今日は授業の2時間前に出勤した。
文法テストの作成、要約文の添削、教材の用意などに充てるつもりだったが、
すべて生徒対応と教室管理に食われた。
教室長は面談中。
これが無駄に長い。
本来ならこれと並行して、来塾した生徒に声掛け、ブース案内、授業スケジュールの調整、電話対応もろもろをこなさなければならない。
だが事実上保護者を放置しこれらの対応に回るのも失礼極まりない。
そうした場合、代行管理者を設置するよう各教室に予算が割り当てられている。
どうやらそれを使い果たしてしまったらしい。
故に無給で動いた、その二時間。
「お前が勝手に好きで動いたんだ。」
そう言われようと怖くない。
証人は今日いたすべての講師、生徒さんである。
この曜日は週の中でもとりわけ授業が多く組まれている。
18時19時はブースを埋め尽くすほどだ。
その他に自習で来る生徒さんもいる。
座る場所が無くて困っている生徒さんがあらわれないよう、講師がうまく座席指示をしなければならない。
そこは時期エースと見込んでいる小坂先生が積極的に動いてくれている。
教室全体を見れる講師は、やはり育てなければならない。
この日はなぜか電話が多かった。
振替、欠席連絡、授業日時の調整希望など。
結局自分が授業に入る直前まで管理業務に追われた。
その後MAX22時までぶっ通し授業。
現代文の問6の内容一致問題の解説中。
ここは何とか終えたいと思っていた矢先、
「ちょっと!」
あいつが教室のドアから顔をこちらへ戻す。
「見せて下さい。」
やはりto do リストを出さずに帰ろうとした。
見つかったか、と諦めたかのような、また面倒くせーなと言わんばかりの表情で
荷物を机に下ろした。
授業中だった生徒さんには本当に申し訳ないことだが、板書の見直しをして
待ってもらい、あいつ自習状況のチェックにまわった。
「見せて。」
「あれ、どこ行ったっけ?俺持ってないかも。」
「え!?」
「藤原先生に出した。」
今日は振替授業で藤原先生が来てくれた。
日本史の計画をあいつといっしょに立てて下さった。
本当なら、大学受験生なら、いや高校生でも
自分でやることは自分で決められるようになってほしいのだが。
ただ優先順位がわからない場合はぜひ講師を利用してほしい。
あいつの場合、英語なら単語・ネクステ。
その二語が勉強を意味するらしい。
こんなんじゃ志望校には到底届かない。
範囲もやり方もこちらが指示しなきゃ密度の濃い勉強は不可能だ。
ロッカーの中からto doリストを探す、が
「やっぱあった。」
「なんだよ・・。」
最近、いやここ数ヶ月だろうか。
こんなやりとりがよくある。
to doリストの用紙だって大量に印刷して渡したのに、
前回の日本史の授業があった際にも、用紙が無いと言っていると言い、
藤原先生が別の生徒さんの授業中であった私のところまでやって来た。
その時に自習計画を立てる必要があったため、授業を中断し印刷に回った。
だが今日、to doリストの残部を聞きに行ったところ
「いらない。だってもう2回もくれたじゃん大量に。」
とつっぱねやがった。
なんだが、藤原ちゃんのことおちょくってんじゃねーかと思い、
自分自身もふりまわされてるよーな気がするのだが気のせいだろうか。
悩みや不満を自分で抱えることができず、
他人の時間を奪っては
解決を望むことはしなかった。
これは子供の感情なのかもしれない。
あいつと喧嘩した。
他の講師にも伝わるほど険悪な空気が漂っている。
生徒さんとこんな状況になったのは初めてだ。
信頼関係ができている、そのことに自信が持てていたからこそ厳しく接したのかもしれない。
「帰るの?」
荷物を片付け出すあいつ。まだ21時半ではないか。
ただでさえ今日は遅く来たのに。
「頭痛い。」
「我慢できないの?」
「うん、ここらへん痛い。」
左のこめかみを指差すあいつ。
「肩こりじゃないの?」
なんて返していいかわからず、とりあえざずとぼけてみる。
「これは?」
「預かっておいて。」
模試の問題と解説。日本史はこれらの復習をする宿題が出ていたのでは?
