2013年になったのでちょっと抱負を | HardReggaeCafe@Ameblo.jp

2013年になったのでちょっと抱負を

どーもあけましておめでとうございます!

去年はいい経験も出来たし、学びもあり、試練も多かったです。

そういえばBRUTUSに載っていたんだけど、人生で困難に遭遇したら
本を読むことが大事だとか。

そんな時間ないなとか思うことは多いけど、それでも良書を選りすぐって
今の自分に最適と思える本を読んでいます。
この年末年始は村上隆の「創造力なき日本」を読みました。

創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥820
Amazon.co.jp

PARCOの地下の本屋でやたらプッシュしている本で
あまりにも私にしつこく買えと呼びかけられているような
気がしたのでつい・・・(笑)

いわゆるアーティストと言われる人たちは一般的社会人とは無縁の
世界でそれほど給料もらえないかわりに好きなように生きているイメージ
がありますが、完全に覆されます。
社会のヒエラルキーの最下層にある道化だと割りきって仕事できることが大事
と叩き込まれるのだそうです。そのための挨拶であったりなど最低限のことが
まず最初に教え込まれる。仕事と夢を一緒にするなどもっての外で好きなことが
したいというだけの人は要らないとさえ言われる世界。

あれ、これって普通のサラリーマンと同じじゃない?

そこまでしても何のために仕事をするのかと言われれば、自分の死後も
評価され、歴史に残る芸術をつくり上げることと考えている、と。
それを作り上げる自らの組織(カイカイキキ)は300年残るチームに
したいと書かれていました。

まさにビジョナリー・カンパニーじゃないですか!

会社という組織で何のために仕事をするのかというヒントに
通じるものがあります。

そうした作品を作り上げることから逆算して戦略を持ち、
「今この瞬間を如何に生きるか」だけに頭を悩ます
スーパー刹那主義から脱却すべき、と教えているのです。

現代美術というものが儲からず、アーティストが育たない
(更にはそれだけの作品が出てこない)現状を憂いて
まず考え方を変えようと説いているこの本はどの人にとっても
薬になるような気がしています。

そんなわけで、自分の中で読書によって少し閉塞感を
取り除けた2013年年初になりました。
いつでも自分にあったいい本が見つかるわけではないのだけど
それでも何かのヒントにはなるはずなので忙しい時でも
いろいろ読むことをオススメします。

月並みですが、今年もどうかよろしくお願いします。