hozys blog -3ページ目

hozys blog

私hozys(管理人)の独り言のようなことを綴っています。
ネコの話題に限らず、
日々のいろんなことを気軽にアップしています。

昨日の夕方、小さな命がひとつ、消えてしまいました。
名前は「なっちゃん」。
8月の真夏に突然現れたので、僕の母がそう名付けて面倒を見ていました。
まだ食事をしに来るだけの状態だった頃のある日、
あまり体調がよくない様子を見かねた母が病院に連れて行き、
猫エイズやたくさんの感染症とともに、腎機能が失われていることを
ドクターから告げられていました。
もう長くないだろうという覚悟の上で、家族として迎えた形だったのですが、
何度も点滴や投薬を続けたことが功を奏し、時々、驚くくらいの元気を
見せる時もあったようです。
しかしながら、感染症があることがわかっている以上、先住猫である
3匹の愛猫たちとの接触は避けざるを得ず、結果的に、玄関先と階段、
廊下の一部という限られた空間が「なっちゃん」のための場所となりました。

「なっちゃん」は、元飼い猫だったようで、食事もトイレもお行儀よくこなし、
そして、何と言っても人に対してとてもフレンドリーで、温和な性格でした。
立っていることもままならない状態のはずなのに、
人の後を追って、階段を上ったり下ったり、足にスリスリしてきたり、
見上げて人の顔をじっと見つめたり...
それゆえに、日々命の終わりが近づいていく姿を見ることが切なく、
何もできない、助けてあげることができない無力さも加わって、
ただただ、たまならく胸が締め付けられる思いでした。

せめて、少しでも温かくしてあげたい思いから、常にカイロや湯たんぽを
いつもの居場所の傍らに置いていたのですが、
それでも、玄関という場所は、12月の寒さがいっそう厳しく感じられ、
先日、段ボール箱で簡易的なお家を作りました。
使ってくれるかどうか案じていたのですが、気に入ってくれたようで、
すぐに中に入ってくれて嬉しかったです。
しかし、その頃から体調の悪化がより進んでいる様子で、
箱の中にこもって、以前のようにはすぐに出てこなくなりました。


なっちゃん_01
なっちゃんのお家。すぐに気に入ってくれました。


そんな日のお昼前、箱の中を覗くと、そこにはなぜが「モグラ」の死骸が。
庭先の植え込みか、母が作っている家庭菜園の畑で捕まえて
くわえて持って来たんだと思いますが、
いったいどこにそんな力が残っていたのかと本当にビックリしました。
今思えばですが、ひょっとしたら、
「なっちゃん」なりのお礼のつもりだったのかも知れませんね。


なっちゃん_02
体重はほぼ2キロまで落ち、背骨を撫でるような状態に...


助からない命とわかってはいても、放っておくことはできない、
何とかしたい、少しでも辛くないようにという思いから
懸命に面倒をみてきた母にとっての「なっちゃん」の存在は大きく、
約4ヶ月という短い時間でしたが、かつて見送った愛猫と同様に
母の心に大きな穴を空けて旅立って行ったようです。


なっちゃん_03
なっちゃん、最後のカット。
よろけるように力なく座り込みながらも、ずっと人の顔を見つめています。


なぜ「なっちゃん」はノラになってしまったのか。
ノラになっていなければ、いろんな病気を患うリスクも減っていただろうし
もっと長生きできただろうに...と思うと、やり切れない気持ちになります。
本当に、本当に、心から、不幸な境遇にある猫が1匹でも減ることを
願って止みません。
快晴の青空が、なんだかとても寂しく感じる師走です。



$hozys blog-2013_ヒット商品番付


12月に入り、早くも「2013年ヒット商品番付」が発表されました。
ざっと見て、流行語大賞で取り上げられた言葉とかぶっているものが多い印象もありますが、
一方で「えっ?」と感じるものもありますね。
年々、取り上げられている項目が自分の生活とは無縁なものになっていく感じで
今年は何かと話題だった西の横綱の「あまちゃん」は、1度も観たことがなく、
また、東の横綱の「セブンカフェ」は、1度だけ使い方を教わりながら利用したのみで、
ゆえに、横綱に選ばれていることにピンとこないというのが正直な印象です。
逆に言えば、番付に載っているもので認識できたり、実際に自分が関わったものは
上位からいうと、東の大関「進撃の巨人」と西の前頭「歌舞伎座」の2つしかないです(笑)。
強いて言えば、東前頭の下位にランクされている「炭酸水」もよく利用しましたが、
こちらは数年前から(夏場は特に)よく飲んでましたから、
ヒットしたのって今年なのかなぁと、これもちょっとピンとこないですね。

この番付がどういう形で決まっているものなのか、詳細は知らないのですが、
ここに上がっている項目すべてに関わるような、まさに流行に乗るといった状態は
基本的に望むところではないので、知らない自分でいいかなと思う側面もありますが、
いろいろと話題になる楽しいことがあって、
人が笑顔になれたり、世の中が活気づくのはとてもいいことだなぁと感じます。
ただ、流行に乗ってるって、なんかカッコわるいよなぁ...と感じるのは、
僕がひねくれものだからでしょうか(笑)?




