フィボナッチ数列には『ある比率』が潜んでいました。この記事は限定
記事ですが、フィボナッチ数列に潜む比率を知っておかないと意味が
わからない可能性があるので下記のリンク先を参考にしてください (^-^)/
参考 : フィボナッチ数列に潜む比率 その1
問題となるのは 1.618 及び 0.618 という収束する値が真に重
要であるのか、それとも純粋なる隣り合う比、即ち実測値の方が重要
であるのかを考えておく必要があるのではないかという内容です。
というのも・・
図形解釈にて5をベースとした場合、8へは「5×1.628」となり、
3へは「3×0.618」となります。でも実際には、
5 × 1.6 ⇒ 8
5 × 0.6 ⇒ 3
です。もちろん、数列の値が大きくなれば収束値に限りなく近いの
で収束値か実測値かを考慮する必要はありませんが、適応する
価格が値の大きいフィボナッチ数列の値である確証はどこにもあり
ません。
時には0~5項目ぐらいの小さなフィボナッチ数列の値
かもしれないわけです。仮にそうであれば、常に収束値を使用する
という従来のフィボナッチ分析で用いる比率は収束値なのですが、
それは収束値であっても近似値になってしまっているのではないか
という疑問が湧いてきます。近似値であれば精度が落ちてる可能
性もありますよね・・ (+_+)
ちなみに小さなフィボナッチ数列の値を決定する閾値は数列の最
初の1を第1項とした場合、
N<=4
としてます。これはフィボナッチ数列の図形的解釈で扱った閾値で
もあります。それに関する解説はフィボナッチ周期を知らないと意味
がわからないと思いますので、現時点では「そんなものか」とご理解
ください。また、図形的解釈の記事も参照してみてください。
参考 : フィボナッチ数列の図形的解釈
ただ、上記の疑問は、様々な市場・銘柄がある中で,
価格がフィボナッチ数列の第何項目か?
という判定をしないと疑問は解消されないですよね・・
現状では「見えてはいる」のですが、ハッキリとした検証結果が無い
ので、フィボナッチ数列を分析として使用する中で、こういった疑問が
存在するということは頭の片隅に置いてください。
この内容はフィボナッチ周期の際に再度扱います (^O^)/