oasisのsupersonicという
ドキュメンタリー映画をやっと
見れた。
鳥肌が立つ瞬間が沢山あった。
とは言っても、この作品で
切り取られているのは
結成〜1996までのいわゆる
絶頂期までの記録。
2日間で25万人を動員した
ネブワースのライブまでだ。
(このライブには250万件応募が
あったらしい。笑っちゃうね!)
本人たちは、これについて
どうせなら俺たちが解散に
至るまでの終わっていく
ところまで映せばいい 的な
潔い発言もある。
そう言った所も好きだ。
ノエルもリアムは今も尚
ソロでアルバムを出してるし、
ちゃんと今の音楽シーンを生きてる。
それは、過去の栄光に溺れる
老害にはなりたくねぇという
意思が垣間見れる。
しかしまぁそれは置いといて、
僕はとにかく感動した。
中学生の頃、
洋楽ってなんかムズいし
よくわからん!
(歌謡的なAメロBメロサビという
定義があまり無いので)
とずっと聴かず嫌いをしていた訳ですが
oasisだけは、懐にスッと入ってきた。
メロディラインが歌謡チックなのと
他の洋楽に比べてAメロ、サビ
という、セクションの切り替わりが
分かりやすい音楽だった。
なにより、リアム・ギャラガーの声と
ノエル・ギャラガーの書くメロディが、
半端なく良かった。
それ以来、十代が終わるまでは
自分にとってoasisは
唯一洋楽で好きなバンド だった。
ギャラガー兄弟は
とにかくビッグマウスで、
まぁ口が悪い。あと仲が悪い。
(解散理由も、結局兄弟喧嘩やしな。)
でも作中では意外や意外、
腕相撲してるシーンや
リアムがノエルにキスするシーンが
あったりと、ほっこりする場面が
いくつかあった。
しかしまぁ口が悪い。笑
インタビューの際にも、
1つの会話にファックという
ワードを10回くらい使う。笑
でも、不思議なのは
oasisには人々を毛布で包むような
優しい曲が多い。
パンクバンドなら辻褄があうけど、
どうにも言動と楽曲の乖離が凄い。
何故なのか。
ノエルは繊細なんだろうなと思う。
口が悪かったり態度がでかかったり
するのはある種の虚勢的一面で、
本当は頭の中で色々考えて
人の気持ちを沢山忖度してきたんだろう。
じゃないと、あんな曲は書けないよ。
まぁ当人曰く、
3rdまでの曲は全部ラリって書いた曲
って言ってたけど。笑
でも、メロディ1つとっても
歌詞の端々にも感じられる
包容力とっても、
ただのアウトローな怖いやつには
到底出せないものなのだと思う。
僕はノエル繊細説を信じる。
このドキュメンタリーでは、
いかにギャラガー兄弟が
ファン思いで、
母親を大切に思ってるかがよく分かる。
そう言った部分で
まともな人間性や可愛げ を感じられる。
そこが良いんだよな。
あまり知らない人でも
イントロ聴いただけで
あ、知ってる!と思うはず。
これとかまさしく、優しい曲。
まごう事なきノエルが書いた、名曲だ。
というか名曲が多過ぎる。
Don't Look Back in Anger
Live Forever
Wonderwal
これはインスタのストーリーにも
書いたけど、
当時ニルバーナが
I hate myself and want to die
(自分が嫌いだし死にたい)
と言う曲を書いた時に、
それに反発したノエルは
Live Forever
(永遠に生きる)
を作った。
これが俺の答えだっつって。
僕はニルバーナをそんなに
詳しくないからアレだけど、
やっぱり俺は生きたい、
生きていたい側だな。
とまぁ、洋楽とかあんまり
聴かないしなんか難しい
って人も多分oasisの楽曲は
快感指数に馴染むと思うので是非。