こんにちは。朋友清瀬校の山﨑です
今回は『三輪田学園中学校・高等学校』の塾対象学校説明会に参加して来ましたので、その報告をさせていただきます。
今春の入試では、朋友清瀬校から英検利用の入試で1名が合格
し、進学しています。
三輪田学園は1887年に創立されて以来130年を超える歴史と伝統を持つ女子校です。2024年大学合格実績は卒業生177名に対して、国公立大学+『早慶上理』+『GMARCH』+『医療系難関』=54名が現役で進学しており、難関大学・学部への現役進学率は30.5%だったようです。延べ合格者数ではなく、実際にどの大学に進学したかを表す進学者数及び進学率を重視しているそうです。
法政大学との高大連携により各学部2名で15学部最大30名まで進学できることになったこともあり、中学入試で人気になっている中学です。
2024年度入試では繰り上げ合格者は０でした。
《2022年～2024年の推移》
・応募人数 1180名→1685名→1924名
・受検者数 880名→1263名→1541名
直近の2年で、応募人数は1.63倍に、受験者数は1.75倍になっていることがわかります
ここで少し話題を変えましょう
女子校なので受験生は制服も気になりますよね。制服は生徒の意見も採り入れながら、『多様性』と『チョイス』をコンセプトにデザインされたものを採用していて、気温の変化に応じて調整が可能なバリエーションの豊富さと動きやすさが特徴になっているとのこと。ブレザーとスカート(チェック柄の3種のバリエーションあり)またはスラックス(紺色)着用。他に3色展開(グレー・アイボリー・紺)のニット・セーターとニットベストあり。夏服では胸に「M.G.」と刺繍の入った紺のポロシャツも選択可能になっています。
1、場所・アクセス 
東京都千代田区九段北3-3-15
[JR]中央線・総武線『市ヶ谷駅』下車徒歩約7分、『飯田橋駅』下車徒歩約8分
[地下鉄]有楽町線・新宿線・南北線『市ヶ谷駅』下車徒歩約7分、『飯田橋駅』下車徒歩約8分
2、教育理念 
『徳才兼備の女性を育てる』
3、校 訓
『誠のほかに道なし』
自分に対し、社会に対し誠実であり続けること。どのような状況下にあっても「今何をすべきなのか」を考え、そのときそのときに最適な対応力を誠実に模索していけば、必ず道は開ける。
4、三輪田の進路指導
①基礎学力の育成
○基本的な生活習慣・学習習慣の定着
・中1からの手帳指導
タスク管理と学習時間の三点固定
(起床時間・就寝時間・勉強時間)
・朝学習の充実
朝礼内の朝テスト→原則として毎日
○学習環境の整備
・MIWADA Learning Lounge(放課後学習システム)
・到達度テストとスタディサプリ(講義動画・課題配信)
○英語の習熟度別クラス
・英検取得級に応じたクラス分け(中学)
・Super English コース(高校)
②人間力の養成
○探究学習
・中学MIWADA-HUB(教科の特性を活かして)
・高校MIWADA-LAB(教科の枠を超えて)
○論理的文章の指導
・中3からの小論文指導
・高校での小論文模試と志望理由書作成
○様々な課外活動への参加
・海外研修
中3→カナダ
高1→イギリス
高2→マルタ
・多様な「他者」との交流
模擬国連・Blue Earth Projectなど。
③希望進路の実現へ
○多彩な進路イベント
・外部コンテンツによる指導
模擬講義・夢ナビなど
・卒業生の協力
職業インタビュー
「10年後の私」
○入試学力の養成
・高2・高3の多彩な演習科目
・放課後・長期休業中の補習
○きめ細かな進学指導と高大連携の拡充
・年2回の個人面談、志望校検討会議、論文指導担当制度
・法政大学に加え、東京女子大学・津田塾大学との高大連携がスタート
5、法政大学との高大連携
①協定校推薦
・法政大学15学部へ最大30名が推薦入学可能
・一定の評定基準・条件あり
②高大連携講座
・協定校推薦希望者は原則として受講
・高3対象に週1回50分×12回で1学期の放課後に実施
③特別聴講制度
・大学がオンデマンドで開講する講座を聴講
・協定校推薦希望者以外も聴講可
(法政大学進学者は単位認定)
・データサイエンスに関する基礎知識・技術の習得
6、入試結果
①2月1日(午前)
【2科】受験者44名→合格者10名(倍率4.4倍)
【4科】受験者243名→合格者67名(倍率3.6倍)
合格最低点→141点(200点満点)
②2月1日(午後)→2科のみ
受験者485名→合格者159名(倍率3.1倍)
合格最低点→142点(200点満点)
③2月2日
【2科】受験者40名→合格者7名(倍率5.7倍)
【4科】受験者290名→合格者61名(倍率4.8倍)
合格最低点→141点(200点満点)
④2月3日
【2科】受験者48名→合格者6名(倍率8倍)
【4科】受験者248名→合格者47名(倍率5.3倍)
合格最低点→138点(200点満点)
《合格判定方法》
【2科生】国語・算数の合計点(200点満点)
【4科生】4科の合計点(300点満点)÷1.5の200点満点と2科の200点満点の高い方を採用
※国語の合格者平均点が88.5点ということなので、国語が苦手だとよほど算数ができなければ厳しい入試になりそうな感じがします。
7、英検利用入試
《判定方法》
英検級による英語みなし点
・英検4級(かつCSEスコア1000点以上)
→70点
・英検3級→80点
・英検準2級→90点
・英検2級以上→100点
に加えて、国語・算数のどちらか高い方の合計200点満点
《2023年～2024年の推移》
・応募人数
2月1日 34名→68名
2月2日 57名→103名
・受験者数
2月1日 31名→65名
2月2日 31名→63名
・合格者数
2月1日 27名→37名
2月2日 23名→37名
・実質倍率
2月1日 1.15倍→1.76倍
2月2日 1.35倍→1.7倍
・2024年入試の合格最低点
2月1日→144点 2月2日→144点
8、2025年度入試
【第1回】
2月1日(午前)→60名募集
2科(国語・算数)・4科(+社会・理科)
国語・算数→各45分・各100点
社会・理科→各25分・各50点
【第1回】
2月1日(午前)→10名募集
英検利用+国語・算数の得点の高い方
【第1回】
2月1日(午後)→25名募集
2科(国語・算数)→各45分・各100点
【第2回】
2月2日(午前)→40名募集
2科(国語・算数)・4科(+社会・理科)
国語・算数→各45分・各100点
社会・理科→各25分・各50点
【第2回】
2月2日(午前)→10名募集
英検利用+国語・算数の得点の高い方
【第3回】
2月3日(午前)→25名募集
2科(国語・算数)・4科(+社会・理科)
国語・算数→各45分・各100点
社会・理科→各25分・各50点
9、変更点
《合格判定方法》
①合格者数の上位8割
【2科生】
国語・算数の合計点(200点満点)
【4科生】
(1)2科の合計点(200点満点)
(2)4科の合計点(300点満点)÷1.5 (200点満点)
※⑴・⑵のどちらか高い方の得点を採用
② ①を除く2割
4科受験生の中から4科の合計点(300点満点)で得点順に判定
《英検利用方式》
①受験資格が、2021年度以降の英検3級以上の取得者になる。
②英検級による『英語みなし点』の変更
英検3級 80点→75点
英検準2級 90点→85点
英検2級以上 100点
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