わたしの心も落ち着いてきたので、本日はエリザベス女王のお話をば。
エリザベス女王と言えば、そらわたしにとっては、『ザ・クラウン』と、2012年のロンドン・オリンピックでのボンドとのコラボ、そしてプラチナジュビリーでのパディントンとのコラボです。
もうね、ボンドにエスコートされて、ヘリから飛び降りちゃうというプロットに乗っかるだけでもノリが良すぎるし、パディントンとお茶して、ハンドバッグの中からマーマレードサンドを出しちゃうだけでも、超絶ノリが良いですけれど、彼女、これだけじゃなかったんです!
なんでもThe HollywoodReporterによりますと、この二つのコラボ企画は、両方とも、絵本作家でもあるフランク・コットレル=ボイスが脚本を手掛けたものなんですって!
(オリンピックの演出はダニー・ボイル)
崩御を受け、コットレル=ボイス氏がBBCのインタビューに応じたそうなんですけれど、まず、ボンドコラボについて。
チームメンバーが、準備のために女王が開会式当日、何を着るか確認しに行ったそうなんです。
ほらだって、映像を合わせなくちゃいけないから。
そしたら…
「女王の衣装担当者に、なんのために写真を撮っているのかと聞かれたので、女王そっくりに作るためです、と答えたところ、『あら、女王は自分ですることを望んでおられます』と言うんです」
…つまり、制作側は、まさか女王が出演するなんて思わず、そっくりさんかなんかを使って映像を用意するつもりだったんです。
それなのに!女王が!自分でやりたいと!
ボンドにエスコートされたいと!
ネタにされたいと!
おっしゃっちゃったそうじゃない!
しかも!しかもですよ!
撮影当日、女王がダニー・ボイルに、『セリフがあった方が良いと思う』と、見せ場を要求したそうなんです!
「脚本にセリフがなかったから、女王が要求してきたんだ」
わお!女王ってば!
わたくし、この動画はもう何回も観てマスけれど、全世界が観るものだから、敢えてセリフは少なく、英語がわからなくても通じる内容になっているものとばかり!
とにかくこうして、ボンドが執務室に到着→女王はまだなにやら執務中→ボンドが咳払い→女王が振り返り「ボンド、こんばんは」と挨拶する、という流れが生まれたワケですな。
わお!エリちゃんってば!(実家ではエリちゃんと呼んでいた)
そしてパディントンですよ。
こちらは国民に向けたものだけあって、もっとセリフが多く、出演時間も長かった!
コチラに関しては、
「パディントンのスケッチでは、もっと長いセリフがあり、パディントンよりも撮影箇所が多くありました」
「ですが、女王は素晴らしく、明らかに楽しんでいました。そして、これは簡単なことではありませんでした。パディントンは、実際にはあそこにいないので、技術的にも素晴らしいパフォーマンスで、間の取り方も最高でした」
なんてこと!
パディントンなしで、あの演技をしていたワケだ。
ザ・ロイヤルファミリーこと、英女王が!
そんなワケで皆さま、我々は、想像以上に惜しい人材を亡くしたようです。
ほんとうに、さみしくなります。
こちらぽちぽちっとお願い致します!
オシゴトのご依頼はコチラまでお願いします!
huhuhuhuhujico3@gmail.com