結局3時過ぎまで一緒に過ごした。
いろんなことを話した。
日本経済、就活、電力、発展途上国の貧困、知事選、低所得にならざるをえない現状、DQN企業でバイトしたこと、あとはそれぞれの地元のおいしいものについて言い争ったり(笑)。
熱っぽく語る奴。
大声で共感する私。
じゃがいもを馬鹿にする奴。
さらに大声で反論する私。
〈この人、深いとこまで考えてる…〉
話を聞いている中で、奴みたいな人間には、大学に来なければ出会えなかっただろうな、と思うばかりであった。
また、奴も私もかつてはバンドマンだった。さらに意気投合し、店を出て、カラオケでふたりしてネガティブロックに浸り、帰ろうとしたら、
「送っていくよ」
〈まだ女の子扱いかよ〉 そうは思っても、カラオケの延長料金を除いては、ご馳走して頂いた身だ。断るのも失礼だと思い、奴の好意を受け入れた。
〈ヤバイ、家にウィスキーしか無いし〉
蒸し暑い店内。節電のせいもあって、空調を控えめにしているのか?それとも店内の熱気のせいか?野球のTV中継で盛り上がっている。
日本語、関西弁、中国語、アメリカ・イギリスそれぞれの英語、そして私の地元弁、様々な言語が飛び交っている。
バドワイザーを追加注文する。
額に汗をかいた奴が、恥ずかしそうに目を反らし、紙ナプキンを一枚とった。
高温多湿なアジアでスーツを着ていろとはむちゃぶりだ。こちらに来てからなおさらそう感じる。
そして顔全体の汗をナプキンで拭った。
〈なんも恥ずかしがらんくていいのに、男女が一番近くなったら、どうせ互いに汗まみれになるべさ〉
「あーーー、ひっついてるー!」
即座のつっこみ、最大限の屈託のない笑顔。
「え…?」
赤面する奴。
紙ナプキンがコメカミの横にくっついたままだった。おおっぴらに指摘してやることで、ざっくばらんに付き合える人間だよってことを伝えたかった。
女だからってエスコートなんて求めない。男友達に接するように付き合って欲しかった。
〈かっこつけなくていいのに〉
ただ二歳年下のその男が、疲れてる中わざわざ私を誘ってくれて、楽しませようと頑張ってくれている。また、それで空回るのがかわいらしい。
〈チャラ男じゃないな…〉
フィッシュ&チップスを元気よく頬張る奴を見て、その中に小さな男の子の姿を見出だした。
日本語、関西弁、中国語、アメリカ・イギリスそれぞれの英語、そして私の地元弁、様々な言語が飛び交っている。
バドワイザーを追加注文する。
額に汗をかいた奴が、恥ずかしそうに目を反らし、紙ナプキンを一枚とった。
高温多湿なアジアでスーツを着ていろとはむちゃぶりだ。こちらに来てからなおさらそう感じる。
そして顔全体の汗をナプキンで拭った。
〈なんも恥ずかしがらんくていいのに、男女が一番近くなったら、どうせ互いに汗まみれになるべさ〉
「あーーー、ひっついてるー!」
即座のつっこみ、最大限の屈託のない笑顔。
「え…?」
赤面する奴。
紙ナプキンがコメカミの横にくっついたままだった。おおっぴらに指摘してやることで、ざっくばらんに付き合える人間だよってことを伝えたかった。
女だからってエスコートなんて求めない。男友達に接するように付き合って欲しかった。
〈かっこつけなくていいのに〉
ただ二歳年下のその男が、疲れてる中わざわざ私を誘ってくれて、楽しませようと頑張ってくれている。また、それで空回るのがかわいらしい。
〈チャラ男じゃないな…〉
フィッシュ&チップスを元気よく頬張る奴を見て、その中に小さな男の子の姿を見出だした。
「へーー、フリーターだったんだー。」
ミックスナッツをかじりながら奴が返す。ビー玉みたいな目が暗い店内でも透き通ってるのがわかる。
「お待たせしました。」
店員が酒を運んできた。
私のギネスを奴の方に置く。そして手元に、ピーチサワーが差し出された。
「フッ」
店員が去ってたのと同時に、互いに苦笑い。
さっき置かれたグラスを交換しあう。
「就活説明会お疲れ様です!」
奴のグラスの下手に、自分のギネスをあてた。
ミックスナッツをかじりながら奴が返す。ビー玉みたいな目が暗い店内でも透き通ってるのがわかる。
「お待たせしました。」
店員が酒を運んできた。
私のギネスを奴の方に置く。そして手元に、ピーチサワーが差し出された。
「フッ」
店員が去ってたのと同時に、互いに苦笑い。
さっき置かれたグラスを交換しあう。
「就活説明会お疲れ様です!」
奴のグラスの下手に、自分のギネスをあてた。