「グリーフサポートと死生学」

 Ⓐ

 納骨前夜は実家に泊まりました 明け方夢を見ました

父は食卓で食事をしていました 末期は座ることも食べることもできなくなっていましたが 座っていたのは晩年の父ではなく 子どものとき 下から見上げていた「おとうさん」の姿でした

その父の食事を現在の家族みんなで見守っていました

 

食事を終えると父は「じゃ行ってくる」と言って玄関から出ていきました

玄関の外は光に満ちていました

 小さかった頃 何度となく見送った通勤時の姿

-----

 

他6科目(放送授業2科目・面接授業4科目)、Ⓐ2つ・A3つ・B1つでした。

63単位取得、折り返し地点を越えました。

-----

-----

 

「初歩からの化学」

ピーターペジック著/青木薫訳(2011)『青の物理学 空色の謎をめぐる思索』岩波書店

 科目名は異なりますが、面接授業で参考書に指定されていたものです。同じ先生ということで、こちらに含めています。レイリー散乱へ至る道です。3回目。

第01回~第15回 視聴/過去問(30/40[75%])(24前 10/10)(23後 6/10)(23前 7/10)(22後 7/10)/第1章~第11章 精読

 第02回で、「物理学科では(聞き手は物理専攻の方)、力学・熱力学・電磁気学と順を追ってから、量子力学へと入っていくが、化学では、(量子力学を)1年生からいきなりやる」とありました。最初にフリーズした、原子軌道・分子軌道はこれだったんだな……。

 

 「化学ではこういう風に物事を考える」

 後半戦は数式が増えますが、後継科目と比べると、数式に比重はそれほど置かれてなく、考え方の紹介が主眼のように思えます(私見ですが……)。

 

 そして、理想形(の一つ)としては、講義の合間に挟まれる実験のように、身の回りの物を化学的に考えられることでしょうか(重曹やクエン酸などが出てきます)。それを雑学としてではなく、化学的現象として説明できるようになること。数式による理論の証明は抽象度が高いですが……。

 

 また、前回(22年前期)、何が何だか分からなかった第14回と第15回は、化学反応をケクレ構造式の観点から理解しようという内容だったのではないかと思いました。第13回までは、電子のやり取り・ふるまいで考えていた諸反応を、別の切り口から考えるという講義なのでしょう。

 

 後継科目を修め、更に時間を経て、この「初歩からの」を改めて紐解いてみると、いろいろと感じるものがあります。

 

 手強いのは、第2章(第2回)・第3章(第3回)の原子軌道・分子軌道でしょうか。この項目は、高校化学の内容を大きく飛び出して、新概念を突き付けられます。他の項目の説明もCollins COBUILD Advanced Dictionary の定義文みたいですが、受験参考書に立ち返れば、LongmanやOxfordの感覚で確認できます。立脚点のない項目が分水嶺です。

 

「中国語Ⅱ(’23)」

第11回~第15回 聴取/過去問(57/80[71.2%])(24前 12/20)(23後 14/20)(23前[’23] 14/20)(23前[’18] 17/20)

      刘汀的《舅爷》给我留下了深刻的印象。“他” 不是我的一部分吗?

 

「グローバル時代の英語」

第01回~第06回 聴取

     An intriguing subject. Because I don't have a textbook, I answer Understanding the Contents right after listening to the questions.  Degree of understading is approximately 60%. Listening to the subject, I can visualize tons of people I've ever met by means of English, both those speaking English as foreign language and those of mother tongue. 

 

「初歩からの数学」

『基礎と演習 数学Ⅰ+A (白チャート)』数A 2章(途中まで)

 当初の予定では「白チャート」を終えてから、「入門線型代数」の予定でしたが、前倒しで敢行しようと思います。

-----

 

今学期はこれで終わります。

「グリーフサポートと死生学」

第09回・第9章~第15回・第15章 聴取・精読(2周目)/(死生学のフィールド)過去問2回目[15/20(75%)](23後 8/10)(23前 7/10)/通信指導問題2回目(10/10)・自習型問題2回目(9/10)/単位認定試験

 

「宮沢賢治と宇宙」

第1章~第15章 精読(2周目)/通信指導問題(2回目 9/10)・自習型問題(2回目 5/10)/[初歩からの宇宙の科学]過去問2回目[11/20(55%)](23後 5/10)(23前 6/10)/[初歩からの宇宙の科学]通信指導問題(3回目 6/10)・自習型問題(2回目 6/10)/単位認定試験

 文学や天文学を学んだというよりも、勉強の仕方に触れられたというのが一番の収穫でした。一つの事象に複数の角度から入っていくことを通じて、自他に生じる変化とその続き。

「じゃあ、次は何?」→「入門線型代数」か「はじめての気象学」かな……?

