ポストコロナのICT(情報通信技術)活用と出張講義 | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

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広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
注:このブログは広島大学公式ブログではありません。発言内容は個人の見解であり、広島大学とは一切関係ありません。

こんにちは

あっという間に5月も終了となる本日は

頼れる部下に臨床現場を任せて2つの学会のはしご旅のため

時速200㎞以上で絶賛移動しながらお仕事三昧です!

新幹線てすごいですよね!

飛行機より時間がかかる印象はありますが、広島発は空港が遠いためそんなに差はなく

何より、じっと座って好きなことが4時間もできる!!

昼間の隙間時間がほぼゼロ生活を送る恵美にとっては最高な個の空間です照れ

 

今回は横浜経由で仙台を目指す旅となります。

 

コロナ禍が明け、ほとんどの学会は現地参加の方が多くなっていますが、

多くの学会はライブ配信やオンデマンド配信を活用し、WEBでもある程度参加できる環境は維持されています。

これは間違いなくあの移動や集会が制限された3年間の成果と思われます。

ただ、発表は現地限定だったり、現地でないと聞けないし質問などはできない発表があったり・・・

現地参加との差別化はかなり生じています。

 

現地に参加して業績を作るしかなかった時代を思えば大変な進化だとは思いますが

まだまだWEB配信の費用やら設定やら、スポンサーや収益などの問題からも現地参加を優先せざるを得ないことが現実でしょうか

でもでも

このままICTを活用した対面でなくても可能な情報発信や学びの場は保持してほしいと願うところです。

 

みなさんの周りにもICT(情報通信技術)の利用があふれているのではないでしょうか。

エンターテイメントなどの領域では特に

手元の小さな画面であらゆることを経験し知ることができ、また楽しむこともできる時代です。

ただ、対面での良さはもちろんありまして

ライブや映画やスポーツを生で、大勢の人と一緒に、大画面で、大音量で体感する凄さや感動は体験したことがある人にとっては捨てがたいものだと思います。

 

私達が継続している『乳房と乳がんのお話』出張講義もしかり。

コロナ禍をきっかけとしてちょっと遠い学校でもスケジュールをやりくりしてお話しできるようになりました。

このことにより、たくさんの方に聴いていただけるようになることを期待しています。

でも、対面で肌で皆さんの反応を感じながらお話しできる良さも大変にあり・・・

どちらもいいとこどりをしたいところです。

 

ずっと広島を中心に活動してきた学校現場への出張講義ですが

今年度から全国へ活動の場が広がる予感です!

実は、NPO法人「乳房健康研究会」の一員として、

ピンクリボンアドバイザーの皆さんとともに全国の教育現場でがん教育の一環としてお話しできる活動にもかかわっていけることになりました。

これまでほぼ一人でやってきたことですが・・・

たんぽぽの綿毛が風に乗って思いもよらぬ遠くまで届くように

未来への素敵な種が全国各地で芽吹いていくきっかけとなればとても幸せです照れ照れ照れ

 

ICTだけでなく、人のつながりを利用した大きなネットワークで広げていけることもありますね目

こうして文章にしながらも

面白いなぁ!!』

と、心の中で叫びまくっています。

 

乳房健康研究会のがん教育サイトで、以前に取材してくださった『乳房と乳がんのお話』に関連したWEB記事が公開されています。

誰も教えてくれない「乳房のトリセツ」 | Cancer Education Community

乳がんを正しく知ることが早期発見の第一歩 | Cancer Education Community

乳がんを早期発見するためにできること | Cancer Education Community

 

去年、ある学会で出張講義に関する発表をしようとしたところ

『トリセツとは何のことを言っているのですか?』と発表内容を査定する偉い先生にいろいろ聞かれてしまいました・・・

ずっと『乳房のトリセツ』を何かしらの媒体で作ることが夢でしたので!自分の中では当たり前の言葉になっていたのですが

ちゃんと説明が必要なんだなと・・・学びました。

まぁ『なんなの?』と思って覗いてもらえたらガッツポーズなんですけどね キョロキョロ

 

さて、仙台の遺伝性腫瘍学会ではICTを活用した『遺伝性乳がんに関する説明』のトレーニングについて発表します。

口から生まれてきたような比較的よくしゃべる私ですが

最初から患者さんにうまく過不足なく、必要に応じた説明ができていたわけではありません。

私が何百人という方を通して経験した内容を、同じように後輩などに経験してもらうことは大変に困難です。

そこで、私が経験したことをぎゅっとエッセンスとしてまとめた教育ツールを作ってシェアしたい!という思いの一部です。

全ての方が得られるべき情報が、環境や担当医のスキルによって適切に伝わらないなんてことがないように

医師は日々努力し勉強を続けていきます。

 

わかる人にしかわからない話で恐縮ですが

先日、源さんのラジオに結衣ちゃんが電話出演してくれまして

2人のありのままの会話を拝聴するというなんとも『何のご褒美ですか?!』という時間がありましたラブ

ちょっとした会話にもお互いの関係性というものはにじみ出てわかってしまうものなのだなあ・・・

と、ほんわかしたりキュンキュンしたり、心と体が忙しくなってしまいました!

全般的に癒された後に流れた源さんの『喜劇』

 

手をつなぎ帰ろうか

今日は何食べようか

こんなことがあったって

君と話したかったんだ

 

あ゛〜! あ゛~!!

そうなのよ!!

家族ってそういうものだとずっと思ってるのになんかあの人は違うんだけど!!

 



やはりうちの場合は病院や人前で不用意に会話するなどしてよけいな空気を晒してはならないなニコ

 

と密かに心に誓った出勤中の癒し時間でした。

皆さんはICTなどを活用してどんなことに癒されておられますか?


本日の投稿は「月末のひと』こと

広島市立北部医療センター安佐市民病院 乳腺外科

恵美でした。