メンタルヘルス不調で休んでいた社員が休みに入るとき、あるいは職場に復帰するときには、どんなことに注意したらいいのか、どんなことを考えなくてはならないのかを、シリーズで掲載しています。
今回は、休職に入るときに会社がやるべきと、注意点をお話しします。

社員が休職に入る時点で会社がやるべきことは、本人に安心して休んでもらうようにすることです。
メンタルヘルス障害で(それ以外の傷病の場合も同じですが)休職にする場合、本人は次のようなさまざまな不安にかられています。
・病気そのものへの不安
・収入、生活への不安
・復帰の可能性、復帰した後の仕事、将来のキャリアへの不安
このような不安を会社がすべて取り除くのは不可能です。
最後は本人自身ですから。
とはいえ、会社はできる限りのケアをして、不安を和らげるようにする必要があります。
具体的には、以下のような、休職中の扱い、復職に関することを分かり易く説明し、文書を渡すようにします。
・休職期間
・賃金、傷病手当金
・会社の連絡先
・休職中のフォロー(面談、定期連絡など)
・復職の条件
・復職前のフォロー
・復職時の職場、業務
本人の状態にもよりますが、できるだけ直接会って説明するようにします。
ただし、文書も併せて渡すようにします。
それが無理なら、相手を気遣うレターを説明文書につけるといった心遣いはした方がいいでしょう。
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