濡れてないだろうか。
ワンコール
ツーコール
・
・
・
セブン…
「もしもし、お待たせしててすいません」
「いやいや、なんも、急にごめんね、エヘヘ」
やけに明るい。このバケツをひっくり返したような雨の夜に、お前は太陽の男かよ
「あ、傘もってますか?」
「お、おお持ってる。もってる。」
〈よかった…〉
「よかったー、駅降りてから濡れてるんじゃないかって心配で…。」
「おお、ありがとありがと、だいじょぶよ。」
商店街をドンキに向かって突き進む。
え…奴がいない。いつもの黒くて輝いたツラが見当たらない。夜だから?
ますますドンキに接近する。
携帯を持った男。
傘で顔隠れたその男、
「おう。」
スーツ着てるしなんで!?
奴発見。
ワンコール
ツーコール
・
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セブン…
「もしもし、お待たせしててすいません」
「いやいや、なんも、急にごめんね、エヘヘ」
やけに明るい。このバケツをひっくり返したような雨の夜に、お前は太陽の男かよ
「あ、傘もってますか?」
「お、おお持ってる。もってる。」
〈よかった…〉
「よかったー、駅降りてから濡れてるんじゃないかって心配で…。」
「おお、ありがとありがと、だいじょぶよ。」
商店街をドンキに向かって突き進む。
え…奴がいない。いつもの黒くて輝いたツラが見当たらない。夜だから?
ますますドンキに接近する。
携帯を持った男。
傘で顔隠れたその男、
「おう。」
スーツ着てるしなんで!?
奴発見。
心地好いほど勢いがある大雨だった。
すべてを洗い流してくれるような潔さが好きだ。
奴はもう着いたらしい。
化粧水のパックをはがし、乳液をなじませる。
ヘアターバンをとり、ボサボサロングにキャップをかぶる。
「デートなんかごめんだ」
なるべく気が抜けたようで、かつだらしなくないファッションを心掛けた。もちろんすっぴんのままで行ってやる。
ただただ酒が飲みたかった。
「傘もってんのかな?」
しっかりセットした髪型が雨で無残に破壊され、ドン・キホーテの前で縮こまってる奴の姿が想像できた。酒盛りの前のローテンションだけはごめんだ。
「早く傘入れてやんないと、」
走る必要があったから、仕方なく唯一のペタンコ 靴である新品のエスニックサンダルを履いて部屋を飛び出した。
繁華街に向かって走る、そして容赦無く濡れる足。奴に電話した。
すべてを洗い流してくれるような潔さが好きだ。
奴はもう着いたらしい。
化粧水のパックをはがし、乳液をなじませる。
ヘアターバンをとり、ボサボサロングにキャップをかぶる。
「デートなんかごめんだ」
なるべく気が抜けたようで、かつだらしなくないファッションを心掛けた。もちろんすっぴんのままで行ってやる。
ただただ酒が飲みたかった。
「傘もってんのかな?」
しっかりセットした髪型が雨で無残に破壊され、ドン・キホーテの前で縮こまってる奴の姿が想像できた。酒盛りの前のローテンションだけはごめんだ。
「早く傘入れてやんないと、」
走る必要があったから、仕方なく唯一のペタンコ 靴である新品のエスニックサンダルを履いて部屋を飛び出した。
繁華街に向かって走る、そして容赦無く濡れる足。奴に電話した。