 

「「人新世」時代の文化人類学」

箭内匡(2018)『イメージの人類学』せりか書房

 巻末の参考文献のもっと学びたい人のために(第12章)で紹介されています。内容は難しくて分かりませんでした。“読んだ” という事実だけです。

第1章~第10章 精読(2周目)・第11章~第15章 流し読み/通信指導問題(2回目 8/10)・自習型問題(2回目 7/10)/過去問2回目[16/20(80%)](23後 9/10)(23前 7/10)/単位認定試験

 最後は駆け足での勉強でした。おなかいっぱいにはできませんでしたが、これも現実かと……。

 考え方の訓練でした。「相手」を理解するとはどういうことなのだろうかというのが大きな枠組みで、それを「文化」を軸にして、(文化人類学の)学問史的にも振り返りつつ、いくつかの分野での具体例・実践例という構成です。「コミュニケーション学入門」にも通ずるように思われます。

 

「食と健康(’18)」

第8章~第15章 精読

 

「食と栄養のエビデンス」

 藤原葉子他(2017)『エビデンスで差がつく食育』光生館

 勉強の一つのパターンとして、それぞれの内容が集まり、その積集合的要素が血となり肉となっていく感触があります。当然と言えば、当然ですが……。

「これ、ずいぶん遠くにあるもんだったんだな……、距離感なんて全然意識してなかったけど、こういうのを追ってたんか……。まあ、時間は掛かるよな……。こういうところだよな」

 

「初歩からの数学」

第11章 場合の数/「白チャート(数Ⅰ+A)」数A 1章 場合の数(終了)

 

「宮沢賢治と宇宙」

第06回~第15回 視聴/Web通信指導(8/10)・自習型問題(8/10)

谷口義明(2020)『天文学者が解説する宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅』光文社新書/谷口義明・渡部潤一・畑英利(2022)『天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙 イーハトーブから見上げた夜空』丸善出版

 印刷教材の前書きでも紹介されていた2冊です。『銀河鉄道の夜』に出てくる表現や用語は実際に何を指しているのかについて、印刷教材よりも詳細に考察しています。

 

「「人新世」時代の文化人類学」

第11回~第15回 視聴/過去問[17/20(85%)](23後 7/10)(23前 10/10)/Web通信指導(10/10)・自習型問題(8/10)

西江雅之(2013)『食べる 増補新版』青土社/西江雅之(1989)『ことばを追って』大修館書店

 共に、巻末の参考文献のもっと学びたい人のために(第3章)で紹介されています。前者は、印刷教材に出てきた「食べることは文化」をさらに広げて説明しています。

 

「グリーフサポートと死生学」

(死生学のフィールド)過去問[17/20 (85%)](23後 9/10)(23前 8/10)/第01回~第1508回 聴取/第1章~第8章 精読(2周目)/Web通信指導(10/10)・自習型問題(10/10)

坂口幸弘(2022)『増補版 悲嘆学入門』昭和堂

 第1章の参考文献で紹介されています。死別を含む喪失体験が体系的に学べるように(学ぶ取っ掛かりになるように)、大学での半期分の講義回数である15章立てで書かれています。悲嘆(グリーフ)とは何ぞやという内容で、印刷教材と重なる部分も多いです。

 

 印刷教材がグリーフサポート(グループ)などの実務的な方面も含んでいるのに対して、同書は概論と言うか、悲嘆(グリーフ)の心理的特性に焦点を当てている印象です。

 

