タカダです。
次は高石でした。
彼女の愚直さ、真面目さには素直に感謝したいです。
引退まであと3日。
私がクルマネを務めた男子ペアは今日敗北した。
以下の私の最後のまねブログの内容は、大会がまだ途中のこのタイミングには適していないかもしれない。
しかし、今抱えている悔しさのまま、引退する実感もうまく湧いていないが、これまでを振り返ろうと思う。
マネージャーが日本一に貢献できている実感が持てるか。
先日のマネージャーミーティングでの議題だった。
私は、4年間の活動の中で、「日本一」に貢献し続けることができた、とは言うことができない。
4年間は長い。
しかし、長く忙しない日々の中で、目標や目的意識が薄れ、淡々と過ごしてきてしまった。
後悔ばかりだ。いくつも何かを変える機会はあったはずだ。
だから今は、目の前のできることを実行し、少しでも後輩の支えになればと思う。
理想を語ることはできても、成し遂げることは本当に難しい。
極端な書き方をした以下の内容で、みんなを悩ませてしまったら申し訳ないと思う。
日本一を目指すマネ組織とは何か。
答えのない問いである。
4年で全構成員が変わる流動性の高いこの組織では、体制を引き継ぎながらも、常に環境への適応が必要だ。
下級生はできるだけ早い期間で業務のやり方を吸収しながら、業務の遂行等での安定感を身につけていく必要がある。
選手の中では、部内競争をつくるために「下級生からの突き上げ」が求められているが、もちろんマネは競争関係にない。
しかし、上の意見にただ従うだけでなく、新しい視点からの意見、新しいことへの挑戦が時には必要だ。
(まず自分から意見が出せたり、自分から手を挙げられるだけで素晴らしい。)
上級生は自身の役割を果たしながら、周囲をまとめ、寄り添い、選手のサポート体制、マネジメント体制を作る必要がある。
1年間、責任をもって役職をやりとげるだけでも大変である。
しかし、その上で全体を見渡し舵を取ることが役割のひとつである。
現状にとどまっていては、変革し力を伸ばす他大学に勝つことは難しいだろう。
環境に対して問題意識を持つ高い感度が大切だ。
(家から通うのがめんどくさいのもあったが、)選手の近くで競技に関わりたいという理由で常駐になった私は、道半ばで辞めていく同期や、自分よりも熱量の無い周囲の発言に、温度感の違いを感じることもあり、悩まされた。
今思えば互いに心の内を明かしてこなかったのも原因なのかもしれない。
「隣の芝生は青い」かもしれない。しかし、未経験の部員が本気で日本一に向き合い、結果をあげている他大学を見ると、私たちとは何が違うのか、考えさせられる。
その一方で、気持ちの押し付けが、他人を苦しめるところをこの部でたくさん見てきた。
誰かの「勝ちたい」気持ちが、他者の「楽しく」「雰囲気よく」部活をしたい気持ちと相反することもあった。
気持ちを押し付けて誰かを犠牲にすればいいわけではない。他人と考え方が違ったとしても、答えのない問いを考え続け、目標に挑み続けて欲しい。
来年度の学年構成を見れば、組織運営は困難だろうと想像する。それでも、最後のレースで辛い結果に終わり、選手と共に辛酸をなめるより、過程で苦しんでも、日本一の景色を見たくはないか。
私は勝利を願わずにはいられない。
後悔は残る。
しかし、戸田で過ごした全ての日々が失敗というには惜しい、4年間だった。
私は学連理事長として、最後の1年間を過ごした。最後の大仕事としてインカレの運営を遂行する。
学連に入ったこと、理事長を務めたことに全く後悔はない。
全てが終わった後、感謝を示したいと思う。