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プロジェクトにありがちな問題

先日CAVのTerryさんこと林口さんとお話をさせていただく機会あり、
すごくハラオチできたことがありました。


スタートアップベンチャーが立ちいかなく要因


それって技術的障害にぶち当たるよりも人的問題が原因になることが
多いのだとか。

すなわち同じ志でスタートしたにもかかわらず、仲違いするなど
内輪の問題やリーダーの資質で挫折して進められないことが
多いのだそうです。
ちょっとでも弱気を見せたり、内部の不安があるとすぐ崩壊して
しまう。

これって普通の組織でも起こりうること。どんなプロジェクトにも
リーダーやメンバーはいるはずですが人的問題でうまく行かなく
なってしまうことって結構あるなと。

ちょっとハッとしました。

ここからは私見ですが、人の問題は人しか解決出来ません。
仮に自分が問題でなかったとしても自らが主体的に問題解決
しようと考えるプロ意識を持ち続けることが大事だなと
改めて思いました。

リーダーもストレス耐性を試されている・・・

ピボットを恐れない

今日不思議な夢を見ました。

なぜか大社長(藤田社長)とサシ飲み。もう1件行くかと言われたので
付いて行くとそこはまた良い感じのバーでした。
「俺の店だから大丈夫」
と聞いてビックリ。さすが社長。バーもプロデュースかあ。

そこで何話したか覚えていないのですが、
帰ろうとしたらお通し代請求されたってオチ。



さてさて(笑)


そんな社長の今日のエントリー
「今年はダカイゼン。」
http://ameblo.jp/shibuya/entry-11450606686.html

自分でサービスを持っている人はとても参考になるし勇気が持てます。
もちろんダメな状態でリリースしていいわけじゃないですが、
作ったサービスの是非を世に問うてもいいと確信できたら、
そのタイミングでリリースする。
そしてまたフィードバックを受け、得た知見を元にすかさずカイゼン。

どうしてもこれがウケるかどうか自信が持てないってこともあるでしょう。

それでも出さなきゃ反応もわからない。

最初から完成されているサービスなんてそんなにありません。

LINEも今の規模になることを想定して作ったわけではないでしょう。
Facebookだってハーバードの寮生の顔写真入り名簿が最初ですよ。

小規模スタートアップにはつきものの
「ピボット」
(事業や製品の方向性を起業時から徐々に旋回し、市場のニーズと一致するプロダクトを見い出す行為)
という考え方はドンドン世に浸透してきていると思いますが
初期の考え方に固執せず、ブレないところは押さえつつ
サービスを成長させていきたいものです。

頑張ります。

60秒キャンペーンに学ぶ

もうみなさんすっかり各所で話題になっている
マクドナルドの60秒キャンペーン。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1301/07/news082.html
http://rocketnews24.com/2012/12/24/279471/

皆さん買いに行きました?

いろんな考え方あると思いますが、マクドナルドの狙い
ってどこにあるのでしょうか?

その話に行く前に、私学生時代はマクドナルドでバイトの
マネージャーをやっていて学ぶことが多かったので
どれだけすごい会社なのかをちょっと共有します。

そんな事知っているよって人もいると思うので
そこは大目に見てください。
あとやっていたのは20年近く前なので今とかなり
異なる点もあることもご了承ください。

まずマクドナルドでは作ったサンドイッチ(マクドナルドでは
ハンバーガー、フィレオフィッシュなどは全てサンドイッチ
と呼んでます)は10分しか置かず、それ以上たったものは
ウェストといって廃棄しています。

それは有名な話ですが、どうやってコントロールしている
のでしょうか?
POS(いわゆるレジ)からの購買情報を分析して
似たような曜日・時間帯のサンドイッチ毎の10分間の
販売個数を出しています。
このリストを見ながら厨房にオーダーしています。
時々予想外に混んできたりすると間に合わなくて
別途オーダーしてお客様にお待ちいただいています。
ですが、これがあるので無駄なサンドイッチは極力
出ないようになっています。

更にハンバーガーと一緒にポテトもいかがでしょうか?
と言われてついで買いさせられる経験あると思いますが
これは「サジェスト」といってマニュアルによって
お客様に基本的に勧めるように仕向けています。
これも有名な話です。

これを更に進化させてしまったのがセットメニューです。
ハンバーガーとポテトとドリンクで何百円(100円くらい割引)
とお得にするという方法です。殆どファーストフードでの
最初の事例だったのでは?と思っています。

これの何がスゴイってハンバーガーしか買わなそうなお客様に
他のものも付けることで客単価を一気に上げています。
原価率が低いのでセット割引しても粗利は確保できます。

