こんにちは。朋友清瀬校山﨑ですウインク

 

 

蒸し暑い日が続きますね晴れこれからしばらくは過ごしづらい毎日になりそうです。

個人的には冬の寒さは服を上に重ね着すればいいので耐えられますが、夏の蒸し暑さは汗もかくし身体も何となくだるく感じられてどうにも苦手です汗

 

朋友では、専任の社員講師が手分けして、生徒の志望校になりそうな学校の塾対象説明会に極力参加して、正確かつ最新の情報を収集するように努めています。

そして、そこで得た情報を父母会面談等で直接お伝えしています。私たちの仕事は生徒を教えることだけではないと考えているからです。その一部にはなりますが、こうして校舎ブログクローバーとして報告しているんですね。

実は私自身も1年間に10~15校くらいの塾対象学校説明会に参加しているんですよ。もちろん私以外の先生方も同様ですけどねニコニコ

 

 

 

さて、今回はオンラインによる『法政大学中学・高等学校』の塾対象学校説明会があったのでその報告になります。

一般的には私立大学において『早慶上理』に次ぐランクにあたる、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の6大学の総称)の付属校の一角を占め、中学入試でも高校入試でも大学付属を志望する受験生に人気の学校です。

 

ただ、その人気に昨年の入試で大きな影響を及ぼした学校がありました。

2026年4月から明治大学の系列校になることが決まった日本学園(世田谷区)の存在です。共学化とともに名称の変更も決まっています。『明治大学付属世田谷中学校・高等学校』です。通称『明大世田谷』になるってことですかね。なんか響きもいいですよね。

 

2029年度の大学入試から正式に推薦での明治大学への進学が可能となるため、中学入試では2023年度入試で入学した生徒からその対象となります。120名の定員に対して出願者数は延べ人数で実に1322名という人気ぶりでした。

この年の法政大学中学校の志願者総数が男女合わせて1290名だったので、それと比べてみてもその人気ぶりがわかっていただけるのではないでしょうかキョロキョロビックリマーク

 

法政大学中学校は、結果として昨年の2023年度中学入試では男子の志願者数総数を751名から530名と延べ人数で3割近く減らすことになりました。ただ、今年の男子の志願者総数は昨年から45名増えた575名だったので、日本学園の影響も少し落ちついたのかもしれません。

 

2024年3月卒業生238名のうち、法政大学への内部進学の資格を有していた生徒数は237名でした。(事前に送られてきた資料では234名となっていましたが、当日に訂正がありました)

卒業生が238名だったので、有資格者の占める割合は実に99.5%になります。他大学をあえて選択した生徒もいるため、実際に法政大学へ進学したのは208名でした。

昨年の資料でも有資格者の割合は97.4%でしたから、これは『普通に学校生活がきちんと過ごせていればそのまま安心して法政大学には進学できる』合格と言える数値ではないかと個人的には思います。

 

『大学の付属校なんだからそれって当たり前だよねうーんはてなマーク

って思われるかもしれませんが、付属校の内部進学率って実はとっても重要なことなんです。

例えば、さっき取り上げた『日本学園』も2026年から明大世田谷になるわけですが、現状では7割くらいが明治大学に行けるようにしたいということですから、少なからず意に反して行けない生徒も出てくるということになりますよね。

 

 

話は変わりますが、受験生にとっては入学後高校入試で3年間、中学入試だと6年間通うことになるわけですから、その間ずっと着ることになる制服スーツのことって結構気になりますよね。

法政大学中学・高等学校の制服は、法政カラーのオレンジと紺が基調のブレザータイプの品性とおちつきのあるデザインになっています。また、2022年からは制服選択制が導入されているので、女子はスカートとスラックス、ネクタイとリボンが選べるようになりました。まさに『制服のジェンダーフリー化』ですねニコニコビックリマーク

 

 

1、場所

 

①京王井の頭線『井の頭公園駅』下車、徒歩約12分

②JR線『吉祥寺駅』下車、徒歩約20分

③JR線『三鷹駅』より『久我山』行き京王バス約9分『西ヶ原』バス停下車、徒歩約4分

④京王井の頭線『久我山駅』より『三鷹』行き京王バス約10分『西ヶ原』バス停下車、徒歩約4分

 

 

 

2、本校がめざす教育

 

『自由と進歩』の校風のもと、『自主・自立』を育む。

 

 

《教育目標》

①日本国憲法が定める基本的人権を尊重し、平和で民主的な社会の形成に資する主権者を育てる。

②法政大学の校風として育まれた『自由と進歩』を体現する主体的で創造的な人間を育てる。

③豊かな知性と教養、健康な心と身体、思考力と判断力を有する人間を育てる。

 

 

3、大学付属校としての学び鉛筆

 

①『受験勉強にとらわれない』

 

クラブ活動、生徒会活動、行事の企画や運営など、自分の個性や興味を見極め、徹底的に自分が本当にやりたいことに全力を注ぐことができる。

 

②『他者や社会と関わる』

 

自分だけではなく仲間の主体性も尊重しながら、互いに夢の実現に向けて行動する。

 

 

 

4、カリキュラム虫めがね

 

◆中 学◆

 

『将来につながる基礎を身に付ける』 

 

 

《基礎学力の定着と信頼関係の構築》

①英・数・国の3教科に重点をおく

②国語→『読解と表現』

③数学→1・2年次は『代数』と『幾何』に分けて並行して学ぶ

④英語

中1→フォニックスで綴りや発音のルールを身に付ける

中2・3→『英語演習』の授業を展開し、『リーディング力』を伸ばす

 

 

◆高 校◆

 

『将来を見据えた授業内容』

 