$hozys blog-小山薫堂さん

小山薫堂」さん。
近年、僕が最も一緒に仕事をしてみたいと(勝手に)思っている人です。
元々は放送作家として活躍している人ですが、
それ以外も、いろんなことをプロデュースしたり企画したりされています。
ここ最近でいうと、「くまモン」の生みの親と言えば、わかる方も多いのではと思います。
その前には、映画「おくりびと」の脚本を手がけたことで話題になりました。
テレビでは、「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」の構成を手がけた方でもあります。
また、僕はよくラジオを聴いているのですが、学生時代に文化放送でアルバイトをした経緯から
吉田照美さんと親交が深いことも僕にとって楽しく感じる点でもあります。

そんな薫堂さんの本(昨年の出版ですが)「幸せの仕事術」を読んで
ますます薫堂さんのことが好きになりました。
本のタイトル通り、とても温かい幸せな気持ちにさせてもらいました。
この手の本で泣く人はきっと珍しいと思いますが、
随所にじ~んとくる話があって、何度も目頭が熱くなりました。
本当に、素敵な仕事の仕方だなぁって感じます。
一方、そうなる以前の若い頃の話で、意外なくだりも書かれてました。
今の薫堂さんからは想像もつかないのですが、
「カノッサの屈辱」を担当していた頃は相当忙しかったらしく、
心身ともに限界に近い状態で自殺まで考えたとのこと。
華々しく見えていても、過去にはそんな日々があったんだなぁと、
そういう部分には少しだけ親近感を覚えました。
でも、そんな日々を乗り越えられたのも、
元来ポジティブな正確によるものらしいのですが、
それにはお父様の影響が大きいようです。
本の中にもプラス思考を地でいくお父様の言葉があって印象的でした。

みんなが薫堂さんのような意識で仕事に関われば
仕事をすることがとても幸せなことになるだろうなぁと思わせる1冊です。
読み終えて思ったのですが、この薫堂さんの「愛」や「思いやり」の意識って
猫を可愛がる時の人の気持ちにとても似てる気がするんですよね。
薫堂さんが仕掛ける仕事のように、関わるすべての人が笑顔になれる...
そんな携わり方がしたいと心から思いました。




$hozys blog-フェンスに絡みつく枝_01

上の画像、何だかおわかりでしょうか?
実は、歩道の整備のために伐採された木があった場所の風景なのですが、
よく見るとフェンスにいくつもの枝が残されています。
どうして取り除かなかったのだろうと一瞬不思議に思うのですが、
近づいてみてハッとしました。
取り除きたくても取り除けなかったのです。


$hozys blog-フェンスに絡みつく枝_02

$hozys blog-フェンスに絡みつく枝_03

フェンスにめり込むように完全に絡み付いています。
場所によっては、どうしてこれ程までになっているのかと
驚くような状態になっています。
どれだけの年月をかけてこうなったのかわかりませんが、
これを取り除こうとしたらフェンスを壊すことに等しいと
そう感じて諦めたのでしょう。
しかしながら、これは蔓ではなくて枝ですからね。
幹線道路の脇でこれほどまでの生命力をもって育っていた木に
恐ろしいくらいの生命力を感じました。


追伸:
その後しばらくして、フェンスごと撤去されていました。




「ボザール・ミュー」の後を継いで、
ついに、この9月より「シャトン・ド・ミュー」がオープンとなりましたので、
お祝いを兼ねて覗かせて頂きました。


$hozys blog-シャトン・ド・ミュー_01
このビルの前に来ても、
以前と同じ「ボザール・ミュー」と何ら変わらない印象です。
ビルが新しくなったわけではないので当然ですが(笑)。


$hozys blog-シャトン・ド・ミュー_02
オープニングの企画展は、かつでの主である宮地さんが可愛がっていた...
ビルの入り口でいつもお客さんを迎えてくれていた...
しーちゃんとみーちゃんをはじめとする「しーちゃん・みーちゃん&銀座の猫展」です。


$hozys blog-シャトン・ド・ミュー_03
袖看板にはしっかりと「シャトン・ド・ミュー」の文字が。


$hozys blog-シャトン・ド・ミュー_04
ビル入り口脇のプレート...
「ボザール.ミュー」と読めてしまうのはご愛嬌ということで(笑)。


$hozys blog-シャトン・ド・ミュー_05
ギャラリー入り口には大きなお花が。

基本的なギャラリーのレイアウトも変わっていないので、
まるでそのまま「ボザール・ミュー」が続いているかのような気になりますが、
今回、入って右側のスペースが常設のショップ「猫の引き出し」になっていて
そこが最も大きな違いでしょうか。
ショップには、ポストカードやステーショナリーを始めとする猫グッズが
所狭しと置かれていて、要チェックです。

今後もいろんな企画展が予定されていますので楽しみですね。
銀座へいらっしゃる際には、是非、覗いてみてください。


[ シャトン・ド・ミュー ]
http://www.chatondemieux.jp/