報です。
台風が接近しているとき、「あそこは今ごろ、どんな状況なのだろう?」と気になったとしても、マスメディアのニュースでは、そこで災害でも発生しない限り
現地の生の状況が伝えられることは少ないのが実情です。
一方で、「台風で風雨が激しくなりつつあるこの状況を、外の人にも伝えたい」という気持ちがあった としても、現状ではそれを直接の知り合いに伝えることぐらいしかできません。
そういった貴重な一次情報をまとめて集積するための場所があれば、それ
をもっと多くの人々に伝えることも可能となるのです。
このように、情報を伝える人々と情報を受け取る人々とをつなぐ情報のハブ(集中する場所)となり、集めた情報をうまく整理して見られるようにすること、これが「台風前線」の役割となります。
時間と空間を同時に表示するインタフェースを備えることで、台風の動きと人々が発信する情報とを同じ空間軸と時間軸に重ね合 わせて表示することができます。
こうしたインタフェースによって始めて、人々が台風をみつめる視線を一望のもとに可視化することが可能となったのです。台風の動きを肌で感じ
ながら災害への備えを支援していけるようなウェブサイトを実現したいと考えています。
★以下、つぶやき。
WEB2.0とは、今まで一方通行だった情報配信に、『双方向』というWEB特性を加えた新しいWEBの可能性を語る思想です。
一時期、ブームになってテキトーに2.0ともてはやされ、地に足がつかないまま『ロングテール』だの『双方向』だの言われています。
…どうなんですかね?
最近目につくのですが、ビジネス現場で気安く外来語を多用しすぎる気がします。
(私が、IT開発系に従事している所為もあるでしょうが。)
『アジェンダ』だの『スキーム』だの『プライオリティ』だの。
カタカナ用語って、本来の意味がぼかし易いので、その議論が大した内容を言ってなくても凄い気になれるんですよね。
『アジェンダに寄ると、このスキームのプライオリティはこちらの方が上のはずで。。。』
となるのだけれど、現代日本語訳すれば
『計画によると、この方針の優先度はこっちの方が上のはずで…』
おお!日本語の方が短い!!
ああ、ニュアンスでマーケティング系外来語を使いたがる輩のなんと多い事か。
日本人だろ。
ぼやかすならせめて、大和言葉をばなほ使ひ給へと、欲す。
いたづらにまーけてぃんぐ用語、幾度も用ひたる姿を見るに付け
我『まりはめ!』と思いしも、つぶす事恐れはばかりし。
ああ、便利な言葉だわ。『まりはめ!』
『ウ○コをお食べなさい。』
よりも、格調高い気がします(笑)。
…ま、言い難い事をぼやかす。という意味では、カタカナも古語も伏せ字も一緒ですねえ。。。(笑)