● 2018 年 12 月施行される政令
こんにちは、竹之内です。
本日は、今月度施行される政令についてシェアさせて頂きます。
１、外国人の強制社会保険加入を義務化
ベトナム国内で労働許可証を有し、所属の企業と 1 年以上の雇用契約を結ん でいる者、または無期の労働契約を結んでいる外国人労働者はベトナム人労働者と同様に強制社会保険に加入しなければならなくなる。
2018 年 12 月からは疾病、妊娠＆出産、労働災害・職業病の３つの制度、 2022 年からは年金、死亡手当の 2 つの制度を受けるための強制社会保険に 加入しなければならない。
２、年次休暇、祝日、有給休暇の給与を規定
年次休暇、祝日、有給休暇などで労働者に支払う給与は当月の給与ベースで 按分して計算するものと規定している。
従来の規定では前月の給与ベースに按分 して計算することになっていた。
３、女性労働者の年金を調整
2014 年版の社会保険法の施行では男性労働者と比べ、女性労働者は年 金の支給について不利な状況であったため、今回の政令により調整する規定が作 られた。
これにより社会保険の加入期間が 20 年以上、29 年 6 か月までで、 2018 年 1 月 1 日から 2021 年 12 月 31 日までの間に定年退職する女性 労働者に対して、社会保険加入期間と年金受領開始時期によって年金を 0.27～12.31％引き上げるとする。
１に関しては、我々外国人にとっても、外国人を採用する企業にとっても負担が大きくなるため、給与条件を再度見直す必要が出てくる可能性もあります。
それに2022年に向けてその負担額は大きくなりますので、しっかり利顔を深め、備えていきたいですね。