今回まで、ixaと無関係ですw
前回の記事の続きになります。
2月26日、愛する娘と、一旦、お別れしてきた。
その日はやはり何も手がつかなかったわ。
妹たちも何か落ち着きません。
葬儀社が来るのが、22:30。
それまで、家族みんなで、桃に寄り添う。
末っ子の小桃の行動に驚かされました。
棺に入ってお布団で寝ている桃。
小桃は、お布団を引っ張ります。
また、悪戯をしてっ!
桃ちゃん寝てんだから、だめだよ!
注意する私をよそに一生懸命、お布団を全部剥がしてしまった。
匂いをたくさん嗅いで、桃を起こすかのように、小さなお手々で頭をちょんちょんと。
起きて!桃ちゃん起きて!
そう聞こえた気がしたよ。
起きて遊ぼう!
小桃は桃が、もうおきないことがわからないと思う。
悪戯じゃない。
牡丹は、その状況を近くでじっと見守ります。
何度も何度も、桃を起こそうと。
たまに私やママの方を見て、不思議そうに桃のそばに寄り添う。
それでも起きない桃を、今度は自分の鼻を桃の頭の下に入れ、起こそうとするんだよ。
起きない桃。
小桃は、小さな棺の縁に顎を乗せ、悲しそうな顔をする。
棺から離しても、すぐ強引に戻り、棺から離れようとしない。
小桃は、桃の顔に自分の顔を重ねる。
私もママも涙が止まらなかったよ。
小桃は、桃のこと、ちゃんと想ってたんだな。
後で、葬儀社の方に聞いたお話だが、
亡骸に寄り添う場合と、全く寄らず避ける場合と
2パターンあり、後者の避ける場合が多いらしい。
理由は、動物の本能にあり、
人間には嗅ぎとれない死臭に関係するんだとか。
死臭がする = 近くに外敵がいる可能性を示す or 病気の感染源
それを危惧して身を隠したり避けたりするらしい。
わかってないことも多いみたいだけど、
寄り添うってことは、単純にアホで警戒感がない?w
それか、愛情。
私は、愛情だと思う。
だから、牡丹と小桃の行動には、正直参った。
時間はあっという間にすぎ、お別れの時間が迫ります。
一任個別葬といって、
火葬炉搭載のセレモニーカーで自宅まで来ていただき、
セレモニーをした後に、火葬炉に身を納め、火葬していただく。
骨上げまでしていただいて、白骨つぼに収められた状態で渡してくれる。
そのプランで、ジャパン動物メモリアル社にお願いしました。
時間は22:30近く。
私もソワソワして、タバコに火をつけ、気を落ち着かせてた。
インターフォンが鳴った。
その時点でもう泣きそう。
桃を安置してあるお部屋で説明を受け、
生前の桃をお話しして、
お別れに向かってセレモニーを始める。
千葉県の「愛育神社」のお清め物。
「末期の水」を口元に、次に「ハッカ油」で清めたタオルで体を清め、
「念珠」をお手々につけたあげた。
愛おしい。かわいいかった。
ずっとなでなで。
担当の方も、すごくいい方で、とても親身に接してくれた。
桃に幸せだったねと言ってくれた。
感謝しかない。
旅立ちのときが来ちゃった。
私は、ママに桃を抱かせてほしいとお願いし、
桃を抱きしめ、セレモニーカーまで連れていく。
火葬炉の台車に桃を寝かせた。
寝てる桃。台車の真ん中にちょこんと丸まって。
桃こんな小さかったのね。
最後のおやつをあげた。
気をつけてね。
ありがとうね、また会えるからそれまでね。
でもね、
みんなをおくってからじゃないとパパそっちに行けないわ。
だから相当時間かかるけど、許してね。
ゆっくり火葬炉の扉が閉まる。
桃は旅に出ました。
たくさんの死に向き合ってきたが、
こんなにも悲しいことは無かった。
ただの泣き虫になってたわw
自宅に戻り、桃の帰りを待つ。
時間は覚えてないが、
帰ってきました。
真っ白なハート柄の入った袋に包まれて。
おかえり。桃ちゃん。
頑張ったね、えらいね。
なでなでして、抱きしめました。
私たちは、無事に、桃をおくることができた。
でもこれで終わりじゃない。
桃を失って悲しいのは、わたしたちだけではない。
残された、牡丹や小桃もそうだと思う。
注意を払いつつ、普段通りの生活をし、
この子たちと共に元気で過ごしていかなきゃね。
私たち夫婦にとって、桃は大切な娘です。
もちろん、牡丹も小桃も。
別に書くことではないと言われればそれまでですが、
どうしても、桃のこと書きたかった。
この子が生きたことを。
うちの子美人でしょ?かわいいでしょ?ってねw
ただの親バカですがw
でも、読んでくれた方は、
少なくとも桃のことを知ってくれたかも。
覚えてないとしてもね。
それだけで本当に感謝です。
次回からは、ixaブログしますw
最後までお読みいただきありがとうございます。