浮世の夢/エレファントカシマシ | カープ・ドランク・ロックンロール
前回エレファントカシマシの曲紹介したら
なんか 熱を帯びちゃって。

このアルバムの1曲目。



というわけで この作品です。
浮世の夢/エレファントカシマシ(1989年)           
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ちょっと異質に思うかもしれませんね、この1曲目聴く限りは。



時は1989年、世はバンドブーム。
バブルのあおりも受けて、ほとんどがエイトビートで前向きな音楽が注目されていました。

そんなブーム全盛の時代に背を向けてこんな逆行作品です。

それならば尚さら、海千山千のライバルが脱落する中、
今も現役で走り続けている理由が納得できます。


前回も申し上げた通り、
当時純粋無垢?の中学生の私では受け入れにくいものでした。

しかし二十歳を過ぎてこの作品に出会ったとき、
すんなり染み込んだのです。 

うまく表現できませんが、
何か好きなんです。このアルバム。





彼らは当初エピックソニーというレコード会社でデビュー。
それ以降約6年間のエピック時代の作品は名盤揃いです。
セールスは振るいませんでしたが。

その中でも今回は3枚目の「浮世の夢」を挙げたい。
ビートルズの赤盤青盤じゃないですけど
勝手に「静盤」と呼んでいます。自分の中で。



静盤と呼ぶからに比較的おとなしめの曲が多いです。
ところどころ宮本さんの絶叫はありますが。

あまりロックだとかバンドだとか、先入観なしに臨んだ方が。
彼女とのドライブには向きませんよ。 引かれます。

なんせ評価が難しい。これは相性とかもあるのかな。
なぜかエレファントカシマシのアルバムといえば、最初に浮かんだのがコレだったので。

ホントにうまく表現できませんが、
何か好きなんです。このアルバム。 





お勧めは、

#1.「序曲」夢のちまた

#2.うつら うつら

#5.珍奇男

#7.見果てぬ夢

#8.月と歩いた

#9.冬の夜



やはり自分が言うところの名盤の定義、
1曲目と最終曲のクオリティが素晴らしい。
「冬の夜」は特に。



さて5曲目の「珍奇男」。
タイトルよろしく珍奇な曲。アルバムのハイライトでもあります。
大好きな曲のひとつです。

10年位前、とあるロックフェスに行ったとき
エレファントカシマシも出演。

この曲を演った時はホントうれしかった。ある意味「悲しみの果て」よりも。






とゆうわけで
その「珍奇男」のライブバージョン。

ライブでは重厚な仕上がりになっております。
やはりかっこいいのさ、これも。


私は馬鹿なのでしょうか?