実はそから中に蔓延しているパワハラ、でも時には感謝することも | 人事屋いとさんの今日の他人事(ひとごと)独り言

人事屋いとさんの今日の他人事(ひとごと)独り言

社会保険労務士であり人事情報システム会社の代表である「いとさん」があるときには少しだけ本業に近い話を。
またあるときには趣味のランチグルメから。
そしてまたある時は、家内の手伝いをさせられているハウスクリーニングの話題など無責任に独り言を話していきます。

人事情報システムと人事戦略に特化した人事屋兼おそうじコンシェルジュのいとさんです。

今日は堅い話でなく我が家の話題で失礼します。
私は、社労士業ではなく別に経営する会社の関係で毎月大阪と東京を一週置き位に行ったり来たりしています。

丁度昨日関西に来て、夜愚息と話す機会が有りました。
我が家の愚息は大学4回生で就活も春先に草々と内定を頂き、とりあえず単位もほぼ取得し、硬式野球も引退という感じで、アルバイトに精を出す毎日を送っています。

この方、生まれて以来ほとんど勉強らしいものはしたことがありません。
高校受験の時は行く高校が無いと担任に呼び出され、職業訓練校の募集は終わりましたと告げられたものでした。
捨てる神あれば拾う神有じゃないですが、中学からクラブチームで硬式野球をしていて、ピッチャーだった関係でそちらの縁で和歌山の方に野球留学で高校に入れてもらうことになったのでした。

大学も私学というのは不思議なことに指定校とかいうものがあり、推薦でうまいこと大学に入れるようになっているようですね。
たまたま京都方面の希望者が居なかった関係でうまいこと推薦で進学でき、無事4回生までったというわけです。

就活で学力試験のない企業が世の中あるものなのですね。
結局無試験で入社の内定を頂いたそうです。
3社に応募して2社からOKをもらったとかで、不思議な事が有るもんだと驚いています。

愚息の紹介はこんなところで、まあお笑いをこよなく愛しており口が滑らかなのと、体育会系で体力が自慢といったところでしょうか。

なのでバイトと言っても肉体労働を選択するわけで、最初によく宣伝をしているサ〇イ引越しセンターに行ったそうです。
よく学生のバイトが行っていて体育会系のバイトの王道みたいなようだとのことでした。
過去に良くないバイトも居たようで、学生を目の敵にするように扱いだったそうです。
初日からどなりちらしてそうとう暴言もはかれたようです。
何で初日からこうなんだろう?
過去にもバイトはゴルフの練習所とかカラオケ、コンビニなどちょこちょこしたことはあるけどこんな扱いは初めてだとのことでした。
さすがに愚息も耐えかねて、初日でやめることにしたそうです。

次に向かったバイトは〇〇ネコヤ〇トの〇急便の仕分けセンターだそうです。
こちらも体育会系の定番ですが、社員さんが現場にいなくて、バイトばかりだったそうです。
何も説明しないで仕分け作業に入らされて、わからないので質問すると、バカでもアホでもわかることを大学生は何でわからないんだと怒鳴られたそうでした。どうもこちらも大学生の評判が悪いようで。
挙句に昼の休憩も弁当をみんな持ってきていないらしく、たばこを吸っておしまいだったそうです。
愚息は祖母に弁当を作ってもらい持って行ってはいましたが、一人だけ食べるのは気が引けて食べずにいたそうです。
こちらも初日でやってられないと思い辞めたそうです。

ここまで話を聞いたら根性ないな、もう少し続けたら自分が前に来ていた学生と違うという事をわかってもらえたのではないか?と言おうとしたのだけれども続きがありました。

愚息が言うには、2社とも初日でここまでされるということは、過去からのバイトにも何等か問題はあったのだろう。
だけれども、それ以上に何かコンプレックスのようなものを持っているのではと感じるとの事でした。
 
それで、自分自身の事を振り返ると、ほとんど勉強しなかったのでパソコンもインターネットとか除いてワードもエクセルも全く使えないし、ビジネス文書なども全くかけない。
これじゃ2社のパワハラをしてきた連中と何ら変わらない。
そして、もし内定した会社で通用しないで辞めさせられたら、結局今回のバイトのような仕事しかできないということに気付いたとのことでした。

それで、自分でビジネス用のパソコンスクールに通う事を決めてバイト代を貯金して有ったので23万円自分で払ってきたとの事でした。

わたくしはビックリでした。
お金をくれと一言も言わなかったのもそうですが、いくら親が言って聞かせてもダメな事が、実際にバイトをとおして体験して、やっと気づいたんですね。
パワハラよありがとうと親としては感謝の気持ちで一杯です。

今までは生活の中心が硬式野球でしたので、その世界は、少なくても先輩後輩の関係や野球のルールや実績というモノサシがきちんと有る世界なのです。
ですが、世の中の実際の末端組織ではきちんとした常識や会社の考えが行き届いているとは限りません。
あってはいけないことが、普通にあるのが当たり前の世界なのです。

2社で受けた扱いに文句をいう訳でもなく、流されて我慢を続けるわけでもなく、今すべきことをキチンと見つけて行動を取った愚息を見て少し大人になったなと感じた1日でした。

バイトはパソコンスクールのスケジュールで出勤を決めれる派遣にしたとのことで、きちんと正社員の管理者が対応するところは扱いがちゃんとしているとの事でした。

それで、愚息がところで、2社のバイト代はもらえるのだろうか?と質問してきたので法律的にはもらえるよ。だけども実際にはわかんないな。
あてにしているのに辞められたから、管理する側では何と思ってるかわらないぞ。一応社労士だから取ってくれと言われればそうするけどと言うと、良いこと気づかせてくれたので別にバイト代はどうでもいいやとのことでした。

今回の例は氷山の一角で、意外にあちこちで本来有ってはいけないパワハラなど諸問題がはびこっていなす。
それと、対抗していくのも一つの選択肢でしょうが、相手にしないで新たな道を切り開くのもまた選択肢なのです。
法律で勝っても得るものは何もなかったということが実は沢山存在するのです。
要は現実を見て、一瞬の収支と中長期での収支そして価値観を総合的に判断して決めていくことが重要なのです。
そういう点から今回のケースは結果的には2社の不合理な対応に感謝する不思議な結果となったのでした。