「初歩からの化学」

鎌田真彰・橋爪健作(2020)『化学[化学基礎・化学]基礎問題精講 四訂版』旺文社

鎌田真彰(2019)『鎌田の有機化学の講義 [四訂版]』旺文社

 「有機化学(大学受験用)」ということで、初歩からの化学で括っていますが、この本(後者)は、もともと下記科目の理解を助けるために買い求めました。


「食と健康('18)」

第4章~第7章 精読

 履修に際して、高校程度の生物・化学の知識があった方が望ましいという趣旨のことが書いてありました。確かに、大学受験用の有機化学参考書なしには、読み進められません(高校時代にしっかり勉強していれば何でもないのでしょうが……)。

 

 Aを勉強して、それが終わったらBやCに行こうと思っていても、そのAが難解で、Aを理解するために、まずはその周辺の事柄を学ぶ……、その周辺の勉強に力が入ってくると、手応えは感じるのですが、「はてさて初心はどうだったんだっけ」とふと思うこともあります。

 

 足場固めをしているうちに、時間や資源が費やされていく……「沼っている」のでしょうか。あるいは、カフカの『城』なのでしょうか。

 

 Maybe both is happening at the same time.(220904)

 回り道を楽しんでもいます。(230903)

 

「植物の科学」

第01回~第15回 視聴/第1章~第8章 精読/塚谷裕一(2014)『スキマの植物図鑑』中公新書

 復習の開始は3月下旬から。

 上記で出てきた有機化学の参考書はこの科目の第2章に出てくる光合成の理解も助けてくれました。このタイミングで復習したのは、下記科目に備えるためでした。

 

 ちなみに、印刷教材でも紹介されていた参考文献はカラー写真付きで、今まであまり気に留めることもなかった “その辺の道端に” 咲いている植物への興味が湧きます。

 

「自然が生み出す薬物・基礎」

水野瑞夫監修(2013)『薬用植物学 改訂第7版』南江堂

 未知の領域でした。レポートは大学のレポートらしく、大変でしたが充実感もありました。

 

「中国語Ⅱ(’23)」

第07回~第10回 聴取

 

「文学批評への招待」

Richard Brautigan(初出1967), Trout Fishing in America, Mariner Books(読んだのはkindle版;2010)

 この科目で括っていますが、印刷教材で言及されていたものではありません。並行して読んでいた『講義 アメリカ文学史 補遺版』の中で、興味が惹かれた作品でした。今回2回目の精読ですが、いろいろと思うところがありました。この作品に対してというよりも、英語やアメリカ文学に対してです。

2024年4月26日(金)

兵庫は初です

 

  

 

お~

 

来た~

 

 

ホテルの窓から

 

 

姫路城は外から見るだけ

 

4月27日(土)

姫路だ~

 

この建物で学びました(教室はもっと奥の方)

 

 

 

『城』

 

4月28日(日)

 

 

「空はなぜ青いのか、朝焼け夕焼けはなぜ赤く見えるか」について学べました。

 

4月29日(月)

チェックアウト後に向かいました

 

 

 

 

 

 

 

この神功皇后と武内宿禰、すさまじい迫力です

高さ70㎝近くありました

 

 

さらば

先日、教師会がありました。

今学期は、24コマ/週です。担任はありません。

新入生がまだ入国してきていないので、最初の2週は16コマぐらいになりそうです。

 

春分の日から春休みであったことを考えると(非常勤なので、授業がありません)、一人暮らしで身軽とは言え、経済的には黄色信号です。昨年の同時期は介護離職と引っ越しが重なり、かなりまとまった額が出ていきました。生活を考えると、今年中にコマ数を増やすか常勤にならないと数年後に破産しそうです。

 

ただ、前職場を離れたこと(正社員退職)や、引っ越してきたことに対しては、言うまでもなく後悔していません。貴重な時間をいっしょにいることができました。

 

新学期は、4月9日(火) からです。

 

授業が始まると、準備に時間を取られます。それで、できるだけ勉強を進めておこうと気合を入れたので、履修した3科目の精読を既に1周終えることができました。放送教材の視聴・聴取もある程度消化できました。ちょっと気持ちが楽になりました。とはいえ、これで済ませる気はさらさらなく、2周目に入ったり、参考文献に当たったりしたいです(本業の教材研究もしますよ)。

 

また、今期は面接科目が全て当選しているので、普段は授業準備に当てている土(日)が、準備に回せなくなり、その分平日の負担が増す週が多くなりそうです。

 

戦闘、開始(2回目)。

-----

 

