人材マネジメントの観点に立つと、何らかの物差しで分類整理する必要があります。
そして、区分ごとの位置づけを定め、区分ごとに賃金制度、人事制度を考えていくということですね。
「区分ごとのこの位置づけ」というのが大事で、これが曖昧だと、「当社には正社員と契約社員がいるが、違いがはっきりしない。一応契約社員は1年契約ということになっているけど、それ以外はほとんど同じだ」というような状態になってしまいます。
場合によっては「不当な待遇差別だ」というトラブルにつながりますし、そうならなくても、人事管理上いい状態とは言えません。
◆分類基準は
では何をものさしに分類するかですが、私は次の2つになると考えます。
①直接雇用か間接雇用か
②無期雇用か有期雇用か
労働時間、職務の範囲、勤務地などもものさしになり得ますが、私はこれは「働き方の多様化」の中で捉えた方が適切だと思っています。
◆多様化の2つの切り口
ここまでの話を整理すると、「多様化」は次の2つの切り口で捉えることができます。
①雇用の多様化
②働き方の多様化
いまはこのうちの「雇用の多様化」の話をしているということですね。
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