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参加中【『いざ出陣-ほぇ-ガス欠ゥ?』(3/3後編)』(18)】
「76」
パトカーが向かったガススタンドだ!
明かりが点いている---OK!やってる。
あっ、フルサービスだ。
店長が客にガソリンを入れている。
パトカーはピット・インするレースカーのごとく、
ガソリンを入れている隣の給油機のレーンに滑り込んだ!
キキー! ガツン! 痛って~!
仁の頭は。前の金網に激突!
バタン!さっそうと降りた「キュート」警官
---なにやら
店長に、車内の仁を指差して言っている。
私のダチが困ってる
---な~んて言うわけないか!
あれ?店長逃げるように店内へ!
追いかける女性警官!
なにやら---警官、どなってる!
ありゃ!警棒でタナの何かを差してるぞ!
なんか店長、困り顔---。
あっ出てきた!女警察官。
手に赤い給油缶を持ってる。あれ?
もしかして新品?
売り物じゃないの?いいの?
あっ仁のところへやってきた!
こんこん!窓を開けろのサイン!
「10ドル!」と手を出す女警察官。
「はい!」と差し出す10ドル札を受け取ると、
さっさと給油機の方へ向かって行った。
「ウップス」缶のキャップを落っことして、
慌てて探す警察官。
なにやら必死でかわいいな!
でも、もしかしてあの赤い缶、
売り物だったんじゃないの。
いいのかなぁ。
あっ、店長が窓越しに給油の警官を見て
肩をすくめている。
やっぱり売り物なんだ!すっげ-強引なん
じゃん。この人?
あっ、来た来た。戻ってきた。
あり?トランクへ行った。ああ、トランクへ
給油缶をしまうのね。
バタン!
戻ってきた。
ドアを閉めると彼女は言った。
「レッツ・ゴー」
ギュギューン!
「おわぁ!」荒っぽいスタートだ~!
O君が見えた!泣きそうな顔だぞ~!
「じ~ん」手を振ってる!
仁は警察官にドアを開けて貰って、
(パトカーの後部ドアは内側から開かない)
更に、給油缶を自分で持って、我々の車の
給油まで、してくれた。
★なんて親切なんだ!この人!
バン! 給油孔のカバーを閉めた!
「Finish!」(終わりだ!)
そう言って、我々を見た顔が紅潮していた。
「あの~。オフィサー、その缶は?」
赤い缶をさして仁は聞いた。
「ああ、これ、私が返しておくから心配しなくていい!」
いやそうじゃなくて、売り物だったんじゃない?
もしかして?
「さて、日本人、気をつけて!ホテルはどこだ?」
「パームスプリングの○○モーテルです」
「近いな、ガソリンは充分だ」
「あっあの?」仁は名前を聞こうとした。
バッジに書いてあるが良く見えない!
「いいか、日本人、レッカーを呼べば50ドル、
更にガソリン代がかかった。でも、私と一緒に
ガソリンスタンドに行ったから、10ドルで済んだ」
「はい、そうです」
「このこと忘れるなよ!、気をつけてな! Good night!」
(小さく笑ってウィンクした!)
片手を振るときびすを返し、警察官は行ってしまった。
ブルルー、キキー!相変わらずすごい運転だぁ。
おれは、「仁ゆたか」って名前があるんだ!
そう内心思ったが、なぜか
「暖かい」気持ちにしてくれた警察官だった。
「なっなっ、かわいかったよな、彼女!」と仁はO君に言った。
「そうかぁ!おれは竹下景子の方が---」
ぱっか~ん!
「いって~、仁、なにすんだよ!」
ほんのちょっと「心動いた」仁のロマンスは一瞬で終った!
さぁ!ホテルへ返るぞ!
「いって~な 仁、おれはずっと暗闇で心細かったんだぞ!」
「へぇ~!そ~」
「コヨーテが鳴いてたんだ!へびだっているかもしんないだろ!」
おおお、怖かったんだ~!よ~し・・・
「あっO君! ガラガラヘビ~!へびだよ~!」
「えっえっ どこどこ、やだよ やだよ~!」
O君は車に飛びこんでしまった。
大笑いした仁の背中の銃創が痛んだ。
明日は、砂漠へ出発だ。
★お~い神様、ちょびっと---サンキューだよ~!









