新居に住み始めてしばらく経ち、
日々の生活にも少しずつ「慣れ」というものが出てきました。

今回は、スミ家のこだわりが最も詰まった場所、
キッチン編をお届けします。

■ お金をかけただけの価値、大いにアリ!

まず大前提ですが…

キッチン、最高。ほんとに最高。

注文住宅の夢が消えたあと、
「せめてキッチンだけは妥協したくない!」
という二人の願いから、建売なのに大胆リフォームを敢行。

前の家は「IHが1口」という、
料理好きにとってはなかなかの縛りプレイ環境でした。

スミ妻は器用なので、
ひとつのIHで複数品同時進行という“高度な料理術”を使っていましたが、
私はもちろん無理。
担当の日は、料理に1時間・洗い物に1時間…という苦行。

それが、今では…

2口IHクッキングヒーターで、炒め物と汁物が同時に完成!
夢じゃない。文明の利器すごい。

作業スペースも広く、
まな板2枚置いても全然余裕。
調理がスムーズだから、
自然と料理の回数も増えた…気がします(たぶん)。

■ カップボード広すぎ問題(良い意味の悩み)

備え付けのカップボードは大容量で、
「収納力そのものがごちそう」みたいな存在。

前の家のカップボードは、
“隙間に押し込め!”スタイルだったのですが、
今は逆に…何を入れたらいいか分からない現象が発生。

「ここ空いてるし、何入れる?」「いや、むしろ何も入れるものがない」
といううれしい悲鳴。贅沢すぎる悩みです。

さらに、蒸気排出ユニットのおかげで炊飯器の湯気問題もゼロ。
蒸気で棚板が痛む心配もない。
総合的に見れば、本当に快適なキッチン環境です。

■ しかし盲点もあった…ごみ箱と高さの相性問題

ただし、良いことばかりでもありません。

蒸気排出ユニットが素晴らしい一方で、
その存在ゆえにカップボード下の高さが足りないという問題が判明。

その結果…

  • 置けるごみ箱 → 小さめサイズ限定

  • 予定していたパナソニックの生ゴミ処理機 → 高さでアウト

これは正直、想定外でした。

結局、背が低い別の生ごみ処理機を買うことに。
これはちょっと不便。小さなストレス。

ただ、収納の使い勝手そのものはいいので、
全体的な満足度を下げるほどではない…かな?

■ 流レールシンク、便利だけど意外と「汚れやすい」

クリナップの売りポイントである流レールシンク。
これは期待していましたし、実際、使い勝手はよいです。

ただし…

意外と汚れがすぐ目立つ。

水垢っぽいものがすぐ付くので、
使うたびに軽くスポンジでこする必要があります。

こすればすぐ落ちるし、
その後はスーッと流れていくので気持ちよくはあるけれど、
“メンテいらず”ではないですね。

むしろ、
「自動的にキレイになる」
みたいな幻想を抱いていた自分を反省。

■ セラミック天板、最強だけど硬さも最強

セラミックトップは本当に満足度が高い!

  • 熱に強い

  • 傷に強い

  • 汚れが付きにくい

  • 高級感が段違い

毎日の料理がホテルの厨房みたいな気分になります。

ただし……

硬い。とにかく硬い。

これ本当に硬いので、
ガラスのコップを落としたら一瞬で粉々コースだと思う。
まだ割ってはいないけど、絶対にいつかやる気がする。
(これはもう性格の問題)

手入れは極めて簡単なので、
総合的には大満足です。

■ ミーレは今日も元気。容量モンスターの本領発揮

そして我が家のスター、ミーレ食洗機。

やっぱり、洗浄力がとんでもない。
日本製のときには落ちなかった汚れが、
今はピッカピカ。

乾燥機能がついていないのはデメリット…のはずなんですが、
扉を少し開けておけば、自然乾燥で全然いける。

むしろ、
「前の日本製の乾燥は優秀だったなぁ」
と思いつつ、
それを補って余りあるほどの大容量・高洗浄力。

洗い物のストレスが激減しました。

独特のミーレ臭(俗に言う“ヨーロッパの香り”)も、
住んでいるうちに慣れてきて今は特に気になりません。

■ 総評:最高のキッチン。ただしちょっと個性派。

いろいろ書きましたが、
総合的には120点満点中、180点くらいの満足度。

  • 料理が早くなる

  • 片付けがラク

  • スペースが広くて動きやすい

  • 生活動線が整う

  • 気分がアガる

それだけで生活の質が爆上がりしています。

わずかな不便さはあれど、
「このキッチンでよかった」と毎日思っています。

新居の玄関の広さと使いやすさに毎日ニヤけているスミ家ですが、
今回はリビング・ダイニング編をお届けします。

■ 念願の「リビングにソファ」がついに実現

実は、前の家…「リビング」というものが存在しませんでした。
キッチンの横にダイニングテーブルがあって、そこが全て。
ソファを置くスペースなんて当然ない。

だから今回、
「リビングにソファを置ける」
というだけで、もうテンション爆上がり。

家具屋さんで何時間も座り比べて、やっと決めたあのソファ。
リビングに置いた瞬間、
「うわ…本当に家が広くなったんだ…」
としみじみしてしまいました。

ソファでゴロゴロしながらテレビを見る。
スミ妻が毛布にくるまってアイスを食べながら映画を見る。
その横で私がダイニングテーブルからその姿を眺める。
どれもこれも夢だった時間で、今はその夢の真ん中にいます。

