我が家の住宅ローン選びは、最初からネット銀行は選択肢に入れませんでした
金利の安さや手続きのスピードでは魅力もあるのですが、やはり何かあったときの相談や柔軟な対応を考えると、対面で話せる地元金融機関が安心だと判断したからです。

検討したのは2つの地元金融機関

最終的に候補に残ったのはこの2つ。

  1. 住宅メーカー経由で紹介された、地元の“二番手”銀行

  2. 私が事業をしている関係でツテのある、地元の信用金庫

この時点では、新築リフォームの費用や火災保険料など、正確な総額がまだ確定していませんでした。
とりあえずの目安として「5000万円まで借りられるかどうか」を確認することに。

気になる「9000万円」発言の裏側

実は、以前に注文住宅を考えていた頃、積水ハウスの展示場でこのような記事を書いたことがあります。

このころは注文住宅作る気だった

 

そこで営業さんから言われたのが、

「仮審査で9000万円まで借りられる可能性がありますよ!」

という言葉。

当時はそれが夢の数字のように響き、「どこのメーカーでも建てられるじゃん!」とテンションが爆上がりした覚えがあります。

でも、この金額はあくまで「最大限借りられる可能性のある額」であって、
返せるかどうかとは全く別次元の話ということに、あとになって気づいたんです。

仮審査は無事に通過しました

現実的には、建売やリフォームを含めた今回のローン額は5000万円前後が上限。
「注文住宅のときのように評価が振り切れるか不安…」と内心ドキドキでしたが、
どちらの金融機関も仮審査は無事に通過しました。
ほっと一息です。

最終判断は“金利”で決定

その後の比較ポイントはシンプルでした。
より条件がよく、金利の低かった信用金庫を選び、次はいよいよ本審査へ。

新築戸建てを購入することになったスミ家。
建売住宅とはいえ、せっかくのマイホームです。

「費用は抑えつつも、こだわるところにはとことんこだわりたい!」

——そんな思いから、ちょっと珍しい選択をしました。

それは、「キッチンのリフォーム」

どうやら、新築で建売を購入してすぐキッチンをリフォームするという人は少数派らしいのですが、私たちにとっては絶対に譲れない部分でした。

過去の流れをちょっとだけおさらい

そもそもの始まりは、注文住宅を検討していたときのこと。
クリナップのステディアのキッチンがとても魅力的で、「このキッチンを使いたい!」という気持ちはずっと変わらず持っていました。

その後、注文住宅の建築は一時断念。
でも「ステディアの夢」は諦めきれず、建売住宅に導入リフォームをする方向で進めることに。

ショールームにも足を運び、セラミックトップ・ミーレの食洗機・90cmの高さ・カップボード・洗エールのレンジフードなど、仕様を吟味。

建売でも、“自分たちらしいキッチン”を叶えるための作戦を、少しずつ進めてきたのでした。

相見積もりをとることに

リフォームといえば、やっぱり気になるのは金額と信頼感

そこで、今回は2社から相見積もりをとることにしました。

  • ひとつは、建売住宅を販売した住宅会社のグループ企業(建築もリフォームもやっている)

  • もうひとつは、妻の実家のリフォームを手がけた会社

両者に事情を説明し、希望のキッチンリフォームについて見積もり依頼。

このとき、私たちのこだわりポイントとして伝えたのが、

全部新品にしなくてもいいから、使える部分は活かしてほしい」ということ。

これは、予算面もありますし、まだ新しい設備を無駄にしたくないという思いもありました。

キッチンの答え、出ました。

そして出そろった2社の見積もり。

最終的に選んだのは、妻実家のリフォームを請け負った方の会社でした。

理由はシンプルで、こちらの会社は、使える既存の設備を活かしながら、希望をきちんと組み込んだ提案をしてくれたから。

  • 「こだわり」はしっかり反映

  • 「使えるもの」は残してコストを削減

  • そして何より、「信頼できる」という実感

——この3つが揃っていたのが決め手でした。

「わが家」が、また一歩近づいた

この決定によって、「この家は私たちの家なんだ」という実感がまたひとつ深まりました。

注文住宅のように、一から全部選ぶことはできなかったけれど、
“建売”+“自分たちのこだわり”というスタイルで、
ちゃんと“オリジナル”にしていける手応えを得られたのは、大きな一歩。

リフォームはこれから始まりますが、
「やっぱり、ここにしてよかった」と思えるような家に、少しずつ仕上げていきたいと思います。

注文住宅の道をいったん断念し、建売住宅の購入を決断した私たちスミ家。
販売会社さんにその旨を伝えると、すぐに仮契約の案内がありました。

仮契約、そして「手付金」

仮契約書の確認とサインを済ませ、あわせて本契約までに手付金を支払うこと、そして引き渡し日の確認が行われました。

「早ければ引き渡しは1か月後ですね」
えっ、そんなに早いの??

思っていた以上にスピード感のある展開に、内心かなりあたふた。
注文住宅のときは「1年後」なんて言われていたので、あまりのギャップに少し戸惑いもありました。

でも、手付金を支払ったことで、いよいよ「本当に買うんだ」という実感が湧いてきました。
あぁ、ここから怒涛の日々が始まるんだなと——。

そして本契約へ

仮契約から約1週間後。
本契約の日がやってきました。

必要な書類と実印を持参し、販売会社の事務所へ。
この日はとにかく「サイン」と「押印」の連続。
まずは長い重要事項説明を受けてから、契約書へのサインと押印を何度も繰り返します。

不動産契約って、書類の山。
そして同じような名前の書類が多いので、集中力も使います。

「いよいよこの家が自分たちのものになるんだな」
そんな実感が、少しずつ湧いてくると同時に、
やるべきことの多さにクラクラしてきました(笑)

新築リフォームのタイミングは?

この日の本契約で、以前から気になっていたリフォームのタイミングについても確認。
今回、建売住宅を購入するとはいえ、キッチンを中心に一部リフォームを予定している我が家。

このリフォームは、「引き渡し後に工事」というかたちになるそうです。

つまり、引き渡し=即入居というわけではない。
これは逆にありがたい話で、引っ越しや各種手続きも、ある程度落ち着いてできる見通しになりました。

決めるべきことは、まだまだある

とはいえ、引き渡しまでの日数は1か月ほど。
「時間がある」と思っていたのに、意外とないんじゃ…?という焦りも少し。

ネットの開通、ライフラインの契約、引っ越し業者の手配、家電・家具の購入、保険の手続き…
そう、決めること、山のようにあります。

それでも、やっと「我が家」が決まり、心の底ではちょっとホッとしているのも本音です。

ここからは、“住む家”を“暮らす家”にしていく準備。
マイホーム生活、いよいよスタートに向けて走り出しました。