雇用形態あれこれ(3) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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雇用形態にもいろいろなものがあります。

人材マネジメントの観点に立つと、何らかの物差しで分類整理する必要があります。

そして、区分ごとの位置づけを定め、区分ごとに賃金制度、人事制度を考えていくということですね。

「区分ごとのこの位置づけ」というのが大事で、これが曖昧だと、「当社には正社員と契約社員がいるが、違いがはっきりしない。一応契約社員は1年契約ということになっているけど、それ以外はほとんど同じだ」というような状態になってしまいます。

場合によっては「不当な待遇差別だ」というトラブルにつながりますし、そうならなくても、人事管理上いい状態とは言えません。

◆分類基準は

では何をものさしに分類するかですが、私は次の2つになると考えます。

①直接雇用か間接雇用か

②無期雇用か有期雇用か

労働時間、職務の範囲、勤務地などもものさしになり得ますが、私はこれは「働き方の多様化」の中で捉えた方が適切だと思っています。

◆多様化の2つの切り口

ここまでの話を整理すると、「多様化」は次の2つの切り口で捉えることができます。

①雇用の多様化

②働き方の多様化

いまはこのうちの「雇用の多様化」の話をしているということですね。

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