■ ニトリのダイニングテーブル、想像以上に最高

家具選びのときにも書きましたが、
ニトリで購入したダイニングテーブルがとても良い。

セラミック天板の白〜ベージュ系の柔らかい色味。
椅子は軽くて動かしやすい。
掃除しやすいし、料理を運んでも映える。

ダイニングテーブルからリビングを眺めると、
ソファとテレビボードがちょうど良い距離感で置けていて、
家具が全部新しくなったことで統一感も出て、
なんだかワンランク上の暮らしになったような気がしてきます。

どれも高級家具というわけではないのに、
「自分たちが選んだ組み合わせ」だからこその満足感があるんですよね。

■ 15帖のLDでも、吹き抜けの開放感は想像以上

我が家のLDは15帖
最近の新築の中では標準的…いや、ちょっとコンパクトかもしれません。

でも、ここに吹き抜けがあるだけで世界が変わる。

上に空間が抜けているだけで、体感は20帖くらいあるような気がします。
昼間は太陽がさんさんと入り、照明がいらないくらい明るい。
開放感というのは、帖数じゃなくて“抜け感”なんだなぁと実感。

ソファの上で寝転んで空を見上げるような視界になる瞬間があって、
「この家を買ってよかったなぁ」と思うポイントのひとつです。

■ ただし、吹き抜けの“現実”も見えてきた

とはいえ、吹き抜けは夢だけじゃありません。

ここ最近、気温が下がってきて、朝晩はだいぶ寒い。
エアコンをつけても、
「あれ?思ったより暖まらないぞ…?」
と感じる瞬間が出てきました。

熱が上に逃げてしまうんですよね。
吹き抜けあるある。

さらに、
テレビの音が上に抜ける問題。

これは意外でした。
普通のテレビ音量だと、吹き抜けの上に抜けてしまい、
下では少し聞き取りづらい時がある。

音が散るイメージです。
このあたりは、今後スピーカーの配置などで対策しようと思っています。

■ 掃き出し窓の前が“空き地問題”

今のところ、掃き出し窓の前は広めの空き地。
これが最高に日当たりを確保してくれています。

でも、
「ここに家が建ったらどうなるんだろう…」
という不安もゼロではない。

一応、最低限の日当たりは確保できる設計になっているものの、
空き地マジックの明るさに慣れてしまうと、
つい期待しすぎてしまうんですよね。

とはいえ、これは新築あるある。
考えても仕方ない部分ではあります。

■ 前の家と比べると、すべてが“ご褒美級”

前の賃貸は、
・狭い
・暗い
・隣の部屋と距離が近い
・ソファを置くスペースなし
という、なかなかハードモードな間取りでした。

それに比べると今は、
広さ・明るさ・居心地すべてがパワーアップ。

朝起きてリビングに降りてくるだけでうれしい。
帰ってきてダイニングに座るだけでテンション上がる。
週末の昼間にゴロゴロできるだけで幸せ。

まだまだ改善点もあるけれど、
「この家を選んでよかった」
と胸を張って言える場所になりつつあります。

新しい家に住み始めて少し経ちました。
今回は、住み心地レポートの第一弾として 玄関編 をお届けします。

■ 圧倒的に広い玄関は、生活の「余裕」を生む

まず最初に断言できます。
玄関が広いって…めちゃくちゃ快適。

前の家の玄関は、正直ぎゅうぎゅうでした。
大人ふたり並んでなんて立てない。靴を脱ぐ順番で軽い渋滞(ふたりしかいないのに)。
買い物袋を持って帰宅した日は、もう大混雑スペース。

それが今の玄関は、
ふたりで並んで座って靴がはける。
これ、地味に革命レベルです。
座れるって、思った以上に生活の質が上がるんですよね。
ちょっとしたことなんですが、この「余裕」は本当に大きい。

■ 便利すぎる“ほぼ2WAY玄関”

玄関から入ると、
・洗面所へすぐ行ける
・そのままリビングにも入れる
という、軽い 2WAY動線 が採用されています。

これが生活で効きまくる。

帰宅した瞬間に「はい手洗い!」がすぐできる。
花粉の季節にもありがたいし、これから子どもができたときも絶対便利。

脱衣所に直結ではないのもポイントで、
“来客時に生活感を見せすぎないちょうどよさ”があって気に入っています。

■ 靴箱は変わってないのに、使いやすさは激変

意外だったのがこれ。
靴箱の大きさは前とほぼ変わらないのに、使いやすさが段違い。

理由は簡単で、
玄関が広いと、靴の出し入れにストレスがない。

狭い玄関だと、靴箱の扉を開けるだけで場所を取るし、
片方が靴を履いていたらもうひとりは立って待っていないといけないこともありました。

今はお互い自由に動けるので、取り出しも収納もスムーズ。
小さなことだけど、毎日の快適に跳ね返ってくる要素ですね。

■ 唯一の弱点:靴箱が“浮いてる問題”

一点だけ気になることがあります。

靴箱が“浮いてる”タイプなので、下の掃除がちょっとしにくい。

デザイン的にはめちゃ今どきでいいんですが、
・埃がたまりやすい
・モップが入るけど掃除しにくい
という点は少し気になるところ。

■ 玄関は「家の第一印象」

住んでみるとよくわかりますが、玄関って本当に大事。
家の第一印象が決まる場所でもあり、
日常のストレスを減らす場所でもあります。

広さ・動線・掃除のしやすさ
この3つでこんなに快適度が変わるのかと実感しました。