悲しみの果て/エレファントカシマシ | カープ・ドランク・ロックンロール
これを唄うは、エレファントカシマシ。

当時、中学生の同級生らで結成。
それから三十年を超えるベテラン中のベテラン。

というか、今もなお続いていることに頭が下がります。






実はワタクシ中学生の時、
3rdシングル「おはようこんにちは」を
ライブ映像で見た第一印象は

……「こわい」



宮本さんが叫んで暴れて
客にケンカ売ってるし、

70年代の過激な映像かと思った。しかも見てたの夜中だったし。

でもエレファントカシマシというバンド名は覚えてた。

それから数年後…
悲しみの果て/エレファントカシマシ(1996年)
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これもリアルタイムでなんかの深夜番組。
電気の瀧が出てたんで見てたら
ゲストの彼らがこの曲を生演奏。


…もう、もってかれちゃいました。




シンブルな歌詞。

シンプルな演奏。

シンプルな終結。


伝えることの難しさから解放された気がしました。



以前、自分の好きな曲のベスト10に
ミスターチルドレンの「シーラカンス」を挙げましたが
これも間違いなく入ります。上位で。





ボーカルの宮本浩次氏。「コウジ」ト読ムベカラズ。
私の中ではニッポン三大ボーカリストのひとりです。間違いなく。









当時、アルバムはまだ出てなかったので即シングルを購入。
パッケージがえらいシンプルな作りなのは
当時、彼らは大手レコード会社との契約を打ち切られ
予算が無かったんじゃないかと推測します。
野暮ったいでしょ、宮本さんの顔。
収録曲もカップリングと合わせて2曲のみ。カラオケもなし。




やがて発売されたアルバムのバージョンとは、ほんの少しだけ異なります。
圧倒的に前者のほうが好きです。音は悪いんですけどね。
アルバムVerの方が抜けてますし。

違いのひとつに、後半のシンセが挙げられるんですが、
シングルVerのほうが広がりがあっていいです。

まあ最初の印象が
やはりこびり付くということもあるんでしょうけど。




もちろんアルバムもおすすめです。
ココロに花を/エレファントカシマシ(1996年)

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これも名盤なんですが今回は割愛。機会があれば後日。





いつぞや、震災復興の音楽特番で
彼らはこの「悲しみの果て」を演奏したのですが
歌う前にひと言宮本さんは言いました。
「この曲は、希望の歌です」

結果論にはなってしまいましたが、
私は3月のあの日が過ぎてから
彼らが歌うならこの曲しかないと思ってました。 本当に。
ですから余計に納得です。




さて戯れ言はここまでとして
音が違おうが何だろうが、いいものはいいので
ライブの映像で接していただきたい。 


かっこいいのさ、これが。

悲しみの果ては 素晴らしい日々を 送っていこうぜ





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