新盛り場ブルース/里見洋と一番星 | カープ・ドランク・ロックンロール

3回連続メタル系が続いたので、ドッと毛色を変えましょう(笑)

恐れ入ります。気合いの長文です。





かつてNHKラジオ第1で
すっぴん
という朝の帯番組がありました。

朝のNHKAMラジオにしては珍しく攻めた番組。サブカルとかツイッターハッシュタグとか、音楽や映画レビュー、大喜利などなど。

(今や旬の売れっ子芸人、麒麟川島明が週1パーソナリティ木曜担当でした。当時すっぴんリスナーにしてみれば、今の活躍は想定内ですよね)

けっこう面白い番組だったんだけど3年くらい前に終了。10年くらい続いたんかな。朝のNHKAMはおじいちゃんおばあちゃんに返したみたい。




そのすっぴんの番組内で、マニアックな曲を紹介するコーナーがありまして。

元「和田弘とマヒナスターズ」今はお笑い芸人のタブレット純が紹介したのが、

里見洋と一番星


一見歌謡グループみたいな面々ですが、実はバンド編成。当時ラジオでタブレット純も言及してましたが、ちょっとプログレとか入ってる。演奏力も高いのです。

そしてかけた曲は「長崎は今日も雨だった」。内山田洋とクールファイブでおなじみ同曲のカバー。1971年リリース。

煮込み煮込み煮込んでえええええ

すいません脱線しまちた




こっちこっち

「長崎は今日も雨だった」

オンエア聴いて一発でアルバム購入決意。即Amazonポチりました。


全曲聴いてみると大当たりでした。いやあ名盤ですよコレは。私が買ったのは2011年リリースの復刻版CD。


1971年発売オリジナルアルバムは12曲目までのアナログ盤。復刻版CDはプラス9曲。シングルや未発表曲収録のチョーお得盤。


ジャケット内側には

ショッキング演歌!

のコピー(笑)


1. 新盛り場ブルース 
2. 裏切るのはやめて 
3. おばかさん 
4. 優しくだまして 
5. 北国に眠る 
6. 土曜日の夜に 

7. 長崎は今日も雨だった 
8. おもいで 

9. 望郷 
10. 女の意地 
11. 噂の女 

12. 慕情~天草の女~ 
13. ミツコの運命 
14. はぐれ花 
15. 明日へ走る 

16. おとなの子守唄 
17. 女ひとり宿場町 
18. 君を捨てて 

19. 霧の摩周湖 
20. 銀座の女 
21. 少し時間を下さい


21曲も入ってますが、1曲が短いので聴きやすいです。ほとんど1曲3分ちょっと。さっきの「長崎は〜」なんて2分14秒。アルバムトータルでメロコアパンクばりのボリュームになっております。


他にもクールファイブでは「噂の女」とかもカバー。私は正直、本家を超えたと思ってます。


ほとんど演歌歌謡曲テイストなんですが、バンドの体をなしているので、従来の演歌歌謡曲にはあまり見られない実験的なアレンジとかが面白い。





さらには大御所の先生方が作品提供。以下敬称略。阿久悠、平尾昌晃、橋本淳、猪俣公章、山口洋子、川内康範、ベンチャーズなどなど。


このバンド、所属は渡辺プロダクションだって。だから大御所先生にオファーも現実的。


そりゃあいい作品になるよっつう話で、なんでもっと売れんかったんやろ。ナベプロなのに。



ちなみにジャケット情報によると、里見洋さんはヴォーカルではありません。リーダーでパーカッション担当です。クールファイブブルコメ方式ですね。




1. 新盛り場ブルース 

原曲は森進一のカバー。阿久悠先生が詞を書き直したので曲名アタマに「新」が付いたわけです。

と吐息が





2. 裏切るのはやめて

Bメロのファズギターのリフがロックぽい。





コレが本家を超えたと思ってるカバー

11. 噂の女 




コレとかはほとんど歌謡曲なんだけどいい曲なんだよな。

4. 優しくだまして 





私が一番好きな曲がコレです。

6. 土曜日の夜に 

Bメロの後半、ドツボにハマってます。そこからなだれ込むようなサビへの流れが最高です。


どうにかしてこの曲をもっと世に出したいと思うくらい好きな曲です。






今現在サブスク配信もされておらず、アルバムも入手困難のようです。しかし結構動画サイトでアップされてるので、今や光の少ない演歌歌謡曲界ですが、興味ある方はぜひいろいろ聴いてみてください。アップ主様に感謝。私が今回のテーマを書いた動機です。


今年の紅白は演歌勢が少なくて、特別枠の氷川きーちゃんを除けば白組は二人だけという惨状。

ちょっと今年は

さすがの私も

熱が落ちるかも

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村