《なりたい自分に向かって具体的に行動する》

 

①高校から新たに加わる約100名の生徒と、中学から内部進学する約140名の生徒が高1から混合クラスで学校生活を送る。

②高2で4単位、高3で8単位の必修選択授業を展開する。中には大学での学びの入門的なものもある。

 

 

 

5、付属校のメリット上矢印

 

高3『3学期プログラム』

大学でのスタイルを先取りして体験する『法政大学への進学が決定した生徒が取り組む2つの課題』

 

⑴『卒業論文(10000字以上)』か『卒業レポート(2000~3000字程度)』の作成

(2)指定単位以上の『特別講座』の履修

 

OB・OG講演会

法政大学中学高等学校(三鷹市)・法政大学第二中学高等学校(川崎市)・法政大学国際高等学校(横浜市)の付属3校から法政大学に進学した卒業生を各学部から招き講演してもらう。どんな夢や目標を持ち、大学でどんなことを学んでいるのか、そのために高校時代にどんなことが大切なのかなどをテーマになっているので、『なりたい自分』をイメージするための参考になる。

 

『高大連携プログラム』

法政大学のアイデンティティや教育目標を理解するための法政大学主催の様々なプログラムの実施。

 

 

進路情報室

高校卒業後の進路を決定していくにあたって、生徒一人ひとりに合わせてサポートできるように進路情報室を設置。法政大学の各学部の研究内容をはじめ、他大学入試に関する情報など、様々な資料や情報を生徒に提供している。

 

 

 

6、2024年入試結果

 

◆中学入試

 

 国語・算数→各50分・各150点満点

 社会・理科→各35分・各100点満点

 

 4科目合計500点満点

 

【第1回】(2月1日)

 

男子:受験者98名→正規合格者40名

   実質倍率2.45倍

 

女子:受験者134名→正規合格者50名

   実質倍率2.68倍

 

合格最低点→男子370点、女子374点

 

【第2回】(2月3日)

 

男子:受験者159名→正規合格者38名

   実質倍率4.18倍

 

女子:受験者205名→正規合格者43名

   実質倍率4.77倍 

 

合格最低点→男子343点、女子352点

 

【第3回】(2月5日)

 

男子:受験者135名→正規合格者18名

   実質倍率7.50倍

 

女子:受験者214名→正規合格者26名

   実質倍率8.23倍

 

合格最低点→男子373点、女子381点

 

※繰り上げ合格者

第1回→男女ともに0名

第2回→男子2名、女子4名

第3回→男子5名、女子3名

 

 

◆高校入試

 

《推薦入試(1月22日)》

 

国語・英語・数学→各40分・各100点満点

3科目合計300点満点の適性検査+個人面接 

 

【出願資格】

⑴本校を第一志望とする者

⑵在学する中学校の学校長が責任を持って推薦できる者

⑶公立高校に提出される成績一覧表の調査書評定9教科の単純合計が38以上であり、その教科評定の中に2以下がないこと

 

【入試結果】

男子:受験者45名→合格者22名

   実質倍率2.14倍

 

女子:受験者84名→合格者25名

   実質倍率3.36倍

 

 

※推薦入試不合格者が一般入試を再受験する場合は入試得点に20点が加算される優遇措置がある。

 

 

《一般入試(2月10日)》 

 

国語・数学→各50分・各100点満点

英語→60分・150点満点

 

3科目合計350点満点+内申による加算点

 

 

『加算点の内容』アップ

 

9科素内申

40以上→30点の加算

36~39→20点の加算

32~35→10点の加算

※推薦入試不合格者が一般入試を再受験する場合には別に20点の加算があるので、最大加算点は50点になる。

 

 

【入試結果】

 

男子:受験者118名→正規合格者40名

   実質倍率2.95倍

 

女子:受験者151名→正規合格者46名

   実質倍率3.28倍

 

※繰り上げ合格者→男子7名、女子14名

 

 

『内申点別合格者』サーチ

 

○9科40以上(加算点30点)

男子:受験者41名→合格者23名

   合格率→56.1%

女子:受験者80名→合格者35名

   合格率→43.8% 

 

 

○9科36~39(加算点20点)

男子:受験者45名→合格者12名

   合格率→26.7%

女子:受験者55名→合格者10名 

   合格率→18.2%

 

○9科32~35(加算点10点)

男子:受験者23名→合格者5名

   合格率→21.7%

女子:受験者11名→合格者1名

   合格率→0.9%

 

○31以下(加算点なし)

男女計14名が受験して合格者はゼロ

合格率→0%

 

一般入試においては内申点による加算優遇があるので、9科素内申31以下(加算点なし)で受験する場合、推薦入試からの再受験者で内申40以上の受験生とは持ち点で最大50点の差があらかじめついていることになります。

一般入試でこの差を逆転するのが、現実的には極めて困難であることを、上記の数値が物語っているのではないでしょうかキョロキョロはてなマーク

 

しかし、模試においては上記のような優遇措置があることは私立高校の合格判定には考慮されていません。

ですから、仮に模試で80%以上の合格判定が出たとしても、法政大学高等学校のような学校ではあまり意味を持たないと私は考えていますキョロキョロサーチ

 

 

こういったことは、入試に関する正確な情報を持っていることがいかに大事かということを表しています。そのために、朋友の先生たちは、可能な限り学校の塾対象説明会には参加するようにしているのですウインクキラキラ

 

 

星朋友では、少しでも正確で適切な学校情報及び入試情報を塾生や保護者に提供できるよう、現場で生徒を教えている正社員講師が、毎年いろいろな学校の塾対象説明会に足を運んでいます。

 

 

 

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