「初歩からの宇宙の科学」

第01回・第1章~第15回・第15章 視聴と精読/提出型問題(2回目 10/10)・自習型問題(10/10)/過去問[24/30[80%]](23後 9/10)(23前 8/10)(22後 7/10)

 2月中旬から3月中旬ごろ(今期は既に閉講)。

 この科目も、ダイナミックな地球と同様に、履修時は印刷教材だけで済ませていました。やっと視聴できました。印刷教材も再読しました。聞き手は初歩からの化学でも出演なさっていた黒田有彩さんでした。

 

 第14章の相対性理論がわかりません。座標系A(ニュートンの運動の法則が成り立つ)とB(ある速さvの等速度運動をしている)の違いというのは、空間自体の運動量(移動?)が異なる2つの空間では、同じ物理法則(公式等)を当てはめても、違う結果が出てくるという話でしょうか(←そもそも、この説明も“合っている”のでしょうか)。

 

 相対性理論は、初歩からの物理でも扱われていました。いやはや……。

 

 このタイミングで復習したのは下記科目に備えるためでした。

 

「宮沢賢治と宇宙」

第1章~第15章 精読/通信指導問題・自習型問題/第01回~第05回 視聴

 履修科目です。先立って文庫を2冊読んでおきました。『詩集』と『新編 銀河鉄道の夜』。刺さったのは、「永訣の朝」「セロ弾きのゴーシュ」「銀河鉄道の夜」です。1番好きなのは「セロ~」ですが、科目の性質上出番はなさそうです……。

 

 文学読んで、天文学も学べる……こういうのを待っていました。

 

 作品を読んだときは特に印象に残っていなくても、解説を読むと余韻に浸れるというのは得した気分です。天文学に関しては、初歩からの宇宙の科学の復習にもなりました。銀河の進化に関しては、上記科目よりも丁寧に説明している印象です。これは文学的な表現と対照しながらの解説だからでしょうか。

 

「「人新世」時代の文化人類学」

第1章~第15章 精読/通信指導問題・自習型問題/第01回~第10回 視聴

 履修科目です。端島周辺のロケから始まるテレビ教材の第01回を見て感じる高揚感。よく廃墟サイトなどで出てくる建造物ですが、文化人類学という枠組みで語られるとは思ってもみませんでした。物事を総合的にとらえようとする視点は、10代のときに思い描いていた大学の講義です。熱い。

 

 文化相対主義の悲哀・本質主義から存在論的転回への説明があるのですが、ここは日本語学校における学生対応を連想しました。

 

「グリーフサポートと死生学」

第1章~第15章 精読/通信指導問題・自習型問題

 「がんを知る」や「中高年の心理臨床」がタイムリーであったように、この科目もタイムリーになりました。

 

「ビートルズde英文法」

第01回~第15回 聴取/過去問[27/30(90%)](23後 14/15)(23前 13/15)

     I am delighted to be able to study English, listening to The Beatles I used to devour when I was a teenager and in my early 20's. I can still recite some lyrics by heart. They never decay.
     When I was a junior high school student, one English teacher always made students listen to the Beatles’ songs at the beginning of every lesson. I was impressed by this method, and became to love the Beatles. This course reminds me of this teacher.

 

「英語で『道』を語る」

第01回~第15回 視聴/過去問[16/20(80%)](23後 8/10)(23前 8/10)

     In this course review lessons are conducted every two or three lessons, which helps me grasp the gist of its contents.

 

「中国語Ⅱ(’23)」

第01回~第06回 聴取

        虽然作为听写教材开始了这个课目,但是我已经把课文写不下来。普通话感觉生疏了。再练习吧。

 

「食と健康('18)」

第01回~第15回 視聴/第1章~第3章 精読

 この科目も履修時は、印刷教材だけで済ませていました(ダイナミックな地球/初歩からの宇宙の科学とこの科目は同学期の履修です)。この科目の視聴教材は、印刷教材とは違う図表が多かったです。既に「('18)」は閉講となりましたが、「(’24)」のテレビ教材も、各回のタイトルを見る限り、栄養素に関する部分は同じでした。ただし、履修制限がないところを見ると、内容は異なっているのでしょう。

-----

 

ブログタイトルを変えました。

(旧)44歳から放送大学で学んでいます

(新)放送大学で学んでいるアラフィフです