● 日本語テストのあれこれ
こんにちは、竹之内です。
日本語の学習者が多いベトナムですが、日本語スピーカのベトナム人を採用するときの参 考になるのが日本語の資格。
一番ポピュラーな日本語能力検定試験(JLPT)を履歴書 に書いている人が多いですが、時々見なれない日本語の資格を書いている履歴書に出会う こともあります。
今回は日本語試験のいくつかについて紹介します。
➀Nat-Test アジア圏を対象とした日本語の試験で内容は JLPT とほぼ同じです。
上から 1 級~5 級ま であり、レベルはそれぞれ N1~N5 に対応しています。
JLPT の試験が年 2 回なのに対し、 Nat-Test は年 6 回あるのが特徴です。技能実習生が送り出し期間在籍中に受験するこ とが多いのも特徴です。
②日本留学試験(EJU) 名前の通り一般的に留学生が受験するテストですが、日本の大学に入学するために受験す るものになるのでレベルも高めです。
試験内容には記述も含まれるため高度な日本語力が求 められます。
また日本語以外にも理数、社会などの科目も含まれるので総合的な学力が求 められるのも特徴です。
日本語は 450 点満点で、各日本の大学でそれそれの合格基準点 が定められています。
③BJT ビジネス日本語能力テスト 日本語をビジネスなどで運用できるかどうかを測る試験です。
800 点満点でランクを上から J1+~J5 までに分けて日本語力を診断します。
最高ランクの超級と呼ばれる J1+になると 日本語ネイティブと遜色がなく、単なる流暢さだけではなく日本語で論理的に議論できるレベ ルになります。
芸能人で言うとデーブスペクターやパックンなどがそのレベルになると思います。
④J.TEST A~F でランクを分ける日本語試験で初級から上級までをカバーしています。
こちらも試験回 数が年 6 回と多く、初級からも受験できるので Nat-Test と並んで受験しやすいテストです。
同じ団体が主催する N1 レベル以上の人を対象としたビジネス J.TEST という試験もあり、こちらはビジネス用の高度な日本語力を測る試験になります。
以上のように JLPT 以外にも様々な日本語の試験がありますのでご参考になれば幸いでございます。