今回解説する内容は、
『銘柄の結合』
という非常に特殊な内容です。もちろんと言っては何ですが、
科学的背景はありません。解説する処理に関しては各自で
吟味してくださいね (;^_^A
【観測枠の無効化を応用すると・・】
観測枠の無効化は変動周期を導き出すことによって行いました。
この処理のプロセスがわからないとチンプンカンプンになると思い
ますので下記リンク及び配布ファイルを参照してください!
参考 : 観測枠を無効化するには?? その1
参考 : 観測枠を無効化させるには?? その2
参考 : 周期統計と観測枠の無効化
これらの処理によって導きだされる周期は価格変動と移動平均線
との関係に価格変動のブレが加えることによって構成される疑似的
な周期です。ただ、疑似的といっても、
価格変動の移動平均線に対するブレなので
限りなく価格変動の状態を表している
ので周期を適用した可変移動平均線の価格に対する近似具合は
通常の移動平均線よりも良いはずです。標準偏差以外の、しっかり
した統計は別の機会に載せますが、
価格と各種移動平均線との差=誤差
とする誤差統計(ヒストグラム化など)で視覚化できますので試して
みてください。可変移動平均線の導き方はExcelファイルを配布して
いるのでダウンロードして活用してください。
参考 : 観測枠を無効化Excelファイル解説
では本題に入りましょう。まず、銘柄の結合っていう意味がわからな
いかと思いますが考え方は単純です。
例えば、
ユーロドルの周期をドル円の可変移動平均線に適用
ということです。前回まではドル円の移動平均線から周期を導いて、
ドル円自身の可変移動平均線を出力しましたが、
今後はユーロドルの移動平均線からユーロドルの周期を導き、
その周期をドル円の可変移動平均線として出力
するわけです。そして、この処理をもって『銘柄の結合』と呼んでいる
だけなのですね (;^_^A
実際にやってみましょう♪
周期を導く観測銘柄 ⇒ EURUSD日足
周期適用銘柄 ⇒ USDJPY日足
そして導いた可変-結合移動平均線が下図の赤線になります。
これだけでは違いがわからないので、USDJPY自身の周期を適用
した可変移動平均線を示します。下図が前回まで扱っていた可変
移動平均線なので混同しないように宜しくです (^-^)/
とりあえず変化の具合を実際に見た方が早いのでExcelファイルを
アップしておきます。
記事で扱ったExcelの処理はExcelファイルダウンロードサービス内にて
ダウンロードできます
今回のファイル名 : 観測枠の無効化と銘柄の結合
※ ファイルの反映に時間がかかる時があります
【周期による結合の意味】
他銘柄の周期を用いた可変-結合移動平均線は、他銘柄の変動
具合が含まれる可変移動平均線です。つまり、
他銘柄を参照した分析の一種
になります。他銘柄との関係を導くには通常では回帰分析などが用い
られます。ただ、回帰分析は他銘柄が分析対象となる銘柄をどの程度
説明しているかを導くに過ぎません。対して可変-結合移動平均線は
移動平均線を通じてダイレクトに他銘柄の変動を含ませることができ
ます。
これがどのような効果を生むのか?
まずは考えてみてください (^-^)/