社員の配置や業務分担、昇進・昇格などの人事を行う際には、社員一人ひとりのキャリア・アンカーを念頭におくようにします。

しかし、当然のことながら限界があります。
会社と本人の目指す方向(ベクトル)がぴったり合うのがベストなのですが、現実にはなかなかそうはいきません。
最終的には会社のベクトルを優先させるしかないのですが、研修の場や自己申告・面談制度といった仕掛けを活用して、会社と個人のベクトルを少しでも合わせる施策を絶えず行っていく必要はあるでしょう。
また、会社の方向性とその人のアンカーとが一致していないように見えても、自分が置かれた状況の中で、自分のアンカーにかなうことを実現することも不可能ではありません。
その点で、少し前にドラマ化された「下町ロケット」は面白いですね。
ロケット技術者としての夢が破れた主人公が、父の中小企業を継いで、会社経営に苦労しながらも自分の夢を実現させていくという話。
「フィクションの世界」とか「中小企業のオーナー経営者だから」と決めつけず、いかなる状況にあっても自分の価値を追求していけるマネジメントを考えていきたいですね。
【お知らせ】
お役立ち無料小冊子5種類、人事・労務、人材マネジメントノウハウ満載のメルマガを発行しています。
【小冊子】
・中途採用者の賃金の決め方
・賞与の基礎知識
・賃金表の作り方
・使用者のためのセクハラ読本
・個を活かす人事制度
詳しくはこちらを!
◆◇小冊子、メルマガのご案内◇◆