メンタルヘルス不調者の職場復帰(3) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

メンタルヘルス不調で休んでいた人の職場復帰に関するお話を続けます。


職場復帰が可能かどうかの判断基準は、人によって異なります。

回復状況がどの程度なら職場復帰可能とみるかが、人によって異なるということです。

この点を、「心の健康 詳説 職場復帰支援の手引き」(中央職業能力開発協会)を参考に考えてみます。




◆回復状況別にみた職場復帰可能の判断基準

ここでは、本人の回復状況を、次の7段階に区分してみます。

数字が大きいほど回復しているということを表しています。


<回復状況>
7.就業可(通常)
6.就業可(制限)
5.試し出勤
4.復職準備
3.一定の集中力
2.規則正しい日常生活
1.入院治療


精神科医は一般に「2.規則正しい日常生活」で「就業可」と判断すると言われています。

一方ライン管理職は、少なくとも「6.就業可(制限)」は求めるでしょう。

また、産業医は「5.試し出勤」というところが判断基準になっているようです。

会社のご担当の方や責任者の方は、こういう点を念頭におくのがいいですね。

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