お客様はこのからくりを知っていても、食事に来ているから
空腹に任せてついセットを購入します。
それがファーストフードの良さだから。

他にも考えぬかれているマーケティングの仕組みと言ったら
枚挙に暇がないです。
学生時代にもっと真剣に学べば良かったなと今更思うわけです。

さて、冒頭の話に戻りますが、60秒キャンペーンの狙いは
恐らく回転率の向上ではないかと思います。
もちろんバイラルを狙っているのは間違い無いですが、
ハンバーガーチケット自体もそれほど消化しないまま紙くずに
なると予想するとペナルティも大したことはないです。

全てのお客様に1分でものが提供できれば1時間に60人に
提供できます。実際には1分未満で提供できるケースも
多いのでピーク時間帯は1時間で100人くらいは捌けるはずです。

こうすることで単位時間あたりの売上をアップできます。

マネージャーになると時間別売上、日別売上、月別売上
(それぞれアワリー、デイリー、マンスリー)のアップが
課題になるのでこういう施策が効果を生むのです。

改めてマーケティングを科学し尽くしている会社だなーと
感心しています。学ぶことは業種が違っても多いなあと
感じました。

みんなが見たいものを見せようとするりりこの話

DVDがレンタル開始になったのでヘルタースケルター見てみました。

ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [Blu-ray]/Happinet(SB)(D)

¥5,250
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確かに凄かった。エロに対する過激な描写とか、華やかな世界の裏側のダークな面だったりとか。
デフォルメされていると思うけど、

そして最も感じたのは沢尻エリカがなぜ消えないで、たかの友梨とか支持する人が
いる理由が分かりました。

芸の道で生きるということはプライベートなんて全て犠牲にして
見る側を楽しませるために全身全霊でそれを表現する事であると。
人生かけてそれやってるんだから本気でスゴイ。
体で仕事取ったりとか、そういうことって普通の人からしたら
とんでもないことなんですけど、考え方を変えれば何でもないこと
かもって思ったり。

自分たちが子供の時に培ったモラルがあるからそこを軽々超えていく人は
カッコ良く映るのかもですね。

彼女は哀れで気の毒にも見えるし、可愛くも見えます。
表面だけ見れば嫌いたくなる部分多いでしょうけど。

ウチの取締役はイマイチって言っていたけど、原作も読んでみようかな。
岡崎京子が事故で断筆する前に描きたかった世界を知るにはそれが一番
なのでしょうね。

ということでエンターテイメントが好きな人に超オススメです。

2013年になったのでちょっと抱負を

どーもあけましておめでとうございます!

去年はいい経験も出来たし、学びもあり、試練も多かったです。

そういえばBRUTUSに載っていたんだけど、人生で困難に遭遇したら
本を読むことが大事だとか。

そんな時間ないなとか思うことは多いけど、それでも良書を選りすぐって
今の自分に最適と思える本を読んでいます。
この年末年始は村上隆の「創造力なき日本」を読みました。

創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥820
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PARCOの地下の本屋でやたらプッシュしている本で
あまりにも私にしつこく買えと呼びかけられているような
気がしたのでつい・・・(笑)

いわゆるアーティストと言われる人たちは一般的社会人とは無縁の
世界でそれほど給料もらえないかわりに好きなように生きているイメージ
がありますが、完全に覆されます。
社会のヒエラルキーの最下層にある道化だと割りきって仕事できることが大事
と叩き込まれるのだそうです。そのための挨拶であったりなど最低限のことが
まず最初に教え込まれる。仕事と夢を一緒にするなどもっての外で好きなことが
したいというだけの人は要らないとさえ言われる世界。

あれ、これって普通のサラリーマンと同じじゃない?

そこまでしても何のために仕事をするのかと言われれば、自分の死後も
評価され、歴史に残る芸術をつくり上げることと考えている、と。
それを作り上げる自らの組織(カイカイキキ)は300年残るチームに
したいと書かれていました。

まさにビジョナリー・カンパニーじゃないですか!

会社という組織で何のために仕事をするのかというヒントに
通じるものがあります。

そうした作品を作り上げることから逆算して戦略を持ち、
「今この瞬間を如何に生きるか」だけに頭を悩ます
スーパー刹那主義から脱却すべき、と教えているのです。

現代美術というものが儲からず、アーティストが育たない
(更にはそれだけの作品が出てこない)現状を憂いて
まず考え方を変えようと説いているこの本はどの人にとっても
薬になるような気がしています。

そんなわけで、自分の中で読書によって少し閉塞感を
取り除けた2013年年初になりました。
いつでも自分にあったいい本が見つかるわけではないのだけど
それでも何かのヒントにはなるはずなので忙しい時でも
いろいろ読むことをオススメします。

月並みですが、今年もどうかよろしくお願いします。