大変遅ればせながら、細田守監督のアニメ映画『サマーウォーズ』をテレビ放映で観ました。非常に面白かったです。細田守といえば『おおかみこどもの雨と雪』が一番だと思っていて、他の作品は観る気がしなかったのですが、『サマーウォーズ』は非常によくできています。
現在の視点からすれば、ガラケーでやりとりしていたり、設定の古さがあります。映画『マトリックス』シリーズからのパクリも感じられます。
しかし、アナログ的要素(旧家のしきたり、90歳のばあさんの人脈、ばあさんの遺言や励まし、田舎の親戚の協力)などと、アバターが行き交う仮想現実世界の戦いというデジタル的要素の融合が見事にできています。
長野県出身者からすると、旧家は、武田の家臣で徳川と対峙したということで、真田家がモチーフになっていると容易にわかります。また、高校野球の中継で、上田高校とか、佐久長聖高校とか松商学園高校など、実在の高校名が出てくるのも、懐かしさを覚えます。
同じくテレビ放送で『万引き家族』も観ましたが、樹木希林の演技はともかく、ひねりや面白みがいまひとつ欠けていました。この作品が国際的に評価される理由がイマイチわかりません。『ラルジャン』あたりとの親和性があるからでしょうか。
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