世界史上難攻不落の城 城塞都市カルカソンヌ | 鳳山雑記帳アメブロ版

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 フランス南西部、ピレネー山脈の裾野、北端あたりにあります。大西洋と地中海を結ぶ街道上に位置し交通の要衝です。その歴史は古く紀元前6世紀以降のガリア人に起源があるとも言われています。その後ローマの支配下に入り城塞都市として整備されました。要衝であるため争奪の対象となり508年にはフランク王国のクローヴィス1世が西ゴート王国に属したカルカソンヌを攻撃しています。

 

 725年、ピレネー山脈を越えてイスラム勢力が進出、カルカソンヌを奪取しました。729年カロリング朝フランク王国のピピン3世がようやく取り戻します。キリスト教の異端カタリ派の拠点となりアルビジョワ十字軍に攻囲された歴史もありました。その後もフランス王国、スペイン王国との間で攻防が繰り返されカペー朝のルイ9世(在位1226年~1270年)の時代に本格的築城されようやくフランス領として確定します。

 

 百年戦争にも耐え、1659年フランス王国とスペイン王国との間にピレネー条約が結ばれ国境が定まりました。これによりカルカソンヌは歴史的役割を終えます。その後は兵器と食料の貯蔵庫として使われ戦争とは無縁となりました。現在、モン・サン=ミッシェルに次ぐ観光名所となり多くの観光客を楽しませているそうです。私も一度訪れてみたいですね。