から来ているロンダリア・グループは、シティーホールのコンサート会場だけでなく
タグムの主な病院他、近隣のマコ、パナボ、ニューコレリア、アスンシオン、の会場
に行ってコンサートを行ってました。
タグムだけではないんですね、期間は3日間だけでしたが沢山の方が外国アーティ
ストの演奏を聴く事が出来たと思います。
これは本当に素晴らしい事ですね。
私もフィリピンで外国アーティストのフリーコンサートが見られるなんて思ってません
でしたよ、タグムに住んでて良かったなと思いました。
今日も外国アーティストの写真を見て下さい。
まずはタイからです。
NO1
右の女性が持っているのがチンと呼ばれる楽器です。
直径は6~6.5センチの対で使われる円形のシンバルで、このサイズのチンはピー
パートアンサンブルに用いられます。
チンはタイ古典音楽の中では指揮者の役割を持つ楽器です。
左の女性が持っているのはチャープという楽器です。
チンと同じく金属で作られたリズム楽器です。
チンより薄く大きいサイズになっています
真ん中の突起した部分に手の平をのせ中央の紐を持って支えます。

真ん中の男性が弾いているのがチャケーという楽器です。
チャケーは主にクワの木から作られており全長約53cm、幅約25cmで5本の足で
支えられています。
弦は3本張られ高音の2本は昔絹糸が張られていましたが現在ではほとんど
ナイロン弦が使われています。
低音の1本はスチール弦が使われており和音の低音部に使われます。
右の男性が叩いてる楽器はクロンケークと言う楽器です。
この楽器は元はインドネシア諸国の楽器が取り入れられたものであると考えられて
います。
両面に張られた皮は2cmほどの皮の紐で引っ張られています。
この太鼓はたいがい対で使われ一人ひとつずつ持って演奏します。
どういう訳か写真がこの2枚しかありません。
音楽に聴き入っていたのか、写真を撮る気が起きなかったのか、たぶん後者だと思
います。
音楽もあまり印象になく平坦な感じだったと思います。
次はチャイナです。

チャイナ・ブロードキャスティング・オーケストラ
コレは素晴らしかったですよ。一流のアーティストだと思います。

前列4人のソロプレイは最高でした。私は写真を撮りながらも興奮状態でしたよ。
真ん中の机見たいのは楊琴(ようきん)叩いて音を出すだ打弦楽器です。
その後ろに見えるのは古箏(こそう)日本の箏の祖先だそうです。

フラッシュ撮影禁止なので撮影感度を上げてもシャッタースピードは1/30秒しか
上げられません早い動きをするとブレて写ります。

これは阮(げん)と言う楽器です。共鳴箱が丸形で4弦です。


ソロが終わって拍手を貰う、気持ちいいでしょうね、良い笑顔です。

この人のテクニックも凄いですけど感情表現も上手です。

右手の指5本ともピックをはめてテープで固定してるようです。
金属弦をピックで弾きますからとても綺麗な音がします。
フラメンコギターの様にジャラジャラとか早いアルペジオも綺麗です。


この楽器は琵琶(中国ではピパ)です。ちょっと調べましたので見て下さい。
盲僧琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶は高いフレット(「柱」と称する)を持つ。
それだけ弦を押し込むことができ、張力を変化させることにより音程を調節できる
範囲が広い(柱によっては長三度まで)。
中国の琵琶がフレットを増やして、楽器としての機能向上によって表現力を高めた
のとは逆に、日本の琵琶はフレットを増やさず(場合によっては減らし)、その分演
奏者の技倆をできるだけ活かして微妙な演奏を行うことを好んだ。
また中国琵琶が金属弦を取り入れているのに対し、日本琵琶は絹糸の繊細な音色
を大切にしている。
いっぽうリュートが撥を捨て、指頭で弾くことから多音性を発達させ、弦数も増えて
いったのに比べ、日本の琵琶は逆に撥を大型化して一音にすべてを込め、また打
楽器的効果を持たせた。
と言う事で日本の琵琶はベンベンベンという音がするんですね。

この楽器はまるっきり琵琶を小型化したものですね。琵琶より高い音が出ます。
この人も素晴らしいテクニックを持っています。



手首から先だけが早く動いています。

この楽器は三弦(サンシェン)といます。
日本の三線(さんしん)や三味線の元祖です。
これも撥で弾くのではなくてピックを付けた指で弾くので早く弾けます。
男の場合は写真1枚で良いですね。
動画を見つけましたので見て下さい。こちらは合奏部分です。
こちらはNO15と18のソロが見られます。
と言う事で続きます。