前回、正社員もいろいろと変化しているというお話をしました。

しかし、そこで述べたことは、いわゆるメンバーシップ関係のもとでの変化。
会社にわが身を委ね、会社の人事権等には基本的には従うという大枠は変わっていません。
それに対して、近年の動きで目を引くのは、上記のメンバーシップ関係そのものを変えるような動きではないでしょうか。
それが次の、いわゆる「限定型正社員」と言われる形態です。
・ジョブ型正社員
・勤務地限定型正社員
・短時間正社員
ジョブ型正社員は、職務範囲を限定した労働契約を結んだ正社員です。
したがって、職務を変更する場合は「労働契約変更」となりますので、双方の合意が必要です。
勤務地限定型正社員は以前から存在していた形態ですね。
文字通り、勤務地を一定範囲に限定した形態です。
限定範囲は、事業所限定、都道府県限定、複数都道府県限定など、いろいろなパターンがあります。(エリア型、リージョナル型などと称します)。
短時間正社員は、1日、1週の労働時間や労働日数などを限定した形態です。
パートタイマーと正社員の均衡処遇の問題や、ワーク・ライフ・バランスの問題が注目され始めたころに出てきた形態だと記憶しています。
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