緑茶の摂取は乳癌発症リスクを減少させるか!? | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

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広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
注:このブログは広島大学公式ブログではありません。発言内容は個人の見解であり、広島大学とは一切関係ありません。

 

 

 

こんばんは。

 広島大学病院 乳腺外科 木村 です。

 

 皆さん、

 

『お~い』

 

って言われたら、どうしますか!?

 

当然、私は少し笑みを浮かべながら、振り返りました。

 

すると、

 

『お茶ってさ・・・』

 

と、会話している人がいました。

 

なるほど。そっちねお茶

悲しいお知らせですが、どうやら私が呼ばれたわけではなかったようです宇宙人くんガーン

古典的な騙しにひっかかってしまいました・・・

 

そういえば、

肩トントンおいで、指でほっぺ左差し

この名もなきイタズラも、いつの時代まで変わらずにあるのか・・・

 

どうでもいいけど、この恥ずかしい気持ちをどうしたら・・・

 

というわけで、お茶と乳がんについて、少し調べてみましたキラキラ

 

緑茶に豊富に含まれるポリフェノール類(主にカテキン類)には抗酸化作用があり、細胞および動物実験から乳がんを予防する可能性が示されています。日本で行われた研究で、研究開始時と開始から5年後に行った2つのアンケートをもとに、緑茶摂取と乳がん罹患との関連を検討しています。53793人の女性のうち、約13.6年の追跡期間中、581人に乳がんが発生しました。

 

結果はこちら。

 

 

⇒緑茶摂取と乳がんリスクとの間に関連なし
⇒煎茶、番茶・玄米茶のいずれも乳がんリスクとの間に関連なし

 

なんということでしょう。

ヒト対象とする研究では証拠不十分の結果でしたアセアセ

 

ちなみに

こちらの結果は乳癌診療ガイドラインにも載っています上差し

(参)https://jbcs.gr.jp/guidline/guideline/g4/g41170/

 

 

なんだか、少し結果を濁された気がしますね、お茶だけにお茶