以前ここに書いた のだが、私の友人である大野のり子さんが、いま中国に住んでいる。
大野さんは、中国の村で知り合ったお年寄りたちと信頼関係を築き、彼らが経験した日本軍の侵略について話を聞き続けている。
そして、そこから本が生まれた。中国のお年寄りたちの豊かな表情がうつしこまれた、美しい写真集でもある。ぜひご購入いただきたい。
大野のり子『記憶にであう―中国黄土高原紅棗がみのる村から 』未来社1575円
大野さんの文章はここ(「写真展に寄せて」) で読める。
出版社のウェブサイトから、本書紹介の文章を引用する。
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かつて日本軍が行なった"三光作戦(燼滅掃討作戦)"により甚大な被害をもたらされた村々に、4年前から移住し、200人以上の老人の記憶を聞き取り、その笑顔を写真に収め続ける日本人がいる。
60数年ぶりに初めてやってきた日本人を「ほんとうに遠いところをよく来てくれた」と穏やかに迎えた盲目の老人。「私はこれまで日本人はとても残虐な人たちだと思っていたけれど、昨日あなたと話してから、日本人が好きになった」と貝殻の首飾りを差し出す少女。
気がよくて、ときにおせっかいが花開く村人たちと自然条件の厳しい土地でともに暮らしながら、刻々と変わりゆく中国を体感する生活がここにある。
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出版にあわせ、写真展とシンポジウムも企画されている。
●写真展
日時:2009年5月18日(月)~6月19日(金) 8:30~18:00(土日休み)
会場:東京大学本郷キャンパス 東洋文化研究所
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/axess.html
●シンポジウム
日時:5月31日(日)13:00より
会場:東京大学本郷キャンパス 工学部1号館12講義室
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
ゲスト◆高橋哲哉氏
(5月30・31日は写真展もシンポジウム会場へ移動)