職場に「受け入れられた」と感じることが定着の第一歩(6) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

3月に入り、新人受け入れ準備を進めている会社も多いでしょう。
売り手市場と言われるなか、苦労して採用した新人です。
定着してもらい、戦力として活躍してもらいたいところですよね。
しかし一方で、3年以内に辞めてしまう社員が少なくないのも事実。

そうならないようにするためには、どうしたらいいか?

そのポイントは、新人が「自分は受け入れられている」と感じるようにすることです。

そのひとつとして、前回まで「インフォーマル組織」ということについてお話してきました。

今回は、別の角度からこの問題を考えてみます。

◆自分が「有用な存在」と思えること


新人が職場に受け入れられたと感じることができる要因の2つめは、自分が有用な存在だと思えることです。

これが実感できて初めて、その組織に自分が帰属していると真に感じることができます。

そうなるためには、当然ですが、担当業務を習得することが必要です。

「習得」といっても、どこまでを指すのかという問題はありますが、一人で一応こなせるというのが目安になります。

また、「担当業務」とはどこまでを指すのかということもありますね。

たとえば、「営業」といっても奥が深いですから。

そのため、新人にはステップを示すことが必要です。

「現時点ではここまでできればベスト」
「それがクリアできたら、次は○○業務(タスク)」

--こんな具合ですね。

また、こうして与える業務は、実際に部署業務そのものでなくてはなりません。

つまり、教育のために作り出した業務ではないということです。

ここが結構肝心なところなのです。

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