母乳育児の意義~ママのために~ | 助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

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助産師uticoです^^
2019年9月、結婚を機に福岡から東京に拠点を移しタイトルも更新しました♡
夫と生活する中で感じたことを助産師目線でお伝えできればと思っています。

初めての方は、こちらを読んでください→はじめに


ご相談がある方は、必ずお読みください→メール相談の際の注意点


骨盤ケアについてはこちら→骨盤ケアレッスン


ベビーマッサージについてはこちら→ベビマレッスン


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※過去記事の再掲です


さて、昨日は赤ちゃんにとっての意義を書きましたが


本日は、ママにとっての母乳育児の意義です


【リスクが低下するもの】


*産後の出血量


*産後うつ


*2型糖尿病(妊娠糖尿病がある場合)


*関節リウマチ


*心血管系疾患


*高血圧


*高脂血症


*閉経前乳がん・卵巣がん


*メタボリック症候群


*大腿骨頚部骨折(骨粗鬆症)



【期待されるもの】


*より早い子宮の退縮


*授乳性無月経による妊娠間隔の延長


(年子を望んでいる場合にはデメリットと考えられるかもしれませんが


産後の母体のためには、最低1年の避妊期間が望ましいです)


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つまり、リスクの低下という面で考えると


持病のある方の多くは、授乳をしたほうが良いと考えられます


特に、妊娠高血圧があった場合


産後の安静という意味で、授乳をしない選択を迫られることもあるかと思います


しかし、授乳をしたほうが、血圧が下がるんです


ただし、一人で四苦八苦しながらの授乳ではストレスが溜まり、血圧が上がります


安心できるサポーターがいて、母乳を与えることができると


血圧を下げる効果があります



また、特に、産後はホルモンバランスの崩れにより


些細なことで涙もろくなったり、不安になったりしがちです


頻繁な授乳がストレスになっているような気がして


それを誰かに伝えると


授乳やめたら、と言われることもあるでしょう


場合によっては、安定剤を処方により


薬の内服を優先して母乳を辞めましょうと言われることもあるでしょう


しかし、本当の原因は、頻繁な授乳ではなく


それが本当に良いのか、それで赤ちゃんの体重が増えているのか


自信がなくて不安になっていたり、ということが多いです


誰かに支えてほしかったりするんですよね


大丈夫よ、と言ってもらえるでけで安心したり


授乳の間、そばに居てもらえるだけで安心できるんです


だから、内服を優先して母乳を辞めれば


うつ状態が改善するというものでもありません


実際、母乳育児によって、産後うつは改善します


誰かが、ほどよい距離で見守っていて


適切に手を差し伸べてあげるだけで


安心して育児を行うことができるでしょう



もし、途中で母乳育児をやめたいなと思ったら


母乳育児を辞めることで今ある問題が解決するのか


今一度、よく考えてからにしましょうね


一度やめると、再開は難しいです


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