個人成果とチーム成果~ヤル気を引き出す人事評価制度のつくり方Part2(5) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

ヤル気を引き出す人事評価を考えるコーナー、今回も「成果」の捉え方についついてみていきます。

成果には、個人で出す成果と、チームで出す成果があります。



◆個人成果とチーム成果

成果主義への批判のひとつに、個人の成果ばかりを追い求め、チームへの貢献や他者への協力・支援といった行動をとらなくなってしまうとういものがあります。

これも成果主義への誤解のひとつで、個人成果しか追求しなくなってしまうのは、個人成果しか評価しないからです。

業務実態に対応して、個人成果とチームへの貢献度の両方を評価できるような仕組みにする必要があります。

それをやらないと、人間関係がおかしくなり、職場が荒れてしまいます。

◆数値成果偏重がもたらしている面も

このへんの事情は、数値成果しか評価しないといった、これまた別の誤解と関係しているかもしれません。

営業などの場合、個人成果は数値として明確になることが多いです。
(もちろん、営業の実態にもよりますが)。

それに対して、組織への貢献、他者への協力といったことは、数値では表すことができないものも少なくありません。

そのため、成果はすべて数値で捉えるという制度になっていたら、組織貢献は評価対象にならないということが起こり得ます。

もちろん、チームへの貢献度合いを数値で表すことができる場合も少なくありません。

個人成果とチーム成果への貢献度、数値成果と非数値成果を、業務内容に合わせてバランスよく評価する仕組みを考えていくのがいいですね。

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