こんばんは。
こうへいです。
僕はジブリが大好きです。
幼少期はずっとトトロのビデオを見て育ちました。
そんなジブリ好きな僕が興奮するイベントが都内で開催されていました!
その名も、
『鈴木敏夫とジブリ展』
高畑勲氏と宮崎駿氏とともにスタジオジブリの中心的役割を担ってきた鈴木敏夫プロデューサーの「言葉」にクローズアップした展覧会です。
最高でした!
言葉の力って本当にすごいと感じました。
「生きるヒント」が見つかります。
鈴木敏夫=湯婆婆!?
1948年、名古屋市生まれ。
ジブリ作品のプロデューサーとして世間に知られています。
徳間書店で雑誌編集者を務める傍らで、スタジオジブリの設立に参加して、現在はスタジオジブリの代表取締役を務めています。
鈴木氏は昔から本を読んだときなど、気になった言葉に出会うとノートに書き綴っていたらしいです。
彼の奥が深い言葉は、そんな「言葉集め」から生まれたんです。
ちなみに湯婆婆のモデルは鈴木敏夫氏だといわれているんです。
『千と千尋の神隠し』のワンシーンで、主人公の千尋が湯婆婆に魔法で本名を奪い取られ、
「今からお前の名前は千だ!」と言われるシーンがあります。
名前を奪うことによって湯婆婆は従業員を支配します。
鈴木氏も一緒に働く相手によくあだ名をつけるらしいです。
もちろん湯婆婆みたいに支配するわけではありません。
鈴木氏と働く人たちはみんな「言葉の魔法」にかかり、ともに働いていくんです。
言葉の魔法
まず、鈴木氏の言葉ではないですが、鈴木氏自身に影響を与えた印象深い言葉を紹介します。
●徳間康快
[日本の実業家、映画プロデューサー。株式会社徳間書店初代社長、株式会社スタジオジブリ社長(初・3代)]
- 「やるかやらないか迷うときは必ずやれ。」
- 「これをみんな金だと信じ、信じることで世の中回っているんだ。金というのはただの紙切れだからな。」
- 「どんなに逆境に陥っても、人間的魅力さえあればあらゆる艱難辛苦(かんなんしんく)は乗り越えられる。」
やはり起業家の言う言葉は勉強になります!
迷ったときはともかく「やる」ことを選択するのはビジネスマンには特に大事な考え方です。
●尾形英夫
[TMF代表取締役社長、元徳間書店常務取締役、「アニメージュ」初代編集長]
- 「仕事は公私混同でやる」
仕事をやらされるものだと感じるから辛いんだと思います。
本当に仕事が好きならプライベートと何も変わりませんからね。
●宮崎駿
[日本の映画監督、アニメーター、漫画家]
- 「企画は半径3メートル以内にいっぱい転がっている」
宮崎氏のアイディアは基本的に「友人の話」と「スタッフとの日常の何気ない会話」の2つから得ていたといいます。
●鈴木敏夫
- 「理想を失わない現実主義者になれ」
夢や希望は忘れてはいけませんが、「やりきる力」がなければ、実現できません!
- 「人生は単なる空騒ぎ 意味など何ひとつない」
シェイクスピアの『マクベス』からの引用。
もともと人生に意味はなく、意味は自分でつければいいんです。
僕ビジネスの師匠も「人生はただの暇つぶし。ただ時間を潰すくらいなら楽しいほうがいい」といっていました。
その言葉を聞いて以来、僕も基本的には楽しそうかどうかで判断して生きています。
- 「継続は力なり」
よく聞く当たり前の言葉。
しかし、実践できている人は果たしてどれくらいいるのでしょう?
僕も改めて自分の行いを見直そうと思います。
- 「急がなくいいことほど早くやれ」
人は急がなくていいことをやらないがために、大事なことをやる時間を失いがちです。
急いでやらないといけないことほど大事ですが、それをわずかな時間で実行しても、し損じやすいです。
だからこそ、「急がなくていいが、簡単にできること」はすぐに終わらせてしまって、「急がなければいけない重要なこと」にじっくり時間をかけるべきなんですね。
- 「どうにもならんことはどうにもならん どうにかなることはどうにかなる」
- 「Que sera, sera」
「どうにかなる」「なるようになる」「未来はみえない」「お楽しみ」
この楽観的な考え方は大事です!
- 「不用意に他人に会うな」
意味のない人に会い続けると、自分という人間はダメになっていきます。
人はちゃんとした人と会うことが大切なんです。
そうすれば、その出会いの中で育てられ、自分を強固にしていくことになります。
「その飲み会、無理して出る意味ありますか?」
- 「向き合うんじゃなく一緒に同じ未来を見る」
全てのカップルに伝えたい言葉です。
向き合おうとすれば相手の欠陥しか見えません。
向き合っちゃダメなんです。
同じ方向へ向かって歩くんです!
- 「GIVE & GIVE」
人生はギブ・アンド・テイクを考えているうちはダメ。
世の中はギブ・アンド・ギブだといいます。
見返りすら求めない境地に近づけたらと思います。
他にも作中の名言はたくさんあります!
『今、此処に生きる』
展覧会の最後には過去ではなく、いかに「今を生きる」ことが大事かを伝えていました。
会場出口に大きく以下の言葉が。
『若きとて末を永きと思うなよ 無常の風は時をきらわぬ』
こちらは映画『次郎長三国志』に出てくる言葉らしいです。
意味は、
若いからといって、いつまでも時間があると思っちゃいけない。人生は無常。人の命は儚いものだ
です。
人生はいつ終わるかわからないからこそ、生きている一瞬一瞬を大事にしようと改めて感じる言葉です。
将来の目標を定めて、それに向かって突き進んでいくという生き方もあります。
しかし、鈴木氏の生き方は、目の前のことをこつこつやるうちに開けた未来だといいます。
過去を悔やみ、未来を心配するから、生きるのが苦しくなる。
「今、此処に生きる」ことができれば、私たちはもうすこし幸せになれるのかもしれません。
ジブリ映画から生きるヒントをもらってきた
今回の展覧会のクリエイティブディレクターさんの言葉が、僕の気持ちをそのまま代弁している感じでしたので共有します!
いまの時代、男女にかかわらず、人は生きることに困っている。ぼくも例外じゃない。
なぜこんなに困っているのだろう?と考えると。「現代」という時代のせいのように思えてくる。あらゆるものごとのスピードが速くなり、モノも情報も瞬時に消費され、昨日までの常識は明日通用しなくなる。そんな世界で働いていると、日々自信を失い、思い悩むことになる。
(中略)
学生の頃からスタジオジブリの作品を観るたびに、生きるヒントをもらってきたのだ。ジブリの映画、そして鈴木さんの言葉から「生きる力」をもらうことで、ぼくはここまでやってこられた。
ジブリ大好きだ!!
ぜひみなさんも人生に少し疲れたなと感じることがあれば、ジブリ作品を観てみてください。
そして、12日までの『鈴木敏夫とジブリ展』に足を運んでみてください。
4/20(土)〜5/12(日) 10:00〜18:00
神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール
では、今日はここまで。xx
●『人生は単なる空騒ぎ』
今回の展覧会で紹介されていた数々の言葉たちがまとまっています!
人生のためになる言葉ばかりです。