働いていると、様々な弱みに直面して、自信を失ったり、その克服に多大な労力を使う。

 

 

 

 

できなかったことを苦手と感じて、それを弱みと決め付けるのは非常に短絡的だと思う。

 

 

 

 

 

私は、こういったプロセスで弱みと決め付けた部分は、実はその人の強烈な強みに

 

 

 

 

 

変化するケースがあると信じたい。

 

 

 

 

 

弱みを決め付けてしまうことは簡単で、何かトライして、大きな失敗をし、恥をかき

 

 

 

 

 

周りからネガティブなフィードバックを受けて、自分の”確固たる”弱みを決めている。

 

 

 

 

 

でも、継続した努力によって、もしかしたら、突然開花し、実は強みに変化することだってある

 

 

 

 

 

今、捉えている”弱み”というものは、本来とてつもない強みとして鉱脈が流れているのに

 

 

 

 

 

中途半端にトライして苦手意識を植えつけているケースがあるんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

組織が上手く機能しない一つの要因として、メンバーたちが本音を建前を使い

 

分けていることにある。

 

人の内面は、大きく三つに分かれている。

 

①合意的現実

多くの会社ではこれが中心に話されている、業務上の問題や進捗状況など。

所謂建前ものこの中に入り、サラリーマンとして上手く組織に適応するために

本音をか隠して、その場を繕うような話。

 

②ドリーム

本音に近い。本当は会社でこういうことをしたい。プライベートも含めて

こんな人生を歩みたいというもの。

メンバーのそれぞれのドリームをどのように共有していくかが

健全な組織の第一歩となる。

 

③エッセンス

言葉では言い表せない思い。わくわく感やどきどき感など

ドリーム以前にこういった感覚的な感情も人にはある。

自分がどういう仕事にどういう感情をいだくのかよく把握しておく必要がある。

 

②③を隠して、もしくは、それに反して①だけで議論することが多い。

それが本音と建前につながる。

いかに組織として、自分の思いや夢を語る自由を許すか。

これができれば組織は大きく前進する。

 

 

組織人としてのチャレンジは三つあると思う。

 

①スキル・知識不足で、それを強化するためのチャレンジ

②自分の内面で逃げている部分を引っ張りだしてチャレンジすること

③組織としての課題に対してみんなで取り組むチャレンジ

 

ビジネスマンが行っているチャレンジの多くは、①で、それも重要。

でも、個人で行うためにさらに重要になってくるのは、②。

自己防衛が邪魔して、分かっているけど一歩踏み出せない。

自分が能力が低いを見られたくなくて、部下に強圧的に出たり、

批判を受けたくて自己主張を控えるなどがそれにあたる。

この②に勇気を持って取り組めるのは、ほんの一握りの人だと思う。

多くはそこから逃げてしまう。

ではどうすれば良いのか。

それには、組織としての風土作りが必要だと思う。自分の弱みをさらけ出すことを

ポジティブに捉える風土があり、それに挑戦することを奨励する風土を作る。

みんなが②に取り組めるようになれば、この組織の課題を客観的な視点でみなが認識し

全員でアプローチできるのだろう。

組織のビジョンを決めるときに、自分の価値観や私利私欲をベースにしてはいけない。この組織を人格化し世の中にどのように貢献させるかという視点を持たせるべき。そしてその組織に自分はどのように貢献できるかを考える。これは子育てと一緒。子供に自分の達成できなかった夢を託すのではなく、子供のやりたい方向を尊重し親はそれをサポートする
ファシリテーションの技術の一つにグランドルールの設定があり、よくワークショップの前段で、参加者にどんなルールが必要か意見を促す。でもそこで意見が活性化することは少なし意見が出ても本質的ではないことが多い
まだ自分の組織に対して目が覚めてないから。やはりグランドルールを作るタイミングは、いまの組織の現状の話し合いをしてからやるべき。もしくは最初に作ったとしてももう一度目が覚めたときに問い直す。このグランドルールはそのワークショップのみならず、その後の組織運営にも影響するので丁寧にやりたい。