午後5時5分には社員はいない | NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHKの英会話番組講師でもある木下和好が英会話上達のイロハを余すところなくお伝えしていきます。

アメリカの大学院を終えた直後、ボストンの企業から声がかかり、分野違いの仕事に就いた。そこに3年間務めることとなったが、色々な体験をすることが出来た。アメリカでは、従業員は会社人間ではなく、1日の内8時間を会社に買ってもらうという感覚がある。その8時間以外は自分の時間ということになる。この点上司の顔色を伺いながら、なかなか帰宅出来ないでいる日本の社員とは異なる。私が勤めていた会社は午後5時までだったが、私の上司は午後4:30以降は新たな仕事をやり始めることはなかった。彼の口癖は “The first thing tomorrow(明日最初に)”であった。午後4:45 になると女性従業員達は次々とトイレに行き始める。戻って来た時には皆お化粧直しが終わっている状態だった。そして誰かが “Five o’clock!”と叫ぶと、すぐさま出口に向かって行列が出来、5時5分過ぎには本部長とほんの一握りの人しか残っていない。これが毎日の光景だった。仕事仲間で一杯やるということは皆無であった。5時からは誰にも束縛されてはならない自分の時間であるからである。

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