「どうやって勉強するの?」
「あ、そうだ。」
あいつが手を差し出す。
渡すつもりはない。
「今やればいいじゃん。30分あるんだし。」
あいつが立ち上がる。
「ほんっとうにやばいの。」
切れ気味に言うが、こちらは動じない。
「そう。」
引き止め材料を手渡した。
「さよなら。」
またふてくされモードで帰っていった。
自習チェックをし忘れた。失態だ。
あとから思い出したが。
そんなこんなで帰り道は一人荒れる。
いつもなら居酒屋に直行する気分。
だがスーパーでワインとパンとスモークサーモンを買い込む。
週末くらい贅沢させてと自分に言い訳しつつ。
今日は、早く、といっても23時前だが、
帰って一人反省したかった。
明日一日は仕事のこと、あいつのことを考えずに過ごしたい。
他人の時間を奪っては
解決を望むことはしなかった。
これは子供の感情なのかもしれない。
あいつと喧嘩した。
他の講師にも伝わるほど険悪な空気が漂っている。
生徒さんとこんな状況になったのは初めてだ。
信頼関係ができている、そのことに自信が持てていたからこそ厳しく接したのかもしれない。
「帰るの?」
荷物を片付け出すあいつ。まだ21時半ではないか。
ただでさえ今日は遅く来たのに。
「頭痛い。」
「我慢できないの?」
「うん、ここらへん痛い。」
左のこめかみを指差すあいつ。
「肩こりじゃないの?」
なんて返していいかわからず、とりあえざずとぼけてみる。
「これは?」
「預かっておいて。」
模試の問題と解説。日本史はこれらの復習をする宿題が出ていたのでは?
「どうやって勉強するの?」
「あ、そうだ。」
あいつが手を差し出す。
渡すつもりはない。
「今やればいいじゃん。30分あるんだし。」
あいつが立ち上がる。
「ほんっとうにやばいの。」
切れ気味に言うが、こちらは動じない。
「そう。」
引き止め材料を手渡した。
「さよなら。」
またふてくされモードで帰っていった。
自習チェックをし忘れた。失態だ。
あとから思い出したが。
そんなこんなで帰り道は一人荒れる。
いつもなら居酒屋に直行する気分。
だがスーパーでワインとパンとスモークサーモンを買い込む。
週末くらい贅沢させてと自分に言い訳しつつ。
今日は、早く、といっても23時前だが、
帰って一人反省したかった。
明日一日は仕事のこと、あいつのことを考えずに過ごしたい。
今日は13時に出勤した。
無事開室していることを確認し、近くの喫茶店で一服。
珍しく新聞なんか読んでみる。
今日は現代文の授業が2コマ、忙しくはない方だ。
おかげで念入りに準備ができた。
手探り状態だったこの教科。
現代文のプロに2週間でなる、3流現代文講師を目指すと宣言していた時期があった。
当初より時間はかかったものの、設問の間違い選択肢の切り方、その際に提示する具体例の紹介に苦戦することはめっきり減った。
3流に達せているかはわからないが。
場数とはおそろしいものである。
やはり授業をやることでしか、授業はできるようにならない。
ただそれは夏期講習期間のおかげ。
犠牲になったのはあいつかもしれないが。
アイスコーヒーを胃に流し込んだ後に教室入りしたが、
あいつの姿はなかった。
無事開室していることを確認し、近くの喫茶店で一服。
珍しく新聞なんか読んでみる。
今日は現代文の授業が2コマ、忙しくはない方だ。
おかげで念入りに準備ができた。
手探り状態だったこの教科。
現代文のプロに2週間でなる、3流現代文講師を目指すと宣言していた時期があった。
当初より時間はかかったものの、設問の間違い選択肢の切り方、その際に提示する具体例の紹介に苦戦することはめっきり減った。
3流に達せているかはわからないが。
場数とはおそろしいものである。
やはり授業をやることでしか、授業はできるようにならない。
ただそれは夏期講習期間のおかげ。
犠牲になったのはあいつかもしれないが。
アイスコーヒーを胃に流し込んだ後に教室入りしたが、
あいつの姿はなかった。