メンタルヘルス不調者の職場復帰(4) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

メンタルヘルス不調で休んでいた人の職場復帰に関するお話を続けます。

◆どこまで回復すれば「職場復帰可能」と言える?

前回みてきたように、人によって職場復帰が可能かどうかの判断基準は異なります。

では、会社としてはどう判断すべきなのでしょうか?

「職場復帰」ということは、原則は通勤して仕事を通常通りに行うことです。

日常生活を送れるというレベルでは、職場復帰可能とまでは言えないでしょう。

しかし、完全な状態に戻ることまで求めるのは、ハードルの上げ過ぎと判断せざるを得ません。

そもそも、実際に職場に戻ってみないことには、回復の状態を判断することができません。


また、メンタルヘルス不調で休んでいた人を、いきなり通常勤務にしてしまうと、配慮義務に欠けるとされるでしょう。

以上から、「6.就業可(制限)」というところが、やはり職場復帰可能の基準になると思われます。

その前段階として、「5.試し出勤」というところも、判断基準に入れていいかもしれません。

ただ、この試し出勤にもグラデーションというか、レベルがあります。

この点はのちほどお話しします。


【あとがき】

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

東京は気持ちのいい青空。桜もほぼ満開ですね。



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