広島大学病院 乳腺外科
緑茶ってキレイなカエル色ですよね、仁科です。
暖冬なのか寒いのかよくわかりませんが
皆さんお元気でしょうか。
先日外来で
「先生、覚えていますか?〇〇の姪です」
と患者さんから声をかけていただきました。
おや?
と思いつつお話をよく聞くと
以前の勤務先で、当時の私の患者さんのご家族として一緒に病棟で病状説明を聞いて頂いたのを思い出しました
その時はご家族としてでしたが、この度は患者さんとして定期受診に来られ、
たまたま私が今年から担当になっていたのでした。
何という御縁!
カエルの導きでしょうか
当時の患者さんご本人も頑張っておられましたが、
この姪御さんもとても献身的で、我々医療者も大変助けられておりました。
あの時はありがとうございました。おばも喜んでいました。
と温かい言葉を頂いて、外来の少しの時間でしたがじーんと医者っていい仕事だわ、と実感しました。
患者さんにとって癌が人生を左右するのはもちろんですが、
その中でご家族との関わり合い方というのはとても繊細で大切なところです。
ご家族さんにも、よかった、と感じてもらえると嬉しいものです。
でも家族のあり方は千差万別。
患者さんも家族も皆納得できる医療の提供が理想的ではあるのですが
いつも正解は手探りです
自分自身が患者の立場だったとしたら、良い医療とはなにか…を考えると、
じゃあ自分にとっての良い人生とは何か、と悩み
最期はどう死にたいか、にたどり着きます。
「とりあえず最期の晩餐は白米だな」
とか
「自分の葬式プロデュースしたい」
くらいしか考えてないですが
ちゃんと伝えておかないとパン派の姉はパンを提供してきそうだな、と思った次第です。
疎遠でも家族に伝えておかないといけないことはお早めに…
と自分の戒めにしておきます。
プロデュース案①
葬式の参列者皆にカエルの帽子を義務化…